goo blog サービス終了のお知らせ 

ディック スギ の写真の世界(The World of Dick Sugi’s Photos)

📷このブログでは写真全般の話題を取り上げていきます📷

RX10M4を語る(その1)

2024年11月29日 | ディックがメインで使用しているカメラ

RX10シリーズは、1型センサーを使用するレンズ一体化の高倍率ズームを備えたシリーズで、M4は2017年10月登場ですが、未だに現行機種です。同じ1型センサーを備えたRX100シリーズは高級コンデジのジャンルでとても人気ですが、RX10M4はマイナーな存在で、ネットを見てもあまり使っている方はいないようです。

しかも近年のデジタルカメラの価格アップラッシュでこのRX10M4も価格がぐっとあがってしまい(ソニーストアで27.5万円)、ますます遠い存在になってしまいました。

 

こうした高倍率ズームで、開放f値が全域でf2.8~f4のレンズ一体化のデジカメは、元々リリース自体少なく、少し前まではパナソニック製品がありましたが、今はRX10M4しかありません。本当に孤高の存在になってしまいました。

 (1型センサー)

 ソニー RX10M4 35mm判換算で24-600mm(25倍)f2.8~f4 約2010万画素

          (2017年10月登場)

 【生産終了品】

(1型センサー)

 パナソニック FZ1000M2 35mm判換算で25-400mm(16倍)f2.8~f4 

              2010万画素 (2019年3月登場)

 

(1/2.3型センサー(ノーマルなコンデジで使用されているサイズのセンサー))

 パナソニック FZ300 35mm判換算で25-600mm(24倍)f2.8 1210万画素

(2015年 9月登場)

 

1型センサーのFZ1000M2は超望遠域が物足らず、RX10M4とは同列に扱えません。1型センサーのこのクラスのカメラは元々M4が突き抜けた存在でした。

 

RX10M4は2017年の登場で7年弱経過していますが、背面液晶にタッチセンサーを搭載しており、コンティニアスAFの食いつきもよく、今でもストレスなく使用できます。RX100M6と同世代のカメラですので、当然といえば当然ですが。

 

ではなぜ人気がないのか。考えてみるに、そのカメラの大きさと値段だと思います。

サイズはα9と比べても結構な大きさです。でも通常デジ一眼を使うのに支障がない状況なら、特段問題となるサイズではありません。開放f値の明るさと高倍率ズームを備えるためには、1型センサーでもこの程度のサイズになってしまうということだと思います(逆に言えば、よくこの大きさにまとめたとも言えましょう。)。

 

値段はかなりのインパクトです。新品は、価格ドットコムで見ても最安値でも22万円弱です。そもそも一眼が視野に入ってくる価格です。また、登場から結構経っているカメラで、この値段では、手を出すのに躊躇しますね。中古を狙えばなんとかという感じでしょうか。

※ ディックがこの機種を中古で購入したいきさつは、「ディック スギのカメラ遍歴(10)」をご覧ください。

 

このカメラは、街ネコちゃん撮影で専ら使用しています。メインはα9+70-200㎜f2.8 GMズームですが、RX10M4はそれでまかなえない広角域と超望遠域で専ら使用しています(最近は、広角域はα9+28-75㎜f2.8(タムロン)との併用になりつつあり、こちらがメインになっています。)。

1型センサーは、(35mm)フルサイズセンサーと比べて、面積比では13%ですが、使い勝手のよいセンサーです。

操作性は、おおむねα6000系のデジ一眼と似ています(α6500を以前使用していたので、懐かしいです。)。

必要な設定が即座にできるダイヤルが後ろのみ、というのもソニーのそのクラスのデジ1眼に準拠しています。

上面には、露出補正ダイヤルとモードダイヤルがあり、これもαデジ一眼の基本コンセプトどおりです。さらに上面には液晶表示もあり、これはαデジ一眼にはない仕様です。ここで絞り値、シャッター速度、撮影可能枚数、バッテリーの容量などが確認できます。一緒に使っているα9には上面に液晶はないこともあり、あまりここで確認することはないです。そのため、ディックはあると便利かなという程度です。

あとレンズ一体化となっていることもあるのか、レンズ基部に、昔の一眼レフ用のレンズのように絞り環があります。1/3段刻みで、絞り優先やマニュアルの場合は、これを回して絞りをセットします。凝ったことに、クリックありとなし(シームレス)が切り替えるようになっています。

フィルム時代からの伝統ある、シャッターダイヤルや露出補正ダイヤル、絞り環は一覧して現状が分かりやすいとして、支持される意見もありますが、ディックは、前後ダイヤルのセットの方が早くセットでき、絞り値やシャッター速度などは液晶ファインダー又は背面液晶で確認するので、支持しない派です。

絞り環の代わりにRX100M6のように、汎用のコントロールリングの方がディック的にはありがたいですが、絞り環の操作でも、慣れると結構しっくりきます。

ディックは、絞り優先(A)をメインに使っているのですが、その時には後ろダイヤルは割り当てがありません。αデジ一眼ではノーマルな機能である、後ろダイヤルで露出補正ができるとうれしいのですが(ディックはαデジ一眼でも露出補正ダイヤルは利用していません。)、RX10M4はなぜかできません。そうなら絞りを後ろダイヤルで変更できるといいのですが、それもできません。カスタマイズできないのは、なんとももったいないというか、残念なことです。露出補正はどうするかですが、レンズ部に割り当てボタンがあり、押しやすいので、ディックはこのボタンを露出補正に割り当てています。

 

背面液晶の設定画面の方式(操作系のインターフェイス(UI))は。このころリリースされたカメラは、一眼(α9)もコンデジ(RX100M6、HX99)もほぼ同じなので、ディックにとって使い勝手はとてもいいです。

 

RX10M4は約1050gあり、1㎏超えですが、思ったほど重く感じません。レンズ部も太いですが、ボディ部とのバランスがよい(前後均等な重さに感じます。)のが、あまり重く感じない理由でしょうか。

 

バッテリーは少し前までαデジ一眼でメインに使用されていたNP-FW50。今となっては容量が少ないですが、ディックの今の撮影スタイルは、長時間使用しないので、特に不便は感じていません。スペアのバッテリーもあるので、一度に長めの撮影も対応可能です。

