前回は中古カメラ屋でカメラを購入する話をしました。
別の方法として、オークションサイトで購入するというのもあります。最近は結構この売買が盛んなような気がします。
ディックはオークションサイトの代表的なヤフオクでも結構カメラを購入してきました。また、ヤフオクでカメラを売ったこともありますので、これらの経験も踏まえてお話ししたいと思います。
オークションで購入する場合の長所は、店よりも安く購入できるということです。
出品者からすると、契約成立した場合にオークションサイトに払う手数料がかかるだけです。その分出品価格を相場(中古カメラ店で売っている価格。今は中古カメラ店は、店頭だけでなく、ネット通販も併用していることもままあるので、それらを見るとだいだいの相場が分かったりします)より安く出しても、得られる代金は一番多くなる可能性が高いです。
また、委託販売の場合の委託料とオークションサイトに払う手数料は前者の方が高い場合が多いと思います。両者で得られる金額の差はあまり大きくない場合がありますが、オークションの方が、店にカメラを持ち込む手間が省けますし、短いスパンで結果が出るので、出品の手続になれてしまえば、オークションが楽と感じる方も結構いるのではないかと思います。
このように落札者だけなく、出品者にとってもメリットがある方法といえます。
一方でオークションで購入する場合の短所はというと、実物を事前にチェックできないことに尽きます。写真や説明文だけで判断しないといけません。
時に自分が思ったものとは違う状態のものを買う結果になることもあります。高いカメラだと慎重にならざるをえないですね。
オークションの出品者も一様ではなく、業者(店舗を持っている中古カメラ屋が出品している場合とネット販売専業の業者があります)と個人(自分の機材の整理する目的などで出品)があります。
また、業者の中では店舗と同じような保証を付けている場合や受け取ってから1週間程度の短期間での不具合には返品に応じるという場合もありますが、多くの場合は受領後は返品不可(ノークレーム・ノーリターン)です。
こうした、一見リスクが多いとみられるオークションでの購入ですが、人気が結構あるのは、自分の探しているカメラが見つけやすいということもありますが、レアもの以外は安く購入できるという点が強いと思います。ディックがまずまず利用しているのも値段の点が大きいです。
オークションでの購入で最も安心なのは、現行機で保証が残っているカメラです。これなら、新品での購入同様、通常使用での故障は保証期間中は保証がききます。
※ 無記入の保証書がついている場合がありますが、それは注意が必要です。それでは通常は保証を受ける効力がありません。
昔は保証書に店のハンコを押すことが通例でしたが、今は量販店などでは別発行のレシート状の保証書を交付することがあったり(それとメーカーの保証書を一緒に保管します)、通販では、店のシールを交付し、保証書に購入者が貼付するようになっていたり、同封の購入の明細書などを保証書と一緒に保管するという方法もあります。
個人の出品で無記入の保証書が添付されている場合は、あえた明記されていなければ。それ以外の店が販売した証明となるものの添付を忘れている場合もあるので、質問欄で確認してみる必要があります。それらがなく、無記入の保証書のということであれば、保証書なしという扱いで考えた方がいいです。
なお、販売店の印は押してあるけど、日付が無記入という保証書もありますが(あえて販売店で日付を入れていないもの)、これは、今新品で販売していないと通常思われる(何年か前に販売が終了した旧品でも、在庫整理の特売でまだ売っているケースもあります)古いカメラでない限り、現時点でも有効と考えてもいいと思います。
これがいいのかどうか明言はできませんが、ネットなどで見ると、メーカー修理に出すときは、自分で適宜日付を入れて持ち込まれていることが多いようです(逆に日付空欄のままサービスセンターに持ち込まれても、担当者が困るようです)。
次に、業者が出品者で、一定期間の業者の保証を付けている場合。ただ、店舗がメインの店など、それなりにきちんとした業者でないと、いざというときに対応してくれるかどうか不安な場合もありそうです。
受け取ってから1週間程度の短期間での不具合には返品に応じるという取り決めの場合もないよりはあった方がいいかもしれませんが、返品可能なレベルの程度でもめる場合もあるときいており、実際の返品のケースでは結構苦労するかもしれません(落札者の中には、出品者からみると、いいがかりのような理由で返品を求める人もいるみたいで、返品OKとはうたっていても、いざ返品となると身構える出品者もいるようです。
