とうとう7月ですな。しかも今日はうるう秒ってことで08:59:60が存在します。3年前はカンタス航空でシステム・トラブルもあったようですが(カンタス航空自体がトラブルだらけのイメージですが…)証券取引システムに関しては、東証では1秒を2時間に分散して誤差の範囲にしてしまうのだとか。パソコンはインターネットから補正かかるから問題ないのでしょうね。電波時計も単に時計上の時刻のズレとして較正されるだけのようですから、午前9時以降しばらくは1秒ずれたままってことですね。うるう秒で思い出しましたが、東野圭吾『パラドックス13』(講談社文庫)を最近読みまして、ネタバレになるから一切語りませんが(すでにかなりの想像がついておられると思いますが)数学的な時間のズレに興味のある方はご一読を。

雨のアガパンサスもいいですね。今朝撮影。
ところで、昨日の東海道新幹線の火災事故(というか火災事件)は驚きました。
午前11時30分頃、小田原市付近を走行中の東京発新大阪行き「のぞみ225号」車内にて71歳の男性が焼身自殺を図り、自身も死亡、巻き添えになった52歳女性も死亡(一酸化炭素中毒と見られています)。東海道新幹線は一時全線で運転見合わせるなど大混乱、羽田~伊丹などの航空国内線もその余波で満席だったらしいです。
東海道線は東京~新大阪間の列車は大幅な遅れが出たようですが約3時間で運転再開されたようです。その間山陽新幹線では臨時列車を走らせるなどの措置が取られました。
これは防ぎようがないとしか言えません。難燃性のシートなどが採用されている新幹線車両ですから、車内に類焼・延焼しなかったのは必然的な結果とも言えます。新幹線そのものの安全性は揺るぎないと見るべきです。ただガソリンか灯油かわかりませんが(おそらくガソリン)煙に巻かれたお伊勢参りに行く途中だった女性はお気の毒としか言いようがありませんが…。
国土交通省は新幹線としては初めて「列車火災事故」と認定したようです。鉄道輸送として見た場合、危険物を持ち込むことを防げなかったという点が課題ですけども、そもそも電車内での焼身自殺は想定できない、する必要もないレアケース。あとはテロ対策との関連性ですね。10分おきぐらいで発着する新幹線の乗客(東海道新幹線だけで確か40万人/日の利用客)の持ち物検査ができるかというと現状の体制では非現実的ですが、コストをかけて安全性をより高めるかどうかはさらなる議論が必要です。
それよりも珍は代替輸送体制をもっと考えてもらいたいですな。
山陽新幹線では新大阪~博多に臨時ののぞみを走らせたようですが、肝心の東海道新幹線の当該区間(この場合は特に東京~名古屋)でどうするか、つまり東海道新幹線が詰まった場合、利便性を確保しつつ、客を飛行機に持っていかれることなく、どうバイパスするかを考えてほしいです。答えは一つしかありません。在来線(おもに東海道本線)の活用です。
新幹線開通後、東海道線では寝台特急「出雲」「瀬戸」を除き特急・急行はほぼ廃止されました。ならばダイヤに空きがあるわけですから、臨時特急を走らせましょうよ。運休に伴う振替輸送はもちろん、その対象とならない乗客の救済・利便性も考慮し、在来線の各区間を走る快速・普通はこの際停めてでも東京~名古屋/大阪でレスキュー特急を走らせてもらいたいものですな。最速営業速度285km/hの「のぞみ」とは比較的ませんが、130km/hで走らせたら、復旧の見込みが立たなくとも、最低限の機動性は確保できるでしょう。
そのためにも予備車両(牽引客車)を残しておいてもらいですな。昼間用の座席車と夜間用の寝台車両の2編成で十分。機関車は各機関区・運転所にある予備電気機関車(貨物列車牽引用のEF66を使えばスピード出ます)を取り回せばよいですから。もちろんそれだけでは車両が足りないから新快速用の近郊型通勤車両も使えばよいです。
