苦楽の彼岸 山あるき 森あるき

こんにちは!umebocです。
主に近畿の山々をうめ子と2人で歩いています。

2011年12月23日(金)【天ヶ森(京都北山)】 其の二 完

2012-02-17 | 京都周辺エリア
【2011年12月23日(金)天ヶ森(京都北山) 其の一】

いくたびも雪の深さを尋ねけり (正岡子規)

病床の正岡子規、起きて雪を眺めることはできないが、
どれくらい雪が降っているのか、どれくらい雪が積もっているのか、気になってしかたがない。
雪と聞いただけで、心が逸る。

------雪国の人には申し訳ないが、ボクたちにとって、雪とはこういったものだ。
雪の山歩きは疲れるが、別格の楽しさがある。

百井別れのバス停から1時間かけ、百井の集落へ。
そこからまた、林道を通りここまで来た。




10時39分、林道脇に鉄柱があった。
そこから5分ほど歩き、天ヶ森(ナッチョ)への取り付に入る。




10時43分 ナッチョ(天ヶ森)取り付

少し奥まった所にある道標を見逃さず、ナッチョへと向かう。






鬱蒼と茂った木々に雪がどっさりと積もり、低く垂れ下がっている。
細い山道を四苦八苦しながらも突き進む。





時たま見かけるナッチョへの小さな道標に安堵する。

















足下の悪い山腹を、トラバースして歩く。
前を行くうめ子に追いつくため、ザクザクと急ぎ足で歩く。





-----ズルリ。と足下の地面が崩れた。
雪と土塊が斜面を傾れ落ちる。ザザッザザザ。

危うく急斜面を滑落するところだったが、大げさに尻餅をつき事なきを得た。
すでにうめ子の姿は見えない。ひとり立ち上がり、ポンポンと汚れを落とす。

-------こういう場所では、足がでかいと損じゃないだろうか?


11時00分、分岐なのだがテープが目印としてあるだけで分かりにくい------を右へ、南方向に進む。



11時08分 獣避けネット

獣避けネットに沿って歩く。





獣避けネットを跨いでも、跨がなくても、山頂はすぐそこにある。





11時15分 ナッチョ(天ヶ森)山頂  山頂360°写真(Photosynths、iPhoneにて撮影)

比較的広い山頂。展望は望めなかったが、とにかく雪だ。それだけで満足だ。
いそいそとiPhoneを取り出し、Photosynths(パノラマ撮影)にて山頂を360度撮影。


ほどよく平坦な場所を確保し、シートを2枚敷いて昼休憩をとる。


11時15分~11時52分 昼休憩




サンドイッチ




クリームスープで作ったパスタ

粉末スープの素を湯に溶いて、パスタを入れて煮込む。
湯が少なくなり、パスタにスープが絡むと出来上がりだ。濃さも良い塩梅になる。



美味しくご飯を食べ、帰り支度。






山頂から同じ道を分岐の所まで下る。






分岐を左へ。南東方向へと下る。










うめ子転倒


















谷間になるからだろう、この辺りはとくに雪が多い。















「あ!雪ダルマよ」


------雪ダルマか。ボクたちの前の誰かが残して行ったものだろうか?









うめ子だった。









12時30分 ロープ






下まで来ると、雪も無くなってきた。








ロープがある急な斜面を下り、沢を渡る。




13時02分 沢にかかった橋






道路に出た。




13時12分 出口

「大原の里十名山/8番ナッチョ(天ヶ森)登山口」とある。






どうやら私有地で、立入り禁止だったようだ。
まったくわからなかった。







登山口から左へと道路を歩き、小出石バス停に向かう。






13時22分 小出石バス停

近くの納屋の軒先でレインウェアを脱ぐ。
しばらくすると雪が激しく降り出してきたので、バスが来るまで軒先を借りて待機した。
バスが狭い路地から現れ、少し驚く。

8時57分 百井別れバス停
9時30分 百井峠
10時00分 百井地区
10時43分 ナッチョ取り付
11時15分~11時52分 昼(ナッチョ山頂)
13時22分 小出石バス停


登山道を歩いた時間は2時間ほどだったが、雪のおかげですこぶる楽しかった。
それではまったねー。


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