ディックの感覚では、通常使用ではISO1600まで(できたらISO800までにしたいです)なら、画質的にも問題なく使用できます。

撮影の用途によっては、これ1台でもいけそうなくらい完成度の高いカメラに仕上がっています。2017年当時のこのクラスのカメラで、付けられる機能はほぼ付けたといってもいいのではないかと思います。

操作性については、αミラーレス一眼とは切り離して、ベターと考えた手法で新たに練られたものと思われますが、併用する身としては、操作性は、できるだけαフルサイズミラーレスと同様な方がありがたいです。

レンズ部の鏡胴の太さが目立ちますが、バランスはいいです。軍艦部はなで肩です。

 

 

軍艦部の右側には大きな液晶が配置されています。

 

 

 

600mmになると鏡胴がかなり伸びます

 

📸【無断転載禁止です(Unauthorized reproduction prohibited.)】📸

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

RX100M6入庫

2023年09月20日 | ディックがメインで使用しているカメラ
8月中旬ころ、スナップを中心にメインで活躍しているRX100M6に不具合が発生しました。
発生起動するとシャッターボタンを押さないのにピントが固定されてしまい、シャッターをきることもできなくなる現象(①)です。これが発生すると撮影できません。

これは、シャッターボタンの不良によるもので、ディックは毎日のようにこのカメラを使っているのですが、これまでは大体1年程度でこの不具合が発生しています。それ以前に使用していた、RX100、RX100M3でも同様に発生していたので、RX100シリーズの弱いところだとディックは考えています。

あと、それ以前から発生していた不具合で、ディックの撮影にはほぼ支障がないので、そのまま使用していた以下の箇所も合わせて修理してもらうことにしました。
②ストロボが発光しない不良(液晶画面にエラーコード E : 91 : 01 が出て点滅する)
※液晶画面のエラーコードは目障りですが、ストロボはほとんど使用しないので、そのまま使用
③EVFをポップアップさせたのちにファインダー背面が自動で後ろにずれて、EVFをのぞくことができるようになるのが、背面が後ろにずれないため、手で引き出さないといけない。
※手で引き出す面倒はあるが、そうすればEVFは使えるので、そのまま使用
④EVF内部にチリ等が混入
③を除き、1年強前に同様の不具合で修理に出しています。

この修理はディックには心強い味方が。このカメラ購入時に、自然故障で適用される5年保証(保証期間内は何回も使用できるもの)に入っており、まだ保証期間内なので、これらはすべて保証の範囲で今回も直せました。
使用頻度が高いデジカメは、その期間何回も修理可能な5年保証に入っておくのがベターです。ただ、5年保証でもその店の扱う保険によっては、修理回数に制限がある(利用は1回限りなど)ものもあるので注意が必要です。

デジ1眼は以前は、耐久性がコンデジよりも上と、ディックは考えていたので、以前は5年保証に入っていませんでした。ただ、ディックが体感するところでは、最近のデジ1眼は、耐久性が落ちている気がするので、よく使用するなら、5年保証に入っておく方が、無難だと考えるようになりました。

8月18日に購入した量販店にカメラを出して、9月3日に修理が完了してその店にカメラが戻ってきました(受け取りは7日)。

このM6は外出する際はいつも持ち歩いているので、このカメラが不在の期間は、一緒に持ち歩いているHX99で代替することになるのですが、能力的にやや力不足の感があります。
昨年12月中旬にも、このM6は別の箇所が故障したので(当ブログ 22/12/16参照)、その際に入庫した際には、サブスクのGOOPASSSでM6を借りました(当ブログ 22/12/22参照)。

今回も借りようかと思い、GOOPASSSのサイトを見にると、M6の月額の使用料が10780円から11980円に値上がりし、しかも送料は実質無料だったのが、1650円かかるようになり、合計13630円。これは、1月借りるには即断できない値段になっていました。ワンランク下(これが実質的な最低ランク)の機種になると、RX100のシリーズだとM3が月額7480円(送料込みで9130円)で借りられます。
これも値上げ前は6380円(送料サービス)で借りられたので、こちらも高いと思いつつも、RX100のシリーズのカメラがない不便を考えると、悩んだ末、M3を借りることにしました。

M3はディックがM6の前にメインで使用していたカメラなので、久しぶりにさわると懐かしい感じが蘇ってきました。
M3を使用していて、背面の液晶に触っても測距枠が移動しない。それを見てM3はタッチパネルでなかったことを思い出すのでした。
EVFをポップアップさせた後に、使えるようにするためにもうひと手間かかること、望遠域が70mmまで(M6は200mmまで)なので、少し遠くのものはアップにできないとか、M6に慣れていると、M3は使い勝手がよくない点はありますが、それが許せるならM3もまだまだ過去のカメラではないという思いを強く持ちました。
M3はM6の不在時をカバーし、戻っていきました。



RX100M6(左)とM3(右)。いずれもEVFをポップアップさせた状態です
M3からファインダー付きとなりました。その後は、カメラは進化しても、スタイルはほぼ同じです
このスタイリングは、RX100シリーズの個性として定着しています



本文で記した、RX100の弱点と思われる不具合①
こうなると撮影できません



GOOPASSSから送付された箱を空けると、分厚い緩衝材に包まれた姿が
輸送時も安心感があります



クロスを広げると、M3と付属品が現れました。
M6が入庫中に活躍してくれました。
9月19日に返却




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

RX100M6修理へ

2022年12月16日 | ディックがメインで使用しているカメラ
普段使いで一番使用頻度が高いRX100M6ですが、先週後半から、電源をonにすると、レンズは繰り出されるのですが、液晶画面は黒いままで、そのうちレンズが収納された後、液晶画面に「C:32:60」の表示が出て、次に「電源を入れ直してください」の表示が頻繁に出るようになりました。

電池をはずして入れ直すことを何度か行うと、普通に起動するようになりまりましたが、電源offにすると、またすぐに起動できなくなることが多くなり、数日はだましだまし使っていましたが、これでは撮りたい時に使えないので、修理に出すことにしました。

このカメラを量販店で購入したときに別途5年保証を付けたので、通常の故障(自然故障の類)なら修理代金を負担することなく、修理してもらえるのでありがたいです。しかも、この量販店の保証は、その期間なら何回でも利用できます(量販店によっては、同じ5年保証でも1回修理に出したら終わりという保証の場合もあるので、入る際に保証内容を確認しておく必要があります)。

