中古でカメラを買う① （中古カメラ店）

カメラ（レンズも同じ）を買う場合に、新品以外にも中古を購入するという選択肢もあります。
ディックもこれまで、新品以外にも中古で多く購入してきました。
現役機種でなければ、そもそも中古でしか手に入れる手段はありません。

一般的に中古カメラを購入する場合には、中古カメラを扱っているカメラ店で購入することになります。
以前の中古カメラブームが去り、デジタルカメラに移行した以降、専業の中古カメラ屋さんは減る一方でした。今はその傾向は一段落したでしょうか。
ただ、今でもがんばってやっておられる店は結構あります。店によって、フィルムのクラシックカメラを主に扱っている店、最近の機種を主に扱っている店、ジャンル問わず幅広く扱っている店など、店によって特徴があります。

カメラ屋で購入する利点は、実際にカメラに触れてチェックできることです。
動作確認が実際にできるということは、その時点で不具合が見つかることもあり、購入後のトラブルの減少にもつながります。
きちんとした商売をしている店であれば、動作確認をきちんと行っているはずなので、そもそもへんなものをつかまされるリスクは少ないです。
ただ、その時点では普通に作動していても、購入後に不具合が生じる可能性はありえます。これは中古である以上しかたないですね。
心配な方は３か月や半年程度の店の保証が付いているものを購入するのがベターです。

なお、中古カメラ屋では委託品を取り扱っている店があります。これは、個人がその店に自分の売りたいカメラを置かせてもらうという形態です。そして、販売されると、委託料として取り決めた料率の手数料を店に払います（実際は手数料を引いた金額を受領します）。
委託販売は通常店が販売しているものよりも安く買えるのがメリットです（そうしないと保証もないので売れません。売る方からすると、店で買い取ってもらうよりは、委託販売で売れた時の方が取り分が多いので、これも人気があります。ただ、いつ売れるかは分からないですし、売れないこともあるので、すぐに売りたいという人には向きません。）。
原則保証は付きませんが、事前にチェックができるので、状態がよければ自分を信じて買うかどうか決めることになります（それで後に何か不具合が見つかったら、あきらめるということです。）。

ビギナーの方で、中古カメラを購入する場合は、店の保証付きを購入することをお勧めします。

なお、現役のカメラですと、中古と新品の差があまりないこともあります。
価格ドットコムの新品の値段も把握しておき、多少の差なら新品を購入した方が、後々のことを考えても絶対にいいです（通販での取引を心配される方もありますが、価格ドットコムに載っているような店はだいたいは安全だと思います。ただ、評価が良くない店や問題ありという書き込みの多い店は気を付ける必要があります。）。