こういうことがパッと決まらないのには、どうもJR東海と東西日本のビミョーな関係が影を落としているような気がします。東海は特にやっかみ・ひがみも含め嫌われてますからね…。
いざというときのレスキュー特急を走らせるリスクヘッジがあれば、新幹線の信頼性は微動だにしないものになると思いますが、あいかがでしょうか。

雨のアガパンサスもいいですね。今朝撮影。
ところで、昨日の東海道新幹線の火災事故(というか火災事件)は驚きました。
午前11時30分頃、小田原市付近を走行中の東京発新大阪行き「のぞみ225号」車内にて71歳の男性が焼身自殺を図り、自身も死亡、巻き添えになった52歳女性も死亡(一酸化炭素中毒と見られています)。東海道新幹線は一時全線で運転見合わせるなど大混乱、羽田~伊丹などの航空国内線もその余波で満席だったらしいです。
東海道線は東京~新大阪間の列車は大幅な遅れが出たようですが約3時間で運転再開されたようです。その間山陽新幹線では臨時列車を走らせるなどの措置が取られました。
これは防ぎようがないとしか言えません。難燃性のシートなどが採用されている新幹線車両ですから、車内に類焼・延焼しなかったのは必然的な結果とも言えます。新幹線そのものの安全性は揺るぎないと見るべきです。ただガソリンか灯油かわかりませんが(おそらくガソリン)煙に巻かれたお伊勢参りに行く途中だった女性はお気の毒としか言いようがありませんが…。
国土交通省は新幹線としては初めて「列車火災事故」と認定したようです。鉄道輸送として見た場合、危険物を持ち込むことを防げなかったという点が課題ですけども、そもそも電車内での焼身自殺は想定できない、する必要もないレアケース。あとはテロ対策との関連性ですね。10分おきぐらいで発着する新幹線の乗客(東海道新幹線だけで確か40万人/日の利用客)の持ち物検査ができるかというと現状の体制では非現実的ですが、コストをかけて安全性をより高めるかどうかはさらなる議論が必要です。
それよりも珍は代替輸送体制をもっと考えてもらいたいですな。
山陽新幹線では新大阪~博多に臨時ののぞみを走らせたようですが、肝心の東海道新幹線の当該区間(この場合は特に東京~名古屋)でどうするか、つまり東海道新幹線が詰まった場合、利便性を確保しつつ、客を飛行機に持っていかれることなく、どうバイパスするかを考えてほしいです。答えは一つしかありません。在来線(おもに東海道本線)の活用です。
新幹線開通後、東海道線では寝台特急「出雲」「瀬戸」を除き特急・急行はほぼ廃止されました。ならばダイヤに空きがあるわけですから、臨時特急を走らせましょうよ。運休に伴う振替輸送はもちろん、その対象とならない乗客の救済・利便性も考慮し、在来線の各区間を走る快速・普通はこの際停めてでも東京~名古屋/大阪でレスキュー特急を走らせてもらいたいものですな。最速営業速度285km/hの「のぞみ」とは比較的ませんが、130km/hで走らせたら、復旧の見込みが立たなくとも、最低限の機動性は確保できるでしょう。
そのためにも予備車両(牽引客車)を残しておいてもらいですな。昼間用の座席車と夜間用の寝台車両の2編成で十分。機関車は各機関区・運転所にある予備電気機関車(貨物列車牽引用のEF66を使えばスピード出ます)を取り回せばよいですから。もちろんそれだけでは車両が足りないから新快速用の近郊型通勤車両も使えばよいです。
こういうことがパッと決まらないのには、どうもJR東海と東西日本のビミョーな関係が影を落としているような気がします。東海は特にやっかみ・ひがみも含め嫌われてますからね…。
いざというときのレスキュー特急を走らせるリスクヘッジがあれば、新幹線の信頼性は微動だにしないものになると思いますが、あいかがでしょうか。