24日にこのニュースが発表されました。映像事業はデジカメが主力とのことなので、実質はカメラ部門と言ってもよいのではないかと思います。そのオリンパスのカメラ部門が切り離されて身売りされるということに、ディックはとても驚きました。
オリンパスのカメラの利用者だけでなく、写真を趣味としている方には衝撃が走ったのではないでしょうか。
これまでの京セラ(メインはコンタックスブランド)のカメラ部門からの撤退、コニカミノルタのカメラ部門のソニーへの移管、リコーのペンタックスの買収に続く驚きです。
オリンパスは戦前からあるカメラメーカーの老舗です。デジ一眼ではOMシリーズが好調だと思っていました。ただ、20年3月期の映像部門の売上高は総売上高の5%強しかなく、しかも最近は赤字だったということです。
売上高に占める割合が少ないので、その意味でも続けていけるようにも思えますが、今後の発展が見えないということで見限ったということでしょうね。
カメラはオリンパスのルーツの部門なので、赤字になったからといってスパッと切り離すのは寂しい限りです。そうした思い入れが今のオリンパスには薄いのは残念なことです。
今のところカメラ部門自体は売却によって残る見込みなのは、オリンパスファンにとっては安堵ですね。
ただ、カメラブランドのオリンパスは、もともとメーカー名でもあるので映像部門だけ切り離されて売却されると、いずれ変更されると考えられます。これはさみしいことです。
コニカミノルタ(元々はミノルタ)のαがソニーに移管されたときは、ソニー自体もそれ以前からデジカメを販売していたので、あまり違和感なく受け入れられたように思います。オリンパスも売却後の展開で違和感ないブランドになるといいですね。