オークションで一般的な返品不可(ノークレーム・ノーリターン)のケースですが、ここで残念な思いをしないためのアドバイスをします。
①カメラの写真をいろいろな角度から多めに掲載している(ヤフオクでは10枚掲載できます)。
②説明文でカメラの状態などを詳しく記載している。
③動作確認を実際にしていて、その状況が記載してある
④問題点があれば、その点を詳しく記載している
⑤質問に対しては、ていねいに、また的確な内容で回答されている
①から④までの記載がきちんあれば、そして質問の回答⑤のようであれば、その出品者の信用度は比較的高いと思います(ディックが出品する場合もこの点は気を付けています)。
レンズの場合は、「レンズは問題ない」というのみの記載があったりますが、購入側としては、レンズの光学系の状態(表面にキズがないか、くもりやカビはないか)が最も問題なので、外観の状態やピントリング、ズームリングの動作、そして光学系の状態に分けて記載してあるのが、購入側のニーズにかなった、望ましい記載方法となります。
一方で注意が必要なのは、出品者において動作未確認で返品不可(ノークレーム・ノーリターン)のものです(さらに、カメラの説明は淡泊かほとんどなく、状態は写真で確認くださいというのもあります)。
このようなケースは、個人の出品で、カメラに詳しくないので動作確認できないまま出品されているもの、業者であえてそのような出品をしているものの二つが多いようです。
業者のケースでは、大量出品しているので、いちいち動作確認する手間を考えたら、その分安い価格で出品して、薄利多売で稼ごうという意図の業者もいるようです。そうした出品には、もしかしたら掘り出しものがあるかもしれませんが、反面期待していないものをつかむ可能性もあります。。
リスクを負いたくないのなら、このような記載の出品に手を出すのはやめた方がいいです。特にビギナーは絶対にやめておいた方がいいです。
いくつかの例でみていきます
フィルムカメラで、フィルムを入れない状態で、電源ON、OFF、シャッターがおりるかどうかの最低限の確認をした場合
→ フィルムの巻き上げがきちんとできるか(画像にダブリがないかどうか)、フィルムに画像がちゃんと写るかどうかが不明なので、これだけでは安心できない。
そもそも動作確認をして問題ないという記載があっても、フィルムを入れてまで確認していない場合もある。そのあたりの記載があいまいな場合は、フィルムを入れて動作確認をしたかどうかを確認すべき(質問欄に記載して返事を待ちます)。
露出計付きの機械式のフィルムカメラで、露出計の状態が記載していない。
→露出計の不備を意図的に記載していない可能性もある。その点を確認すべき
露出計付きの機械式のフィルムカメラで、電池がないので露出計の動作確認ができない。
→古い規格の電池なら手元にないこともありうるが、往々にして露出計が不能な可能性が高い(古いカメラなので、これはよくあることです)。
今容易に手に入るLR44電池等を使用するカメラで、電池がなくて露出計のみ動作確認ができないという場合は、露出計の不能を分かって隠している可能性も想定すべき。
電池がないので動作確認ができない
→古い規格の電池ならともかく、LR44電池や乾電池使用のフィルムカメラの場合、デジカメで付属の電池がなく、動作確認ができないという場合は、カメラの動作不能を分かって、隠している可能性も想定すべき。
※デジカメであれば、電池さえあれば、一通りの動作確認自体容易にできる(フィルムを入れる必要もないので)。電池が付属していない動作確認未了のカメラは手を出さない方が無難と思います。
デジカメでレンズの状態はいいが、電池がないので動作確認はできない。
→実は難あり品だが、レンズの状態はいいので、完動品だろうと思わせて売ろうとしている可能性も想定すべき、
仮にコンデジでレンズバリア方式の場合だと、電池を入れて作動させないと、レンズの状態は分からないので、本体に何らかの不具合があると考えるのが妥当
カメラ自体は美品とあるが(写真も外観自体は問題見たところ問題ない)、説明文をよく見ると、動作確認未了でジャンク扱いとなっていたり、さらに起動不能、水没などの可能性もあるかもしれないとの注意書きがある
→要注意。リスクを負いたくなかったら絶対に手を出さない方がいい。
