広角から超望遠までカバーするパナソニック ルミックスFZ300は、外観はデジ一眼チックですが、高速倍率ズームレンズ一体型のデジカメです。
35mm判換算で25-600mmの高倍率ズーム(24倍)を搭載しており、ソニーのコンデジ、HX99(24mm-720mm(30倍))とその焦点距離はほぼかぶります。
いずれもセンサーは、コンデジでは一般的な1/2.3型なので、HX99があればいいように思われるかもしれませんが、HX99は開放絞り値がf3.5-f6.4と変動し、超望遠域では開放絞りは6.4と暗いです。
1/2.3型のセンサーだと通常使えるのはISO800までです。超望遠域ではいくら手振れ防止機能があるといえ、シャッター速度はそれなりに速い速度が必要です。そうなると、HX99で超望遠域で撮影しようとすると、晴れや明るい曇りの日以外は手持ちでの使用は難しい状況です。
ここにFZ300が別途あるとありがたい状況があります。HX99と比べて超望遠域で撮影する際には、FZ300は露出で2段強のアドバンテージがあります。FZ300がf2.8、1/125でなんとか手持ちで撮れそうなシチュエーションだと、HX99はf6.4、1/25となってしまい、手持ちでは完全にアウトです。
また、FZ300の手振れ防止機能はとても強力で、超望遠域でファインダーをのぞくと手振れ防止機能がきいてぴたっと止まって見える様は感動ものでした。
FZ300は専ら街ネコ撮影に200mmを超える焦点域で使用していました。
FZ300自体に特段大きな不満はなかったのですが、操作性がソニーのカメラとは大きく異なっていることは少々気になっていました。
そもそも高速倍率ズームレンズ一体型のデジカメ自体、元々需要が少ないせいか、販売されているものは限られています。更に、超望遠域でf値が明るいカメラは数機種しかありません(全域f2.8固定のカメラはFZ300のみであり、こういった点からは孤高のカメラといえます)。
そんな中で、ソニーには、1型センサーを搭載したRX10M4というカメラがあることはディックも知っていました
これは、35mm判換算で24-600mm(25倍)をカバーし、開放f値はf2.4 -4と全域固定ではないですが、超望遠域でもf4とFZ300と比べても1段差にとどめています。
有効画素数は約2010万画素(FZ300は、画素数は1240万画素。画素数はいまどきのデジカメでは少なく見えますが、これはこれで普通に撮影するには十分な画素数です。)
ただ、重さは本体のみで約1050g!α9のボディは本体のみ(こちらは当然レンズはなしですが)約588gなので、なかなかの体形です。
また、タッチセンサーにも対応しており(ディックにとってこれは必須です)、今でも不満なく使えるカメラです。
なお、パナソニックには、RX10M4と似た仕様のFZ1000M2(1型センサーで、開放f値はf2.8-4)があるのですが、ズームが25-400mm(16倍)と超望遠域が物足らず、RX10M4とは同列には扱えません。
RX10M4もFZ300とは異なった面で孤高のカメラといえます。
RX10M4は2017年10月に登場しましたが、未だモデルチェンジなく、現役のままです(FZ300は2015年 9月に登場して、今も現役です。このカテゴリーのカメラは需要が少ないので、後継機は出せないのかもしれません。)。
既に登場時から5年経過していますが、価格は今でも新品だと安くても19万円弱となかなかのお値段です(ディックの使っているコンデジタイプのRX100M6(18年6月登場。正式販売ではディスコンになっているようです)は、新品は安くても11万円程度ですから、機能が異なるので比べるのは難しいですが、いかにRX10M4が高いか分かります。)。中古もそこそこするし(きちんと使えるものは、今オークションで探しても10万円程度はします)、ディックの中では、長い間RX10M4は興味があるカメラではありませんでした。
それが、突然、今年(2022年)2月ころにRX10M4を意識するようになりました。
それは、デジ一眼もα9に統一した後で、気分が盛り上がっていたのではないかと思うのですが、ソニーだったら操作性が慣れているので、このカテゴリーのカメラもソニーにしたらら使いやすいだろうと突如改めて思ったことと、さらに1型センサーはRX100でその優秀性は把握しているので、作品作りには、1/2.3型のセンサーよりもいいだろうと思ったからでした。
超望遠域の開放f値が4である点は、1型センサーなら、ISO1600まで通常にいけるので、そうなるとFZ300と全く同じシチュエーションで使えると自分を納得させようとしている自分がいました。
新たに導入したいと思った時が好機といえましょう。もちろんこのクラスのカメラに新品購入のお金をつぎ込むことはできません。オークションサイトを見て、手ごろな値段のカメラが出品されるのを待ちました。そしてヤフオクにて3月にRX10M4を落札し、FZ300と交代となりました。
これで、特殊用途とともいえるケンコー DSC880DW(1/3.2型)を除けば、普段使用するカメラは、ソニーに統一され、現在に至っています。

RX10M4(左)とFZ300(右)
大きさの違いは一目瞭然です
レンズはソニーがカール・ツァイス(左)、パナソニックがライカ(右)
ブラント的にはなかなか豪華な競演になっています

RX10M4(左)とRX10M6(右)
RX10M6のコンパクトさが際立つコラボです

α9(タムロン28-75mmf2.8付)(左)とRX10M4(右)
RX10M4のボディの部分はα9より大柄なのが分かります
また、RX10M4のレンズ部の径がかなり大きいのが目立ちます
α9とこのレンズの合計の重さは約1138g、RX10M4は訳1050g
RX10M4は使ってみると見た目ほどは重く感じません。