このカメラは、5月にも別の箇所を修理をしており(この時は、修理箇所が自然故障かどうかでもめて(保証の範囲に該当するかどうかという点)、修理完了までに時間がかかってしまいました。この経緯は別途記したいと思います。)、この量販店の5年保証に入っていてよかったと思うことしきりです。

本日(16日)、最寄りのその系列の量販店に持ち込みました。この時期だと年末年始の休みもあるので、年内の完了は難しいかなという感じです。



RX100M6を修理に送り出す子ブタちゃんたち


📸【無断転載禁止です(Unauthorized reproduction prohibited.)】📸
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ディックのメインで使用しているカメラの現状について

2022年10月05日 | ディックがメインで使用しているカメラ
同様の内容の以前の投稿は2020年4月22日でした(左の欄の上から8番目の項目の「カテゴリー」で、「ディックがメインで使用しているカメラ」を選択する(又はこのブログの日付欄の右横のカテゴリー「ディックがメインで使用しているカメラ」を選択する)とすぐにご覧になれます。)。これは、大幅な機材の入れ替えを行ってから1年強経過した時点での投稿でした。

この時点でメインで使用しているカメラは次のとおりでした。ちなみに、これらはもちろんすべてデジタルです。

一眼:α7Ⅲ(フルサイズ)、α6500(APS-Cサイズ)
コンパクト(高速倍率ズームレンズ一体型のデジカメ含む):RX100M6(1型)、HX99(1/2.3型)、パナソニック ルミックスFZ300(1/2.3型)、ケンコー DSC880DW(1/3.2型)
※ メーカー名がないのはソニー、カメラ名の後の括弧はセンサーの大きさ

現在のラインナップは次のとおりです。
一眼:α9(フルサイズ) 2台
コンパクト(高速倍率ズームレンズ一体型のデジカメ含む):RX100M6(1型)、HX99(1/2.3型)、RX10M4(1型)、ケンコー DSC880DW(1/3.2型)
※ メーカー名がないのはソニー、カメラ名の後の括弧はセンサーの大きさ

かなりカメラが入れ替わっています。
一眼はフルサイズ2台態勢となっています。α9は、2021年5月と今年(2022年)2月に導入しました。
高速倍率ズームレンズ一体型のデジカメは、RX10M4を今年(2022年)3月に導入し、ルミックスFZ300から置き換えました。
ケンコーの1台を除けば、ソニーに統一されました。

当分メインで使用しているカメラについては、変更はなくやって行けそうです。
最近のデジタルカメラは、基本的な機能自体は完成度が高いため、以前(10年程度前)は、感覚的にですが、登場してから5年程度は不満を感じずに使えるイメージでしたが、今は、登場時から10年は普通に使えるのではと思えるようになっています。

例えばα9は2017年5月登場で、既に5年半弱経っていますが、全然古さを感じません。あと5年くらいは十分使えるのではないでしょうか。
RX10M4は2017年10月、RX100M6は2018年6月、HX99は2018年11月の登場です。どれもまだまだ不満なく十分使えます。

現行ラインナップの機種は、今後個別に紹介していきます。




2台のα9
レンズは、左は SONY FE70-200mmf2.8GM 右は TAMRON 28-75mm f2.8 Di が付いています。この2本を撮影に使うことが多いです



上の左から、HX99、RX100M6、RX10M4
下中央は、ケンコー DSC880DW

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ディックのカメラの現状について

2020年04月22日 | ディックがメインで使用しているカメラ
ディックの日常使うメインの機材について、昨年3月に大規模な入れ替えを行いましたが、それ以降の各カメラのコンデションについて振り返ってみたいと思います。

α7Ⅲ(ソニー)
導入後1年強が経過しました。
メインに使うカメラの大幅入れ替え以降、7の系統はこの機種にのみになったので(それ以降は、α7Ⅱとα7Sとの併用)、使用頻度は高いです。
街ネコちゃん撮影全般と子ブタちゃんの室内撮影は専らこのカメラで撮影しています。
導入後、センサーの清掃はメーカーに2回依頼しましたが(以前は、保証期間内はセンサー清掃は保証の範囲でしてくれましたが、いつの間にかその制度はなくなっていました)、それ以外は不具合は生じることなく、1年の保証期間に修理を依頼することはありませんでした。
α7シリーズは、ソニーの基幹のカメラであるため、作りもしっかりしている印象です。以前使っていたα7系統でも故障はほとんどなく活躍してくれました。
経験上、α7シリーズは保証期間終了後にも故障する可能性は極めて少ないという印象があるため、購入後に長期保証には入っていません。


RX100M6(ソニー)
M6も導入後1年強が経過しました。
いつも持ち歩くカメラのメインとして、かなり使用頻度が高いです。ディックの中で一番使っていると思います。

RX100シリーズについては、過去に使った機種(RX100、RX100M3)では、シャッターを半押しすると、緑の測距枠が表示されたまま固定されてしまうという不具合が定期的に発生しました。シャッター部分の基盤がレリーズ状態になってしまうものです。こうなるとその固定された状態(測距点以外にも、絞りやシャッター速度も固定されて変更できません)で撮影することしかできなくなり、このままではまともには使えません。

そして保証期間内の終盤に、ディックのM6にもその症状がでました。保証期間内なので無料修理となりました。
あとEVF内にゴミが侵入したり、カメラを構えたときに右手の親指があたる箇所にラバーが貼ってあるのですが、それがはがれかけたので、それらも同時に修理してもらいました。
これまでの経験上、RX100シリーズはシャッターを半押しすると、今回も発生した緑の測距枠が表示されたまま固定される不具合が生じやすいのではないかと考えており、その対処のために購入時に長期保証にも入っています。1年の無料保証期間が切れたのちに、修理に出すとすると、その金額も無視できませんから。


HX99(ソニー)
HX99も導入後1年強が経過しました。
いつも持ち歩くカメラのサブ的な立場なので、M6と比べると、使用頻度は低いです。

保証期間内の終盤に、EVF内の一部に曇りのようなものが発生しているのを発見したことと、背面ダイヤルを回転させると右横の設定に変わってしまいがちになるという不具合が発生し、保証期間内の無料修理で対応してもらいました。
この機種もRX100シリーズと同様の不具合が起こる可能性があるので、購入時に長期保証に入っています。