美品という外観を見るともしかしたら掘り出しものかも、との期待が高まるが、往々にししてその期待は裏切られることが多いと思います(ディックも、美品、動作確認未了のものではまったことが数回あります)
ひどいケースだと、そのなりの高いカメラで、出品時の価格もそれなりの価格(でも通常でも安い)でそれを落札した人が、そのままではとても使用できないものであることが分かり、怒って評価を最も悪いものにして、文句を記載しているものがありましたが、出品者はちゃんと注意喚起してあるという返事で終わっていました。その出品者は業者さんのようで、よい商売とはいえませんが、よく読まずに(又は掘り出し物と期待して)入札した訳なので、落札者も評価の記載であたるのは少々みっともない(言いたい気持ちはよく分かるのは承知の上ですが)と感じました。
これは勉強代と思ってあきらめるしかないです。
買い物をするわけですから、説明文はきちんと読むことはマストです。
ディックも個人として出品した立場からすると、いくら動作確認をしても、専門業者のように完璧にチェックできません。
特にレンズの場合、光学系はレンズの上や下(単体のレンズの場合)からも見ますが、完全にレンズ内のほこりやカビがチェックすることは困難で、チェック漏れの可能性はないとは言いきれません。
そのため、完全にチェックは難しいことは説明文にも記載しています。
また、できる範囲はチェックしているので、返品不可(ノークレーム・ノーリターン)の扱いとしてきました。個人では、そもそも保証などを付けることは難しいですし、落札者も善意な方ばかりではないので、リスク管理からしても、これは仕方ないかなと思っています。
個人の出品の場合は、できる範囲でチェックして、その結果がきちんと記載してあれば、相当ひどいものをつかまされる可能性は低いと思います。
カメラが詳しくない個人の出品だと、いい状態のものを相当な安値で落札できる可能性もありますが、これもケースバイケースですね。
後は、出品者の評価も重要です。問題のありそうな出品者は評価に現れてきます。悪い評価が多い人はやはり要注意です。
このカメラいいなと思った場合でも、写真や説明文を見て不明に思った点が少しでもあれば、きちんと質問しましょう。その回答を見て、納得できた場合は、入札に進んでもいいかもしれません。質問しても回答がない場合には、それはやめておい方が無難です。
別の方法として、オークションサイトで購入するというのもあります。最近は結構この売買が盛んなような気がします。
ディックはオークションサイトの代表的なヤフオクでも結構カメラを購入してきました。また、ヤフオクでカメラを売ったこともありますので、これらの経験も踏まえてお話ししたいと思います。
オークションで購入する場合の長所は、店よりも安く購入できるということです。
出品者からすると、契約成立した場合にオークションサイトに払う手数料がかかるだけです。その分出品価格を相場(中古カメラ店で売っている価格。今は中古カメラ店は、店頭だけでなく、ネット通販も併用していることもままあるので、それらを見るとだいだいの相場が分かったりします)より安く出しても、得られる代金は一番多くなる可能性が高いです。
また、委託販売の場合の委託料とオークションサイトに払う手数料は前者の方が高い場合が多いと思います。両者で得られる金額の差はあまり大きくない場合がありますが、オークションの方が、店にカメラを持ち込む手間が省けますし、短いスパンで結果が出るので、出品の手続になれてしまえば、オークションが楽と感じる方も結構いるのではないかと思います。
このように落札者だけなく、出品者にとってもメリットがある方法といえます。
一方でオークションで購入する場合の短所はというと、実物を事前にチェックできないことに尽きます。写真や説明文だけで判断しないといけません。
時に自分が思ったものとは違う状態のものを買う結果になることもあります。高いカメラだと慎重にならざるをえないですね。
オークションの出品者も一様ではなく、業者(店舗を持っている中古カメラ屋が出品している場合とネット販売専業の業者があります)と個人(自分の機材の整理する目的などで出品)があります。
また、業者の中では店舗と同じような保証を付けている場合や受け取ってから1週間程度の短期間での不具合には返品に応じるという場合もありますが、多くの場合は受領後は返品不可(ノークレーム・ノーリターン)です。
こうした、一見リスクが多いとみられるオークションでの購入ですが、人気が結構あるのは、自分の探しているカメラが見つけやすいということもありますが、レアもの以外は安く購入できるという点が強いと思います。ディックがまずまず利用しているのも値段の点が大きいです。