一眼以外のメインで使うカメラたち
📸【無断転載禁止です(Unauthorized reproduction prohibited.)】📸
35mm判換算で25-600mmの高倍率ズーム(24倍)を搭載しており、ソニーのコンデジ、HX99(24mm-720mm(30倍))とその焦点距離はほぼかぶります。
いずれもセンサーは、コンデジでは一般的な1/2.3型なので、HX99があればいいように思われるかもしれませんが、HX99は開放絞り値がf3.5-f6.4と変動し、超望遠域では開放絞りは6.4と暗いです。
1/2.3型のセンサーだと通常使えるのはISO800までです。超望遠域ではいくら手振れ防止機能があるといえ、シャッター速度はそれなりに速い速度が必要です。そうなると、HX99で超望遠域で撮影しようとすると、晴れや明るい曇りの日以外は手持ちでの使用は難しい状況です。
ここにFZ300が別途あるとありがたい状況があります。HX99と比べて超望遠域で撮影する際には、FZ300は露出で2段強のアドバンテージがあります。FZ300がf2.8、1/125でなんとか手持ちで撮れそうなシチュエーションだと、HX99はf6.4、1/25となってしまい、手持ちでは完全にアウトです。
また、FZ300の手振れ防止機能はとても強力で、超望遠域でファインダーをのぞくと手振れ防止機能がきいてぴたっと止まって見える様は感動ものでした。
FZ300は専ら街ネコ撮影に200mmを超える焦点域で使用していました。
FZ300自体に特段大きな不満はなかったのですが、操作性がソニーのカメラとは大きく異なっていることは少々気になっていました。
そもそも高速倍率ズームレンズ一体型のデジカメ自体、元々需要が少ないせいか、販売されているものは限られています。更に、超望遠域でf値が明るいカメラは数機種しかありません(全域f2.8固定のカメラはFZ300のみであり、こういった点からは孤高のカメラといえます)。
そんな中で、ソニーには、1型センサーを搭載したRX10M4というカメラがあることはディックも知っていました
これは、35mm判換算で24-600mm(25倍)をカバーし、開放f値はf2.4 -4と全域固定ではないですが、超望遠域でもf4とFZ300と比べても1段差にとどめています。
有効画素数は約2010万画素(FZ300は、画素数は1240万画素。画素数はいまどきのデジカメでは少なく見えますが、これはこれで普通に撮影するには十分な画素数です。)
ただ、重さは本体のみで約1050g!α9のボディは本体のみ(こちらは当然レンズはなしですが)約588gなので、なかなかの体形です。
また、タッチセンサーにも対応しており(ディックにとってこれは必須です)、今でも不満なく使えるカメラです。
なお、パナソニックには、RX10M4と似た仕様のFZ1000M2(1型センサーで、開放f値はf2.8-4)があるのですが、ズームが25-400mm(16倍)と超望遠域が物足らず、RX10M4とは同列には扱えません。
RX10M4もFZ300とは異なった面で孤高のカメラといえます。
RX10M4は2017年10月に登場しましたが、未だモデルチェンジなく、現役のままです(FZ300は2015年 9月に登場して、今も現役です。このカテゴリーのカメラは需要が少ないので、後継機は出せないのかもしれません。)。
既に登場時から5年経過していますが、価格は今でも新品だと安くても19万円弱となかなかのお値段です(ディックの使っているコンデジタイプのRX100M6(18年6月登場。正式販売ではディスコンになっているようです)は、新品は安くても11万円程度ですから、機能が異なるので比べるのは難しいですが、いかにRX10M4が高いか分かります。)。中古もそこそこするし(きちんと使えるものは、今オークションで探しても10万円程度はします)、ディックの中では、長い間RX10M4は興味があるカメラではありませんでした。
それが、突然、今年(2022年)2月ころにRX10M4を意識するようになりました。
それは、デジ一眼もα9に統一した後で、気分が盛り上がっていたのではないかと思うのですが、ソニーだったら操作性が慣れているので、このカテゴリーのカメラもソニーにしたらら使いやすいだろうと突如改めて思ったことと、さらに1型センサーはRX100でその優秀性は把握しているので、作品作りには、1/2.3型のセンサーよりもいいだろうと思ったからでした。
超望遠域の開放f値が4である点は、1型センサーなら、ISO1600まで通常にいけるので、そうなるとFZ300と全く同じシチュエーションで使えると自分を納得させようとしている自分がいました。
新たに導入したいと思った時が好機といえましょう。もちろんこのクラスのカメラに新品購入のお金をつぎ込むことはできません。オークションサイトを見て、手ごろな値段のカメラが出品されるのを待ちました。そしてヤフオクにて3月にRX10M4を落札し、FZ300と交代となりました。
これで、特殊用途とともいえるケンコー DSC880DW(1/3.2型)を除けば、普段使用するカメラは、ソニーに統一され、現在に至っています。

RX10M4(左)とFZ300(右)
大きさの違いは一目瞭然です
レンズはソニーがカール・ツァイス(左)、パナソニックがライカ(右)
ブラント的にはなかなか豪華な競演になっています

RX10M4(左)とRX10M6(右)
RX10M6のコンパクトさが際立つコラボです

α9(タムロン28-75mmf2.8付)(左)とRX10M4(右)
RX10M4のボディの部分はα9より大柄なのが分かります
また、RX10M4のレンズ部の径がかなり大きいのが目立ちます
α9とこのレンズの合計の重さは約1138g、RX10M4は訳1050g
RX10M4は使ってみると見た目ほどは重く感じません。

一眼以外のメインで使うカメラたち
📸【無断転載禁止です(Unauthorized reproduction prohibited.)】📸