α6500(ソニー)
購入後2年半強が経過しました。
このカメラはα7系のサブ的な扱いで使用しています。センサーがAPS-Cサイズなので、望遠系の撮影で重宝しています。あとはα7Ⅲよりもコンパクトなので、持ち運びの際にコンパクトにまとめたいときに持ち出しています。
使用頻度はα7Ⅲと比べるとかなり少ないです。あとで記す今回の不具合発生以外は、これまで故障したことはなく、定期的にセンサーの清掃のみメーカーにお願いしてきました。

最近、シャッターを半押しすると、緑の測距枠が表示されたまま固定されてしまうという不具合が見られるようになりました。RX100シリーズで発生したのと同様のものです。α6500お前もか、という感じです。
この症状はいつも発生するという訳ではありませんでしたが、撮りたい時にこの症状が出るとシャッターチャンスを逃してしまうため、修理に出しました。
α7シリーズではこの症状が出たことはないので、両者の間には作りの差があるのだろうと推測されます。α6500の作りはどちらかというとRX100シリーズに近いのかもしれません。

これまで一眼は基本的に購入時に長期保証はつけていないのですが、一眼はいざ修理になるとコンデジよりも高額になるので、この時期のこの不具合発生はちょっと痛かったです。
今回の件で、このシリーズの一眼は長期保証に入った方がよいかなと思いました。今回修理を出すにあたって、しばらくセンサーの清掃をしていなかったので、併せてお願いしました。
センサーの清掃は修理扱いで依頼すると1000円でできます。
窓口で依頼して当日やっていただけるメニューもありますが、一緒に出したレンズの外観清掃も含めて、3000円かかります。
修理扱いの依頼は安いのが魅力ですが、他の修理と同様、サービスセンターの窓口で依頼しても数日はかかるのをどう見るかです。


ルミックスFZ300(パナソニック)
購入して3年近くなりますが、今のところ故障なしです。

焦点距離ではHX99とかぶるところもあり、最近は専ら朝散歩で使用しています。
そのため使用頻度は高くありませんが、開放f値が全域2.8なので、この個性が求められところで活躍の場があります。

今のところ故障はないと記しましたが、もしかするとセンサーにほこりがついている疑いがあります(でも詳細は不明です)。
有料点検に出した方がいいかもしれませんが、今のところ通常の撮影での支障はほとんどないので、特に対処することなく使っています。



一眼グループ
向かって左から、α6500,α7Ⅲ



コンデジ(レンズ一体型のデジカメ含む)グループ
後列向かって左から HX99,RX100M6,FZ300
一番手前 ケンコー DSC880DW(超広角域で撮影できるコンデジ。特段問題なしで使っているので、今回は紹介しませんでした。)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ケンコー DSC880DW を語る

2019年08月03日 | ディックがメインで使用しているカメラ
2013年7月に登場した、「ケンコー DSC880DW」は,35㎜判で超広角14㎜の単焦点レンズを搭載したコンデジです。
ちなみにケンコーは、以前はレンズフィルターで有名な会社でしたが、2011年にレンズメーカーのトキナーと合併し、今は(株)ケンコー・トキナーになっています。ラインナップは多くないですが、ケンコーブランドでデジカメも販売しています(多分OEMです)。

登場からあまり経っていない時に、偶然ネットでこのカメラの話題が載っているサイトで,このカメラが盛り上がっているのを見て,興味を持ち購入しました。
新品でも1万円もしないチープなデジカメでしたが、それで超広角域が撮れるという意外性が話題になったのでした。

カメラの使い勝手は非常に悪いです。露出補正さえも一々メニューから入る必要があるなど,黎明期のコンデジを思い出します。
とにかく独特の操作性ですが、撮影中に設定を変えるものは限られているので、慣れれば何とかなります。
また、液晶の性能もそこそこで見えは良くないことや逆光に弱い,明暗差のある被写体は苦手である、電池(単4電池2本で動きます)がなくなると、設定した日付がリセットされ、再設定が必要になるなど欠点を言い出せばいろいろと出てきます。

これは登場時の2013年当時でも、通常のデジカメのレベルよりも劣っていたことは間違いありません。値段が値段なので、機器の性能ややインターフェイスが旧式なのは仕方ない面はありますが、トイカメラと片付けるカメラでもありません。

このデジカメは、有効画素数約800万画素の1/3.2型CMOSセンサーを搭載しています。
レンズはAFではなく、焦点距離も固定ですが(AFの機能がないため、その分もコストダウンになります)、超広角域で小さなサイズのセンサーなので、ほぼ全域にピントが合います。
ちなみに、メディアはマイクロSDカードです。

ダイナミックレンジ(明るい部分から暗い部分までの再現可能な幅のこと。フィルムの場合のラチチュードと同じ)がかなり狭いため、万能に使えるカメラではないですが、写りは日中の順光の状況であれば,今でも問題ないレベルの写真が撮れます(サイズは16M(なぜかこのサイズがあります)、画質は超高画質に設定しています)。しかも、時にはっとする写真が撮れたりするのが面白いです。

とてもコンパクトなカメラなので、このカメラもいつも持ち歩くカメラになっています。この焦点距離の一眼は普段は持ち歩けないので、超広角域で撮りたい時にこのカメラで撮れるというのは、撮影の幅が広がるのでありがたい存在です。

このカメラは,カメラ前面にも液晶があって,自撮りができるようになっています。水深3mまでのIPX8に対応する防水機能も対応しており、アウトドアでの使用も推奨されていたようです。
ただ、35mm判換算の超広角14㎜の画角は,ビギナーには使いこなせるものではありません(写真が趣味でない一般の人はなおさらです)。
通常に人物を撮ろうとしたら、すごく小さく写ってしまいますし、カメラを被写体に平行に構えないと周囲はかなり歪んで写ります。
結局、一般の人には、使いこなしが難しいので、あまり売れなかったのではないでしょうか。半面、写真をやっている一部の層にはかなり受けたのですが。

このカメラは登場から2年程度で販売が終わったようです。
後継機もでませんでした。
これは海外のメーカーのOEMのようで、同様の仕様のカメラが別の名前で出ているのをかなり以前にネットで見たことがあります。
ただ今でも、一部で根強い人気があるようで、ヤフオクでも見かけることがあります。
もう少し高くなってもいいので,操作性と写りがより良くなった改良版が出たらいいなと思っていましたが、未だに出ていないことからすると、それも叶う可能性は低そうです。