オークションでの購入で最も安心なのは、現行機で保証が残っているカメラです。これなら、新品での購入同様、通常使用での故障は保証期間中は保証がききます。
※ 無記入の保証書がついている場合がありますが、それは注意が必要です。それでは通常は保証を受ける効力がありません。
昔は保証書に店のハンコを押すことが通例でしたが、今は量販店などでは別発行のレシート状の保証書を交付することがあったり(それとメーカーの保証書を一緒に保管します)、通販では、店のシールを交付し、保証書に購入者が貼付するようになっていたり、同封の購入の明細書などを保証書と一緒に保管するという方法もあります。
個人の出品で無記入の保証書が添付されている場合は、あえた明記されていなければ。それ以外の店が販売した証明となるものの添付を忘れている場合もあるので、質問欄で確認してみる必要があります。それらがなく、無記入の保証書のということであれば、保証書なしという扱いで考えた方がいいです。
なお、販売店の印は押してあるけど、日付が無記入という保証書もありますが(あえて販売店で日付を入れていないもの)、これは、今新品で販売していないと通常思われる(何年か前に販売が終了した旧品でも、在庫整理の特売でまだ売っているケースもあります)古いカメラでない限り、現時点でも有効と考えてもいいと思います。
これがいいのかどうか明言はできませんが、ネットなどで見ると、メーカー修理に出すときは、自分で適宜日付を入れて持ち込まれていることが多いようです(逆に日付空欄のままサービスセンターに持ち込まれても、担当者が困るようです)。
次に、業者が出品者で、一定期間の業者の保証を付けている場合。ただ、店舗がメインの店など、それなりにきちんとした業者でないと、いざというときに対応してくれるかどうか不安な場合もありそうです。
受け取ってから1週間程度の短期間での不具合には返品に応じるという取り決めの場合もないよりはあった方がいいかもしれませんが、返品可能なレベルの程度でもめる場合もあるときいており、実際の返品のケースでは結構苦労するかもしれません(落札者の中には、出品者からみると、いいがかりのような理由で返品を求める人もいるみたいで、返品OKとはうたっていても、いざ返品となると身構える出品者もいるようです。
オークションで一般的な返品不可(ノークレーム・ノーリターン)のケースですが、ここで残念な思いをしないためのアドバイスをします。
①カメラの写真をいろいろな角度から多めに掲載している(ヤフオクでは10枚掲載できます)。
②説明文でカメラの状態などを詳しく記載している。
③動作確認を実際にしていて、その状況が記載してある
④問題点があれば、その点を詳しく記載している
⑤質問に対しては、ていねいに、また的確な内容で回答されている
①から④までの記載がきちんあれば、そして質問の回答⑤のようであれば、その出品者の信用度は比較的高いと思います(ディックが出品する場合もこの点は気を付けています)。
レンズの場合は、「レンズは問題ない」というのみの記載があったりますが、購入側としては、レンズの光学系の状態(表面にキズがないか、くもりやカビはないか)が最も問題なので、外観の状態やピントリング、ズームリングの動作、そして光学系の状態に分けて記載してあるのが、購入側のニーズにかなった、望ましい記載方法となります。
一方で注意が必要なのは、出品者において動作未確認で返品不可(ノークレーム・ノーリターン)のものです(さらに、カメラの説明は淡泊かほとんどなく、状態は写真で確認くださいというのもあります)。
このようなケースは、個人の出品で、カメラに詳しくないので動作確認できないまま出品されているもの、業者であえてそのような出品をしているものの二つが多いようです。
業者のケースでは、大量出品しているので、いちいち動作確認する手間を考えたら、その分安い価格で出品して、薄利多売で稼ごうという意図の業者もいるようです。そうした出品には、もしかしたら掘り出しものがあるかもしれませんが、反面期待していないものをつかむ可能性もあります。。
リスクを負いたくないのなら、このような記載の出品に手を出すのはやめた方がいいです。特にビギナーは絶対にやめておいた方がいいです。
いくつかの例でみていきます
フィルムカメラで、フィルムを入れない状態で、電源ON、OFF、シャッターがおりるかどうかの最低限の確認をした場合
→ フィルムの巻き上げがきちんとできるか(画像にダブリがないかどうか)、フィルムに画像がちゃんと写るかどうかが不明なので、これだけでは安心できない。
そもそも動作確認をして問題ないという記載があっても、フィルムを入れてまで確認していない場合もある。そのあたりの記載があいまいな場合は、フィルムを入れて動作確認をしたかどうかを確認すべき(質問欄に記載して返事を待ちます)。
露出計付きの機械式のフィルムカメラで、露出計の状態が記載していない。
→露出計の不備を意図的に記載していない可能性もある。その点を確認すべき
露出計付きの機械式のフィルムカメラで、電池がないので露出計の動作確認ができない。
→古い規格の電池なら手元にないこともありうるが、往々にして露出計が不能な可能性が高い(古いカメラなので、これはよくあることです)。
今容易に手に入るLR44電池等を使用するカメラで、電池がなくて露出計のみ動作確認ができないという場合は、露出計の不能を分かって隠している可能性も想定すべき。
電池がないので動作確認ができない
→古い規格の電池ならともかく、LR44電池や乾電池使用のフィルムカメラの場合、デジカメで付属の電池がなく、動作確認ができないという場合は、カメラの動作不能を分かって、隠している可能性も想定すべき。
※デジカメであれば、電池さえあれば、一通りの動作確認自体容易にできる(フィルムを入れる必要もないので)。電池が付属していない動作確認未了のカメラは手を出さない方が無難と思います。
デジカメでレンズの状態はいいが、電池がないので動作確認はできない。
→実は難あり品だが、レンズの状態はいいので、完動品だろうと思わせて売ろうとしている可能性も想定すべき、
仮にコンデジでレンズバリア方式の場合だと、電池を入れて作動させないと、レンズの状態は分からないので、本体に何らかの不具合があると考えるのが妥当
カメラ自体は美品とあるが(写真も外観自体は問題見たところ問題ない)、説明文をよく見ると、動作確認未了でジャンク扱いとなっていたり、さらに起動不能、水没などの可能性もあるかもしれないとの注意書きがある
→要注意。リスクを負いたくなかったら絶対に手を出さない方がいい。
美品という外観を見るともしかしたら掘り出しものかも、との期待が高まるが、往々にししてその期待は裏切られることが多いと思います(ディックも、美品、動作確認未了のものではまったことが数回あります)
ひどいケースだと、そのなりの高いカメラで、出品時の価格もそれなりの価格(でも通常でも安い)でそれを落札した人が、そのままではとても使用できないものであることが分かり、怒って評価を最も悪いものにして、文句を記載しているものがありましたが、出品者はちゃんと注意喚起してあるという返事で終わっていました。その出品者は業者さんのようで、よい商売とはいえませんが、よく読まずに(又は掘り出し物と期待して)入札した訳なので、落札者も評価の記載であたるのは少々みっともない(言いたい気持ちはよく分かるのは承知の上ですが)と感じました。
これは勉強代と思ってあきらめるしかないです。
買い物をするわけですから、説明文はきちんと読むことはマストです。
ディックも個人として出品した立場からすると、いくら動作確認をしても、専門業者のように完璧にチェックできません。
特にレンズの場合、光学系はレンズの上や下(単体のレンズの場合)からも見ますが、完全にレンズ内のほこりやカビがチェックすることは困難で、チェック漏れの可能性はないとは言いきれません。
そのため、完全にチェックは難しいことは説明文にも記載しています。
また、できる範囲はチェックしているので、返品不可(ノークレーム・ノーリターン)の扱いとしてきました。個人では、そもそも保証などを付けることは難しいですし、落札者も善意な方ばかりではないので、リスク管理からしても、これは仕方ないかなと思っています。
個人の出品の場合は、できる範囲でチェックして、その結果がきちんと記載してあれば、相当ひどいものをつかまされる可能性は低いと思います。
カメラが詳しくない個人の出品だと、いい状態のものを相当な安値で落札できる可能性もありますが、これもケースバイケースですね。
後は、出品者の評価も重要です。問題のありそうな出品者は評価に現れてきます。悪い評価が多い人はやはり要注意です。
このカメラいいなと思った場合でも、写真や説明文を見て不明に思った点が少しでもあれば、きちんと質問しましょう。その回答を見て、納得できた場合は、入札に進んでもいいかもしれません。質問しても回答がない場合には、それはやめておい方が無難です。