ディックでは、いつも持ち歩くカメラになっていますが、そういえば、これで撮る機会は最近少なくなってきているように思います。
超広角域の撮影は、撮りたいという旬もあるように思います。今はスナップでこれで撮りたいシーンにあまり出会わないように感じます。
また、超広角域をカバーするズームレンズがあるので、これが使える時はこれを優先して使っていることもあるかもしれません。

まだしばらくはサブカメラとして活躍してくれると思います。




前面
とてもコンパクトなフォルムです



上部に操作ボタンは三つあります



背面



自撮り用の液晶



このカメラで撮影
このような被写体は、超広角域で撮影したようには見えません
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

LUMIX FZ300を語る

2019年07月29日 | ディックがメインで使用しているカメラ
ディックがメインで使用しているカメラは、ソニーが最大勢力になっていますが、他には唯一このルミックス(パナソニック)がラインナップに入っています。

これは見た目は、一眼のコンデジかなと思うのですが、高速倍率ズームレンズ一体型のデジカメです。
このカテゴリーのカメラは「ネオ一眼」とか「ブリッジカメラ」とか命名されているようですが、今一つ浸透していません(フィルム時代にズームレンズ付きの一体型一眼レフが流行った時期があり(1980年代の終わりから1990年代)、このカメラがブリッジカメラと呼ばれていました。ディックはこれのイメージが強いです。だた、フィルム時代のブリッジカメラは、話題になった割には、一部の機種を除いて(サムライは有名でした)、あまり売れなかったような記憶です。いつしか静かにフェードアウトしていきました)
メジャーな表現がないので、コンデジのカテゴリーに入っていたりします。地味な存在とはいえます。

このカメラの特徴は、35mm判換算で25-600mmの高倍率ズーム(24倍)を搭載していることです。しかも全域開放f値が2.8になっています。
センサーはコンデジで一般的な1/2.3型センサーを使用しています。これにより、超望遠までカバーするものの、一眼チックなフォルムとしても比較的コンパクトな大きさにとどまっています。

また、強力な手振れ補正機能が付いており、超望遠域でファインダ―をのぞくと、ぴたっと画像が止まってみえるのは、感動ものです。
画素数は1240万画素。今の感覚だと1/2.3型センサーでも画素数が少なめのような気がしますが、このセンサーで無理に高画素化していないのは、好ましくさえ思います。実際1240万画素あれば、通常の撮影では困ることはありません。
レンズはライカブランドですが(パナソニックがライカ商標の使用契約をしています。ソニーはカールツァイス、どちらも刺激的であることは間違いありません)、このクラスではあまりありがたみが感じられないのも事実です。

FZ300は2015年9月登場なので、そろそろ満4年になります。未だ後継機の話題はありません。
この前機で、これと基本的なスペックはほぼ同じだったFZ200が2012年8月に登場しています。ディックはこのFZ200も使っていました。

FZ300になって、背面液晶がタッチパネル採用になったこと(タッチフォーカスとタッチパッド付き)、電子ビューファインダーが高性能になり、見えが格段によくなったこと、ボディ全体の剛性がよりしっかりしたものになったことから、FZ300がより魅力的に感じ、こちらに乗り換えました。

似たようなカテゴリ―のカメラをディックは別に使っています。
ソニーのHX99です。
こちらは、24-720mmf3.5-6.4の30倍ズームをコンパクトなボディーに入れ込んでいます。センサーは同じく1/2.3型です。内蔵ファインダーもついてこれですから、すごすぎるの一言です(このカメラの詳細は、「ソニーHX99を語る」をご覧ください)。

これがあるなら、FZ300は不要だという声が聞かれそうですが、FZ300が魅力なのは、レンズの開放f値が全域f2.8であることです。これでこのカメラを所有しているといっても過言はありません。

HX99の超望遠域の開放f値は6.4と暗いです。FZ300と比べると2段+αの差があります。センサーは1/2.3型と小さいので、どちらのカメラも高感度域はディックの感覚ではISO800が限界です。
そのため、HX99での望遠から超望遠域の使用は、ある程度明るい光の中でしか撮影できません。でも、FZ300は、絞り開放にすれば、多少暗くなっても望遠から超望遠域の撮影は可能です。

例えば、ISO800として、FZ300で絞り開放で超望遠域の被写体を1/250で撮影できる場合に、HX99では絞り開放でも1/60以下になってしまいます。これではいくら手振れ補正機能があっても、撮影は厳しすぎます。
FZ300の方が対応できるシーンが広がるため(特に暗めに光の撮影に強い)、ディックのこのカメラの存在意義はここにあります。
いつも持ち歩くのはコンパクトなHX99ですが、散歩などで小さなカメラバックを持って出るときはFZ300をよく使います。

FZ300ですが、外観は直線と曲線を巧みに組み合わせたデザインで、直線のエッジが目立ちます。ルミックスらしいデザインだと感じます。なかな恰好いいです。
ボディが小型の一眼程度にボリュームがあるので、ホールディングはしっくりときます。

本機は後ダイヤルが一つの配置で前ダイヤルはありません。これは普及機らしい配置ですが、レンズ銅鏡横にも補助ダイヤルがあるので、2ダイヤルのようにも使えます。

ファンクションキーが4つあるので、割り当てを変えて自分のやりやすいようにカスタマイズできます。
使い勝手はなかなかいいですが、ソニーとは操作感が異なるので、たまにどうだったかなと迷います。これは仕方ないですが、違ったメーカーを使用する際にとまどう点ですね。

背面液晶はバリアングルなので、いろいろな方向に向けることができます。背面液晶を逆向きにして見えないようにできるので、これで撮影するとフィルムカメラのような感じがします(FZ200も同様だったので、この時はよく背面液晶を隠した状態で撮影していました。FZ300はタッチパネルを使用するので、背面液晶が表に出たノーマルな形で使用しています)。

背面液晶のタッチパネルについては、ルミックスは積極肯定派ということもあるのでしょう、使いやすいです。設定画面でもタッチパネルが使えるのも便利です(なぜソニーはこれができないのか疑問です)

かつてのルミックスは、独特な発色の傾向がありました。また、後ろダイヤルは本来の回転ダイヤルの機能の外に、ボタンのように押し込むことができ、これで機能を変えるようになっていたのが独特の操作方法でした。
ディックは、マイクロフォーサーズ規格一番手のG1を以前使っており(今も手元にありますが、ほとんど活躍の機会はありません)、これと前機種のFZ200は上記のルミックスのテイストがありましたが、FZ300は発色はノーマルとなり、後ダイヤルもダイヤルの単一機能となりました。
オーソドックス化した感じはありますが、これはこれでいいと思います。

高倍率ズーム搭載機で開放f値が2.8通しのコンデジはこれが唯一の存在です。でもモデルチェンジの間隔が長いことを考えると(後継機も出るのかどうかも不明です)、あまり人気がないのでしょうね。
なかなか使い勝手もよく、サブカメラとしてはお勧めの1台です。



正面



超望遠域にズームすると、銅鏡がかなり伸びます
レンズ先端には「LEICA」の文字が見えます



レンズの焦点距離は35mm判換算で記載されています
この字体は、ライカのもの
これを見てくらっとくる人もいるのでは



銅鏡横にあるサブダイヤル
操作しやすい位置にあります



背面



背面液晶を裏返すと、フィルムカメラのようなスタイリングになります



バリアングル液晶は使いやすいです



超望遠域でのスナップ撮影
超望遠域が手軽に撮影できるのは、撮影の幅が広がり新鮮な感覚を味わうことができます



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソニーα6500を語る

2019年07月22日 | ディックがメインで使用しているカメラ
α6500は2016年12月に登場した、APS-Cサイズのセンサーを搭載したEマウントシリーズのハイエンドモデルです。フルサイズセンサー搭載のカメラも含めた、α全体の位置づけでは中級機でしょうね。
ディックは、2017年7月のモンゴル旅行の際に持参するサブカメラとして導入しました。

まずは手振れ補正の方式について話します。
今はどの一眼のメーカーも手振れ補正は採用しています。
望遠系のレンズは手振れ補正がついていると、安定感が増すので、ブレのない写真が撮れる確率が高まります。
また、手持ち撮影でぶれないシャッター速度は、「1 / そのレンズの焦点距離」以上にするとよいとされていました(例えば焦点距離200mmのレンズなら、シャッター速度は1/200以上)。手振れ補正があると、それよりももっと低速のシャッター速度でもぶれずに撮ることができます(ある程度低速になると被写体ブレ(被写体が動くことによってブレる)を注意する必要があります)。
昔(主にフィルム時代)自分のカメラのフォールディングを信じて撮影していましたが、手振れ補正機構に慣れてしまった今では、望遠レンズでこれがないと、ブレないだろうかと不安になるようになってしまいました。

さて、APS-Cサイズのセンサーを搭載したEマウントのシリーズは、ボディを小型化したことから、手振れ補正の関係は、それまでのαシリーズで導入していた自慢のボディ内手振れ補正方式(センサーを振動させて手振れ補正を行う方式)をやめ、もう一つの方式である、レンズ内手振れ補正方式を採用しました。

一眼での手振れ補正方式は、フィルム時代の1995年に、キヤノンからEF75-300ミリF4-5.6に初めて搭載され、その後ニコンが続きました。フィルムの時代なので、構造上レンズ内手振れ補正しかありえませんでした。
一方、一眼のボディ内手振れ補正方式は、2004年のコニカミノルタ α-7デジタルで採用されました(そのため、ソニーにαが移行した後も、それも継続されました)。
ボディ内手振れ補正方式は、どのレンズでも手振れ補正を効かせることができる利点があります。一方、レンズ内手振れ補正方式は、それぞれのレンズにその機構が備えられているので、そのレンズにより最適な手振れ補正を効かせることができます。
それぞれの利点はありますが、ボディ内手振れ補正方式の方が汎用性があり、有利だとディックは考えています。

フルサイズセンサーを備えたEマウントのα7シリーズも、当初はレンズ内手振れ補正方式でスタートしたのですが、2014年12月登場のα7Ⅱでボディ内手振れ補正方式も付加して採用しました。
Eマウントは構造上ボディ内手振れ補正方式は難しいと思われていたので、これは驚きと拍手をもって迎え入れられました。
レンズ内手振れ補正方式がついたレンズを付けると、両方の手振れ補正が機能することになります(両者分担して、最適な効果の手振れ補正ができるようにしているのでしょうね。)。
そして、α4桁シリーズにもα6500で初めてボディ内手振れ補正方式が併用されました。

α6500は内蔵ファインダー付き、センサーは2430万画素で、AFは位相差425点、コントラスト169点と高速AFを達成しています。
そして、このシリーズでは背面液晶に初めてタッチパネルが搭載されました。そのためタッチフォーカスとタッチパネルが可能になっています。
電子シャッターによるサイレント撮影も可能となっています。
また、α7Ⅲの紹介で記しましたが、AEL(AEロック)をかけて、撮影後に再生してもそのAELがキャンセルされない方式になっていました(その後登場のαはこれを継承)。これはうれしい改良でした。

操作系のインターフェイスは、α7シリーズとかなり共通しており、背面液晶の右側のダイヤル(十字キーと併用のコントロールホイール)やボタンの配置はα7Ⅱとほとんど同じです。

ただ、α6500で残念なのは、ボディに前ダイヤルがなく、後ろダイヤルしかないことです(背面のダイヤル(コントロールホイール)を代わりに使用)。
どのメーカーも絞りとシャッター速度はダイヤルで制御する方式が主流です。そのため、中級機以上は、操作を円滑にするために、どのメーカーも通常は前後2ダイヤルを採用しています。
一般的に絞り優先やシャッター速度優先AEを使うことが多いので、そうした際には片方はオートなので1ダイヤルで十分な気がするかもしれませんが、マニュアルを使う時は2ダイヤルないと変更が煩瑣になりますし、絞り優先やシャッター速度優先の時も、サブのダイヤルに露出補正の機能を割り当てることができるので(ディックは絞り優先AEをよく使いますが、前ダイヤルで絞りを変更し、後ろダイヤルは露出補正に割り当てています。)、2ダイヤルの方が絶対便利です。
α6500で絞り優先AEを使う際は、後ろダイヤルを他の機種と同様、露出補正に割り当て、背面のダイヤルで絞りを変更しています(このダイヤルを使うのは、デフォルトの使い方です。これはRX100系と同じ操作方法です)。
背面のダイヤルは操作性の面で前後ダイヤルに劣ります。
もともとAPS-Cセンサーのシリーズは、普及機がメインだったので、ダイヤルは一つでいいということになり、それが中級機にも踏襲されたのではないだろうかと思います。
スペース的にグリップの上部の前面に、ダイヤルを設置することは支障はないように思うので、この後継機ではその改良を望みたいところです。

α6500の操作性自体は、登場が同時代の第2世代のα7シリーズ(α7Ⅱなど)とよく似ています。その後登場した、第3世代のα7シリーズ(α7Ⅲなど)が操作性の面では改良等により使いやすくなっているので、α6500の後継機では、第3世代のα7シリーズと同じ改良が反映される可能性が高いのではないかと思います。
操作性は、α7系列と共用する場合もあるので、α7系列と同じにしてほしいです。特にα6500のクラスならなおさらですね。

α6500のデザインは、一眼レフの形をとっていないのが特徴です。NEXの時代からファインダー付きのモデルも、ファインダーが左の上端にあって(これは、レンジファインダー機のようですね)、上部に飛び出ていないので、フルサイズαと比べて小ぶりに仕上がっています(ミラーレスは電子ファインダーのため、旧来の一眼レフのような形である必要はありません。設計の自由度は高いです。ただ、旧来の一眼レフのフォルムに似た形がはやりです。その理由は、一眼のイメージはこの形というのが未だに根強いのと、高級感も伝統的な一眼のフォルムの方があるように見えるからではないでしょうか。)。
ディックはこの箱型にグリップが付いた形もいいフォルムだと思っています。
また、専用のレンズもフルサイズと比べて、同様の焦点距離のものなら小ぶりなので、全体的な機材をコンパクトにできる点はメリットだと思います。

α6500の性能は、α7系と比べても遜色ありません。タッチパネルもついていますし、APS-Cサイズのセンサーのこのシリーズをメインに使うつもりなら、このカメラは選択肢の一つになります。。
ただ、この先フルサイズのα7シリーズの活用も視野に入れるなら、この機会にα7シリーズを導入した方がよいと思います。
レンズはどちらのセンサーのものでも共用できますが、実際の画角は両者異なってきます。

αの6500のグループ(6000番代)は他の機種もあります。
今年2月にα6500からは格下のモデルという位置づけのα6400が登場しました(ただ、後発機ということもあって、α6500よりも先進的な機能が採用されているものもあり,悩ましいところです)。それ以外にも、α6500より以前に登場し、併売されている、α6000、α6300もまだ現役です。
この4機種ならどれを選ぶといいか、これは別途記します。




前面



背面の光景
設定画面の様式は、α7系やRX100系と統一されており、違和感なく使えます。
なお、α6500はメモリーカードなしレリーズを禁止するかどうかが設定できるようになっており、
(同時に使用していたα7ⅡやRX100M6にはなく、メモリーカードがない場合は画面にその旨が表示されるのみ)、
これまでメモリーカードがないまま撮影してしまったことがあり、
これはうれしい設定の追加でした(その後の機種にもあります)。



背面と上部



右端にある二つのダイヤル。左は撮影モードダイヤル。右は割当がいろいろできるダイヤル
こうした二つのダイヤルが並んでいるのは、このシリーズ初の中級機であるNEX-7(2012年1月登場)譲り。
ちなみにNEX-7はこの無地のダイヤル二つと背面のダイヤル(コントロールホイール)にいろいろと割り当てることができるトライダイヤルナビというメーカーいわく革新的な操作方法でしたが、定着できず消え去りました。操作方法がこなれていなかったのだろうと思います。モードダイヤル+前後ダイヤルが落ち着きがいいのでしょう。



レンズは、16mm2.8mの単焦点レンズ。このシリーズが登場した最初(2010年6月)にリリース。とても薄型のレンズでパンケーキレンズといえます。発売当初はキットレンズにもラインナップしていました。レンズ付きでカメラ全体をコンパクトに見せるために作ったレンズだろうと思います。35mm判換算で単焦点24mmレンズは、写真を趣味でやっていない人にはちょっと使いにくいレンズですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソニーHX99 を語る(補足)

2019年07月13日 | ディックがメインで使用しているカメラ
このカメラの最大の特徴は高倍率ズームですが、それが体感できる写真をアップします。


広角24mm(35mm判換算)で撮影



720mmで撮影
この光景は、超望遠域も網羅するカメラでないと撮影できません。
手振れ補正機能はありますが、どうしても超望遠域はブレやすくなるので、シャッター速度はできるだけ速くしたいです


このスリムなサイズで、高倍率ズームと内蔵ファインダーを入れ込んだのは、結構すごいことではないでしょうか。
ただ、背面液晶右横のダイヤルやボタンの使いにくさは、HX99で改良してほしかったです。
RX100シリーズとは直接競合しない機種なので、あえて操作性の使いやすさに差を付ける必要はないと思いますし、メーカー側で、もしこれでいいと考えていたり、次のモデルチェンジで改良しようと考えているなら残念なことです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソニーHX99を語る

2019年07月12日 | ディックがメインで使用しているカメラ
今年の3月に日常で使用しているカメラの一部入れ替えを行いましたが、これは寫眞家のディックにとって大きな出来事になりました。
これで新たにメンバーに加わったのが、既に紹介済みのα7ⅢとRX100M6、そして、今回紹介するHX99です。
自身にとってはとても影響のある機種の入れ替えでしたが、これは思い切って行ってよかったと思います。
商売道具を最新のより使いやすい機種にするということこそ、優先すべきことだと実感しました。
当然ながら、後継機が出ても、自分にとって使いやすさなどのメリットがなければ、あえて変える必要はありません。
今回の変更は、それぞれのカメラに、ちょうどディックが欲しかった機能が付いて、使いやすさが向上したため、ちょうどタイムリーといえるものでした。
また、購入する台数が多いほど、値引き交渉が有利になるので、この点からも、まとめて3台を新メンバーにしたのはよかったです。

さて、HX99の話に入りましょう。これは2018年11月に登場しました。2015年6月に登場したHX90Vの後継機となります。両者は基本的な仕様は同一ですが、HX99は新たな機能の付加や改良が加えられています。

HX99の最大の特徴は、初代RX100ゆずりの小型のボディに、35mm判相当で、広角域の24mmから超望遠域の720mmまでを網羅する、30倍の高倍率ズーム(しかもカールツァイス銘です!)を搭載していることです。
しかも、RX100M3からM5までと同様な方式(2ウエィ方式)の内蔵ファインダーを搭載しています(性能はRX100より劣りますが、これで困るレベルではありません)。
苦もなく持ち運びのできるこの小さなボディで超望遠域まで撮影できるのは感動ものです。
また、操作系のインターフェイスはRX100M3以降と同じ方式なので、これらのRX100系と共用しても、同じ感覚で使用ができます。
これ1台で様々な被写体に対応できるので重宝する存在です。

上記の仕様はこの前の機種のHX90Vと同じです。
それでは、HX99で進化した点でディックが最も大きいと考えるのは、背面液晶がタッチセンサーになったことです。
これで、RX100M6同様、タッチフォーカス(モニターのピントを合わせたい箇所をタッチするとそこにフォーカス枠が固定)とタッチパッド(ファインダーをのぞきながら、フォーカス枠をそこに移動)の機能、そしてタッチシャッターも使用可能となりました。
更にRAW撮影が可能になりました(HX90VはJPEGのみでした)。
※これ以外にも進化した点はありますが、ここでは取り上げません。

撮影スタイルによっては、コンデジはこれ1台でもまかなえます。
センサーは、コンデジでは一般的な1/2.3型ですが、このサイズのセンサーでも侮れません。A3ノビくらいまでなら、きれいにプリントできるポテンシャルがあります。

ただ、使用に際して注意すべき点としては、センサーのサイズが小さいので、高感度には強くありません。ディックの感覚では、普通に使えるのはISO800までです。
開放f値は広角側はf3.5ですが、超望遠側はf6.4と暗いので、超望遠側は重宝すると言っても、手持ち撮影は昼間の明るい状況でないと厳しいです。

HX99のサイズは初代のRX100とほとんど同じで、ボディ前面右側に小さなクリップが付いている以外は、一見するとRX100と分からないくらい雰囲気が似ています。
ただ使ってみるとRX100とは全く別物のカメラでありることが分かります。値段の差があるので仕方がないところではありますが、RX100と比べるとHX99の質感や剛性感は明らかに劣ります(ただ、これはあくまで両者を比べた場合です。)。
さらに、なぜか背面ダイヤルがRX100と比べて小ぶりで操作しにくく、なぜかボタンも押しにくいつくりになっています。これはHX90Vの時と同じで、後継機は改善されるのではないかと期待していましたが、そうはなりませんでした。

ディックは、広角域から望遠域では対応力が高い(よりストレスなく使える)RX100M6をメインに使い、望遠から超望遠域を専らHX99でカバーしています。あと、メモ的な撮影にもHX99を使っています。
持ち歩きの際も、両者を小ぶりな鞄に入れていますが、どちらもコンパクトなので、2台一緒に持ち運んでも苦にはなりません。
望遠から超望遠域はそれが撮れるカメラがないと撮影できません。いつも持ち運びが可能なHX99は、コンパクトゆえのメリットがあります。

あとHX99になってメディアがmicroSDカードに変更になりました。
カメラのサイズはHX90Vと同じですし、あえてSDカードから変える必要があったのだろうかと思います。メディアのサイズが小さい方が、カメラの設計に有利になるのは間違いないので(作りが頑丈だったコンパクトフラッシュがすたれたのもサイズの問題が大きかったのではないかと想像しています)、これは今後全体的にmicroSDカードに移行していく布石で、これでユーザーの反応をみたのでしょうか。
αを含めメディアはSDカードで統一されていたので、HX99だけ違うのはとても不便です。しかもmicroSDカードは小さいので、カメラから取り出した際にはなくさないようにとても気を使います。



HX99とmicroSDカード

ベースの仕様はHX90VとHX99はほぼ同じです。
ディックはHX99で新たに付加された機能が魅力的だったので、これにチェンジすることにしました(このカメラだけチェンジしようか迷う状況であれば、サブでの使用という性質上、HX90Vを引き続き使っていた可能性が高かったです)。

背面液晶がタッチセンサーでなくてもいい、データ保存の形式としてRAWは必要ない場合は、HX90Vという選択肢も十分考えられます。
ただ、残念ながら、HXシリーズは後継機が出ても併売するというシステムをソニーは取っていないようで、HX90Vは既にディスコンになっています。
そのため、HX90Vは新品の在庫品での販売や中古品での購入となります。

ちなみにHX99の価格ドットコムでの最安値は、現在5万円台前半となっています。


(まとめ)
一眼の使用が主で、コンデジはサブという撮影スタイルであれば、コンデジはHX99という選択肢もお勧め
持ち運びにストレスがなく、広角域から超望遠域までこのカメラ1台で撮れるというのは、このカメラの大きなメリット(しかも、内蔵ファインダーが備わっているので、超望遠域も安定して撮影できます)
超広角域の撮影が簡単にできるので、超広角域の撮影の楽しさを実感するカメラ(撮影領域を広げてくれるカメラ)




左 HX99 右 RX100M6
背面液晶の設定画面の方式(操作系のインターフェイス)が同じなのはありがたいです。

モニターの右側のボタンやダイヤルの配置はほぼ同じですが(でも微妙に違いますね。)、大きさが結構違います。
使用感は両者かなり違います。

背面液晶には保護フィルムを貼っています。

RX100M6の背面液晶の純正の保護フィルムには、通常タイプの保護シート(PCK-LS30)の外に、保護ガラスシート(PCK-LG1)が用意されています。
背面液晶はむき出しなので、キズが付きやすく、保護フィルムの貼付は必須です。
このガラスシートはとても頑丈なので(しかもタッチセンサーは問題なく作動する仕様になっています)、少々高いですが(3000円代後半。ちなみに純正保護シートは1000円代前半)、こちらをお勧めします。
HX99の背面液晶のサイズは背面液晶のサイズがRX100M6と同じなので、保護ガラスシートは使えるはずですが、ソニーのサイトのアクセサリーのHX99のコーナーでは、保護シートしか紹介されていません。
ディックは、HX99の背面液晶もきちんと保護したいので、保護ガラスシートを貼っています。これで問題なくタッチパネルも使えます。
この保護ガラスシートもHX99にも使えることを選択肢の一つとして示してあげればいいのにと思います。
ちなみに、この保護シートと保護ガラスシートについては、α7Ⅲもこれを使います。こちらも液晶サイズが同じなのは不思議な感じがします。



左 HX99 右 RX100M6
HX99はRX100の初代とほぼ同じサイズ。RX100M6と比べるとスリムに見えます(撮影した位置の関係で両者の大きさが結構違って見えますが、幅や高さはほぼ同じです。奥行きは違いがあります)。
HX99は720mmの焦点距離に設定。レンズがかなり伸びています
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする