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語り得ぬ世界

現実逃避の発展場 Second Impact
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いざというときのレスキュー特急

2015-07-01 08:38:23 | 鉄っちゃん
とうとう7月ですな。しかも今日はうるう秒ってことで08:59:60が存在します。3年前はカンタス航空でシステム・トラブルもあったようですが(カンタス航空自体がトラブルだらけのイメージですが…)証券取引システムに関しては、東証では1秒を2時間に分散して誤差の範囲にしてしまうのだとか。パソコンはインターネットから補正かかるから問題ないのでしょうね。電波時計も単に時計上の時刻のズレとして較正されるだけのようですから、午前9時以降しばらくは1秒ずれたままってことですね。うるう秒で思い出しましたが、東野圭吾『パラドックス13』(講談社文庫)を最近読みまして、ネタバレになるから一切語りませんが(すでにかなりの想像がついておられると思いますが)数学的な時間のズレに興味のある方はご一読を。


雨のアガパンサスもいいですね。今朝撮影。

ところで、昨日の東海道新幹線の火災事故(というか火災事件)は驚きました。
午前11時30分頃、小田原市付近を走行中の東京発新大阪行き「のぞみ225号」車内にて71歳の男性が焼身自殺を図り、自身も死亡、巻き添えになった52歳女性も死亡(一酸化炭素中毒と見られています)。東海道新幹線は一時全線で運転見合わせるなど大混乱、羽田~伊丹などの航空国内線もその余波で満席だったらしいです。

東海道線は東京~新大阪間の列車は大幅な遅れが出たようですが約3時間で運転再開されたようです。その間山陽新幹線では臨時列車を走らせるなどの措置が取られました。

これは防ぎようがないとしか言えません。難燃性のシートなどが採用されている新幹線車両ですから、車内に類焼・延焼しなかったのは必然的な結果とも言えます。新幹線そのものの安全性は揺るぎないと見るべきです。ただガソリンか灯油かわかりませんが(おそらくガソリン)煙に巻かれたお伊勢参りに行く途中だった女性はお気の毒としか言いようがありませんが…。

国土交通省は新幹線としては初めて「列車火災事故」と認定したようです。鉄道輸送として見た場合、危険物を持ち込むことを防げなかったという点が課題ですけども、そもそも電車内での焼身自殺は想定できない、する必要もないレアケース。あとはテロ対策との関連性ですね。10分おきぐらいで発着する新幹線の乗客(東海道新幹線だけで確か40万人/日の利用客)の持ち物検査ができるかというと現状の体制では非現実的ですが、コストをかけて安全性をより高めるかどうかはさらなる議論が必要です。

それよりも珍は代替輸送体制をもっと考えてもらいたいですな。
山陽新幹線では新大阪~博多に臨時ののぞみを走らせたようですが、肝心の東海道新幹線の当該区間(この場合は特に東京~名古屋)でどうするか、つまり東海道新幹線が詰まった場合、利便性を確保しつつ、客を飛行機に持っていかれることなく、どうバイパスするかを考えてほしいです。答えは一つしかありません。在来線(おもに東海道本線)の活用です。

新幹線開通後、東海道線では寝台特急「出雲」「瀬戸」を除き特急・急行はほぼ廃止されました。ならばダイヤに空きがあるわけですから、臨時特急を走らせましょうよ。運休に伴う振替輸送はもちろん、その対象とならない乗客の救済・利便性も考慮し、在来線の各区間を走る快速・普通はこの際停めてでも東京~名古屋/大阪でレスキュー特急を走らせてもらいたいものですな。最速営業速度285km/hの「のぞみ」とは比較的ませんが、130km/hで走らせたら、復旧の見込みが立たなくとも、最低限の機動性は確保できるでしょう。

そのためにも予備車両(牽引客車)を残しておいてもらいですな。昼間用の座席車と夜間用の寝台車両の2編成で十分。機関車は各機関区・運転所にある予備電気機関車(貨物列車牽引用のEF66を使えばスピード出ます)を取り回せばよいですから。もちろんそれだけでは車両が足りないから新快速用の近郊型通勤車両も使えばよいです。

こういうことがパッと決まらないのには、どうもJR東海と東西日本のビミョーな関係が影を落としているような気がします。東海は特にやっかみ・ひがみも含め嫌われてますからね…。

いざというときのレスキュー特急を走らせるリスクヘッジがあれば、新幹線の信頼性は微動だにしないものになると思いますが、あいかがでしょうか。
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大阪鉄構想_00

2015-05-30 15:18:21 | 鉄っちゃん
少し前の帰宅途中に出会った風景から。



わかりにくいかもしれませんけども、湾曲したガス管?のうえに鷺が止まって京阪電車を眺めています。
見つけた瞬間に「おっ!」と咄嗟に高解像度に設定してあるスマホのネイティブカメラで撮影しましたが、デジイチがあればもっといい写真が撮れたのに…と思うとやや残念です。フォトショで少しのトリミングとリサイズしましたけど、スマホカメラの限界ですわな。S町公園近く、5月21日撮影。

このあと鷺同様珍もぼんやりと電車を眺めていましたが、何となくこの景色がずっと気になっていまして、数日後夜明け前のまどろみの中で、ふと「もし大阪・関西が首都圏と同じぐらいのレベルの鉄道網なら京阪以外の電車があの鉄橋を渡るんやろな」と思いつきますと、その後は怒濤のようにイメージが珍脳の中に湧き上がってきました。続きはあらためてまた。
(つづく)
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トワイライト・エクスプレスの黄昏(後篇)

2015-05-18 08:18:00 | 鉄っちゃん
「列車ホテル」といえば悪天候などの運休時に駅で開放される客室のイメージですよね。ニュースで見かけるのはホームに止まっている新幹線。グリーン車も開放されているのかどうかわかりませんが、普通車ならいくらリクライニングしても窮屈ですから快適にはほど遠いです。それより、いつ動くかわからない、予定が台無しになった…といったネガティブな気持ちのほうが勝っているでしょうから、疲労感だけが残るような気がします。

阪急交通社の「トワイライト・エクスプレス」の場合は京都駅ホーム泊ですが、前もって「列車ホテル」とわかっているわけですし、対価も払っているわけで、それなりの満足感が得られるというもの。

ですが、本来寝台列車として夜通し走るのが使命である列車をわざわざ駅に止めるってのはもったいないですな。しかも定期運行はなくなったといえ、程度のいい車両を集めて再編成した虎の子の列車1編成をむざむざ列車ホテルにしなくても…。萌えるうどん屋で例えるなら、かわいくて愛想も要領もいい女の子をむざむざ洗い場に置くようなもの。



ダイナープレアデスでフレンチのディナーを食べたいですけど、揺れる列車と流れる夜景の車窓でディナーをいただいてこそ、旅情がかきたてられるのではないでしょうか。



ただでさえ変わらぬ景色の京都駅ホームなのに、カメラ片手に群がるヤカラに備えてカーテンを引いた状態にしないといけない食堂車と客室ではね…。



せっかくの料理も喉が詰まりませんかね。
ダイナープレアデスで出される旬のフレンチ。今月最新のディナーです。



こちらは最新のランチ。和食ですな。これはこれでまた豪勢ですな。



最新の朝食です。庶民の晩御飯より豪華でっせ(笑)
てゆーか、昼食・夕食がこんだけ豪華なら、やはり腹減ってまへんやろ。



A個室スイート展望室も動かずカーテン閉まったままでは宝の持ち腐れ。
ディナー食って寝るだけでは客も退屈しまっせ。
そりゃ京都駅前のホテルに泊まるよりユニークな体験なのですが、それに40万円も払いまっか?走りながら泊まれる70万円のほうが値打ちがあると思いますが…70万円もかなりお高いですけどね。大阪~札幌(片道、22時間)のトワイライト・エクスプレスはA個室スイートで確か2名1室9万円ぐらいだったかと思いますので(乗車券・特急券で@2万円、寝台料金が1室5万円強)食事代を含めても12~13万円でした。
団臨なので定期運行と違い、旅行会社がまず運行費用をかぶらないといけないから、旅行代金が必然的に高くなるのは致し方ないとは思うのですが…うーん…食事はグレードが上がったとはいえ、設えはほぼ変わらず、日本海の夕日という絶景車窓はなし、おまけに止まったまま泊まる(寝る前と起きたときの地点は同じ)これが果たして「トワイライト・エクスプレス」と呼べるのか…。ま、ある意味ほんとに「特別なトワイライト・エクスプレス」ですけど、ノリツッコミみたいな皮肉言うてどないすんねん。


A個室スイート(非展望室)

揺れる列車に30時間もいたら疲れるとは思いますが、列車は動くものでしょう、やはり。どうか今後のツアーは“ホテル列車”であってもらいたいものです。
(おわり)
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トワイライト・エクスプレスの黄昏(中篇)

2015-05-17 17:03:02 | 鉄っちゃん
昨日16日に復活した「トワイライト・エクスプレス」が大阪駅を出発しましたね。



懐かしく感じるヘッドマーク。
今回の列車は大阪駅発~北陸本線/湖西線で琵琶湖一周~東海道本線~山陽本線~下関のようです。29時間の旅。その後(本日)下関から小倉へ普通列車で移動し、山陽新幹線のぞみに乗り換え、新大阪着は19:18予定とのことです。
食事は朝食2回、昼食2回、夕食1回(ツアー中の全食事)はすべて食堂車「ダイナープレアデス」でいただけますが、動かんのにごっつぉばかではお腹空かんでしょ(笑)



9:50発。大阪駅長自らプラットホーム業務に就きお見送り。500人を超す鉄っちゃんが群がっていたそうです。
それにしても…特別な「トワイライトエクスプレス」ですか。「特別な」というのが何となくイヤラシく見えますなぁ。特別な人しか乗れないというイメージに見られませんか。まあそのとおりなんですけどね。とはいえ、間違いなく高額所得者・高額蓄財者の乗客は、そんな庶民的くすぐりを喜びますかねぇ…。
ちなみに、今回の日本旅行のツアー「特別なトワイライトエクスプレス下関初列車乗車プラン」はなんと直前の5月8日発売でして、A個室ロイヤル2名1室の場合、@250,000円也。つまり2名の代金は50万円ですな。なお、1名利用なら380,000円也。
調べていてよくわからなかったのですが、A個室スイートは上記ツアー募集に含まれていません。別募集のようです。webで見つけたのはA個室スイート2名1室@350,000円也。2名で70万円ですな。2泊目の宿泊費が含まれているらしいので、別ツアーとして2泊3日、2泊目は九州あたりの高級旅館なのでしょう。



EF65が牽引する「トワイライト・エクスプレス」は旅行会社主催団体臨時列車(通称:団臨)以外、これまでの定期運行では滅多になかった取り合わせ(2年前の7月大阪発でEF81が故障により代走措置あり)。琵琶湖一周後の京都駅でEF81→FE65の機関車交換を行い、東海道線から山陽線、下関へと向かっているところ。定刻どおりなら本日14:45に下関に到着しているはずです。
しかしEF65のボディカラー(国鉄時代から変わらず)にトワイライトのピンクのヘッドマークはビミョーに合わないですな…。

旅行会社主催の団臨は今後1年間ほどJR西日本管内で週1回運行されるようです。(新クルーズトレイン「トワイライトエクスプレス瑞風」の運行が始まればそちらへ移行するのでしょう)
今回の列車では車中泊のようですが、後篇では前篇の続きの列車ホテルについて。
(つづく)
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トワイライト・エクスプレスの黄昏(前篇)

2015-05-14 08:33:14 | 鉄っちゃん
寝台特急「トワイライト・エクスプレス」が廃止からほぼ2か月、団体専用臨時列車として復活する車両が昨日報道公開されました。旅行会社による企画列車として活用されるようです。



外観は変わっていませんが、列車編成が変更されているようです。日本旅行が貸切列車3日間のツアーをすでに募集していて今月16日その第一弾が運行されます。特徴は客車からB寝台車を外し、スイートとロイヤルだけに集約した点です。まさに「クルーズトレイン」として再編成したということですね。



列車編成はこうなります。

電気機関車EF81-電源車(カニ24形)-乗務員用寝台車両(車掌室のあるオハネ25形?)-食堂車ダイナープレアデス(スシ24形)-サロンカー(オハ25形)-A寝台個室スイート1室+ロイヤル4室(スロネ25形)-A寝台ロイヤル(スロネ25形)-A寝台個室ロイヤル(スロネ25形)-A寝台個室展望スイート1室+ロイヤル4室(スロネフ25形)


A寝台個室展望スイート(スロネフ25形)

旧編成からは開放B寝台などを外して、A寝台スイート/ロイヤル(2号車/スロネ25形)を1両から3両に増結し、10両から8両編成になりました。つまり3編成あったトワイライト・エクスプレスからスロネ25形を集めて1編成に再編成したということですね。なお、残りの車両で状態のいいものは京都にできる鉄道博物館へすでに搬入されています。(余りはスクラップでしょうな)


A寝台個室ロイヤル

もともとA寝台個室ロイヤルはシングルですが、セミダブルベッドでツイン利用も可能でしたから正式にアップグレードし、定員は2名×5室/両×4両=40名となります。旅行会社の募集定員も40名になっていました。ただし、薄利多売のB寝台をやめて客単価の高いA寝台に集約した分、当然旅行代金は高いです。


A寝台個室スイート(非展望室)

今月31日出発の阪急交通社のツアーは広島駅から山陽新幹線グリーン席で博多駅へ現地ホテル1泊の後、下関駅から「トワイライト・エクスプレス」に乗車、山陽本線から大阪・京都を通り、琵琶湖一周の後京都駅にて列車泊、夕食~翌朝食~昼食はダイナープレアデスで食べることになります。最後は広島まで再び山陽新幹線で戻るというツアー。これでスイートを利用したら1室40万円で、ロイヤルだと35万円です。この北陸エリア発着バージョン(新山口駅折り返し)もあって同額です。



しかし、走行中に泊まるわけではないのですね。
これって寝台列車ではなく“走るホテル”でもなく文字どおり“列車ホテル”です。
そのうち寝台列車バージョンも登場するとは思いますけど、これで40万円はお高いのでは…。なんだか高齢者夫婦(夫婦とは限りませんが…)向けの企画列車というニュアンスで鉄色はかなり薄いですな。本当にそれでいいのか?!
(つづく)
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さよならトワイライト

2015-03-13 07:53:13 | 鉄っちゃん
ついに寝台特急「トワイライト・エクスプレス」がラストランを迎えました。その最終列車として、現在、大阪発札幌行きがだいたい函館と札幌の間からやや札幌寄りの函館本線を走っていて、札幌発大阪行きは富山に入ったぐらいでしょうか。



昨日大阪駅を発つトワイライト。日本海側は雪や強風が見られるようですが、現在定刻どおりに進んでいるようですね。2日前珍が書きましたように何が何でも走らさないと、このお祭り状態に水をかけるわけにもいきませんからね。ま、結果論ですが、無難を期すため運休になった日の列車は走らせることができたのでは?と思ってしまいますけどね。



これも昨日の大阪駅ホーム。葬式鉄が鬱陶しいですな(-_-)



そのラストランで使用されている車両が10日報道陣に公開されていました。こちらはまさにプラチナチケット「スイート1番A個室」。部屋のクオリティでいうと上等なホテルのツインより狭いぐらいなのですが、「トワイライト・エクスプレスのスイート1番」という付加価値たるや圧倒的です。ラストランでチケットを獲得できた超幸運な人はどんな人なんでしょうね。



その車窓です。ここからの眺めは筆舌に尽くしがたい優越感でしょうな。



こちらはサロンカーですな。ここで鉄子との出会いがあるわけです…。



食堂車「ダイナープレアデス」です。かつての食堂車とは比較にならないほどの豪華さです。このあたりのコンセプトは次世代「トワイライト・エクスプレス瑞風」にも引き継がれるのでしょう。



こちらが先月から「ダイナープレアデス」で出されているさよなら運転特別メニュー。辻調グループのプロデュースだそうです。昨夜最後のこのメニューを食べた人は幸せですな。



ちなみに「トワイライト・エクスプレス」B寝台開放式Bコンパートの模型がトミーテックから発売される予定です。予定価格3万円也。



夜の雰囲気も再現できるようでして、なかなかいい感じですね。



ディテールも相当凝ってます。ただ、珍的には上に画像を掲載した「スイート1番」を再現した模型もリリースしてほしいです。ホテルっぽいスイートより開放B寝台のほうが寝台列車の雰囲気が醸されているということなのでしょうが…。とはいえ珍はB寝台模型もぜひとも欲しい…。



大阪駅到着は12時前だったと思います。札幌駅到着は9時頃。
これを機会にDVDやブルーレイ、雑誌などで数多くのトワイライト関連モノがリリースされましたが、なんとなく便乗系(珍的には雑誌はだいたい押さえましたし、全線レポートブルーレイも予約済み)。梅小路ではトワイライトの写真展も始まったんだとか。こちらは便乗というより惜別ですな。
さらに今日はブルトレ特急としては最後の「北斗星」が上野駅から札幌駅に向けラストランスタート。明日はいよいよ北陸新幹線開業です。撮り鉄は東へ西へ大移動ですな(笑)

さよならトワイライト。一度は乗ってみたかったトワイライト。あとは鉄道模型で楽しませてもらいます。ありがとう、トワイライト。
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トワイライト・エクスプレスの憂鬱

2015-03-11 07:55:41 | 鉄っちゃん
冷えますなぁ。真冬並み…というより真冬そのもの。
そして東日本大震災から4年の3月11日です。もう4年ですか、早いですな。復興は遅々として進んでいないような印象もありますが、この目で見ていないので実際のところは何もわかりません。
いずれにしましても、亡くなられた方々を悼みつつ、まだ行方のわからない方々が一日でも早く家族の元へ帰られることを祈念して止みません。

さて、いよいよ明日ラストランを控える寝台特急「トワイライト・エクスプレス」がここのところの最強クラスの戻り寒波の影響で(大雪のおそれと強風などを理由に)2日続けて運休となっています。本日11日が運休となったのでもう後がありません。明日12日が最終列車です。

これによりプラチナチケットは払い戻しでパー。
クックックッΨ(`ё´)Ψ
なんて喜んだりしませんよ、珍は。了見の狭い人間ではありません、たぶん(笑)



これが1週間前ならおそらく走らせていたと思いますね。
これまでも大雪で足止めされても走らせていたぐらいですから、一時的な戻り寒波の強風ぐらいなら走らせるでしょう、普通は。ラストラン直前に車両確保ができなくなることを不安視しての運休だと珍は睨んでいます。このアリバイづくりのためなのか、珍も乗った特急「北越」(13日がラストラン)や白新線・羽越本線の特急「いなほ」も運休です(苦笑)
逆に言うと、旧国鉄時代からダイヤには異常なほど正確さを期すJRですからダイヤ改正時には絶対躓きたくない。ラストランは文字通り後がないので大雪でも強風でも走らせるでしょうね。というか後がないから、足止めで2泊3日になっても走らせていいわけです。

どうなることやら…今夜のJR西日本の発表が楽しみです。
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瑞穂の国を駆け抜ける風

2015-02-20 08:00:36 | 鉄っちゃん
昨夜珍之助ワールドへのパスポート(片道切符を兼ねてます)を手にしたアナタ、目くるめく別世界へようこそ。この発展場(あ、「発展場」の意味は決して親御様に聞かずネットで調べてください)に日毎夜毎集う有象無象魑魅魍魎の諸先輩方と珍へのホットでナウいメッセージをお待ちしておりますぞ。



「やっぱりやってまいよった」と舌打ちしている野郎が1名、「あほや…」と呟いている女子が1名いるような気もしますが(昨夜のお店は「ばかや」でしたが)すべてに純白なアナタ様はナニひとつ惑わされることなく、心地よい春のぬるま湯のような珍之助ワールドに溺れてください。
ああっ、ふわとろ親子丼の向こう側でおしぼりを握る神々しくも真白き御手に萌えぇぇ。

さて、JR西日本のクルーズトレインの名称が発表されましたね。

TWILIGHT EXPRESS 瑞風

「トワイライトエクスプレスみずかぜ」と読みます。
その名のとおり来月で廃止となる寝台特急トワイライトエクスプレスの名称と伝統を引き継ぐというものだそうで、「瑞風」とは「瑞穂の国(日本)を風のように駆け抜ける列車」という思いを込めたものなんだとか。また「瑞風」には吉兆をあらわすめでたい風という意味もあるそうです。



超和風の(古風な?)シブいネーミングもさることながら「トワイライト・エクスプレス」と冠したところがミソですな。ロゴマークでもトワイライトの天使を引き継いでいます。JR西日本が豪華寝台特急の正式な継承列車と位置づけたことは非常に重要な意味を持つと思いますね。単なるブランドの継承ではなく、JR西日本による寝台列車としてのコンセプトの継承発展を高らかに宣言したものでしょう。まさに伝統。ホテルではなくエクスプレスであることが明確になったことが珍には朗報です。寝台列車マニア@鉄ちゃん(寝鉄?)にとっても、ブルトレを一歩も二歩も進め、わが国初といってもいい本格豪華寝台列車である「トワイライト・エクスプレス」の名称が残るということは喜ばしい限りです。さらに豪華に、さらにマニアックに(笑)アップグレードして、美しい日本を巡る風となってほしいものですな。

「トワイライト・エクスプレス瑞風」は2年後の春のダイヤ改正でデビューする予定です。
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鉄っちゃん恨み節

2015-02-16 07:58:27 | 鉄っちゃん
トワイライト・エクスプレス、北斗星の最終列車に、北陸新幹線の一番列車と鉄っちゃん泣かせの特急券・指定席券の3日連続発売では15秒から25秒という瞬殺状態で売り切れでしたが、ネットオークションでは100万円を超える高値で落札されたとか。転売目的での出品はダフ屋行為でっしゃろ。警察は取り締まれっつーの。売るほうも売るほうなら買うほうも買うほう。売るほうは明らかに鉄っちゃんちゃいますね。鉄っちゃんなら自分が乗るでしょう。買うほうも鉄っちゃんとは言えませんな。酔狂でミーハーな金持ちでしょう。鉄っちゃんならベテランみどりの窓口駅員の「10時打ち」(販売開始時刻である午前10時の時報とともに発券ネットワークの端末キーを連打して席を取りに行く)に賭けろっちゅーねん。なんだか鉄っちゃん不在の狂騒ってのが腹立たしいです。

とはいえ、ニュースで映っていた北陸新幹線1番電車のチケットが取れた野郎を見て…
「顔出ししやがって…アホが。オヤジ狩りに遭え!」
と呪いをかけた鉄っちゃんは全国で10万人はくだらないと思います(笑)

また、昨日たまたまNTV『バンキシャ!』を観ていたら、珍が以前行った東京目黒祐天寺の鉄道喫茶カレー『ナイアガラ』が映し出されました。
>>珍なるお江戸_鉄っちゃん編03
その『ナイアガラ』で珍もお会いした親せつなおやっさん(ここでは「駅長」と称する79歳か81歳)が北陸新幹線1番電車チケットを取った瞬間(誰かに頼んでいて、取れたとの電話)が映っていました。「冥土の土産だな」と思った鉄っちゃんも10万人はいたと思います(苦笑)

ちなみに、今月7~8日に行われた北陸新幹線試乗会に珍も応募していたのですが落選。当選していたら珍ブログが賑やかになったのに…倍率は報道では77倍とか。意外と低いなと感じましたが、ハズレはハズレ。近いうちにリベンジとして『サンダーバード』グリーン車~『かがやき』グランクラスで金沢経由東京行きを誓う珍之助であります。

そういえばまた『トワイライト・エクスプレス』が大雪のため立ち往生、25時間半遅れで大阪駅に到着したとか。130人中30人が途中で新幹線に乗り換えたらしいですが、残り100人ほどはまるまる2日間(2泊3日)に及ぶ寝台列車の旅を満喫したようです(-_-)



沿線の駅弁が出たり、車掌が気を利かしてじゃんけん大会を催したり、遅れたのに楽しそう…。羨ましい…。これが大阪環状線なら15分遅れても駅員がどつかれるぐらい険悪になるのにねぇ…。
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寝台特急絶滅危機_14

2015-02-03 08:37:20 | 鉄っちゃん
久々のシリーズ再開です。一応最終回。
さて、一昨日から昨日にかけて札幌発大阪行き寝台特急『トワイライト・エクスプレス』が大雪のため青森県平川市、奥羽線津軽湯の沢駅(平川市)と陣場駅(秋田県大館市)の間で12時間半も立ち往生し、2日午前11時45分に運転を再開したとの報道がありました。



大雪での立ち往生はこの冬2回目でしょうか。昨年もあったように記憶しています。
それにしても、はっきり言って…

うらやましい!

『トワイライト・エクスプレス』で2泊ですよ、2泊!
雪で閉じ込められたとはいえ、電源は生きているので暖房も効いていますし、暇なら寝て待てばいいわけです。食糧こそ外部から配給があったようですが、それもいい思い出に。廃止される寝台特急に2泊できる喜びのほうが大きいでしょう!珍的には、乗り合わせた乗客は寝台料金と特急料金を倍払うべきだと思いますけどね。

理想の寝台特急は豪華列車だけではないですね。設えも大きな要素ですが、やはりモノよりコトですな。こんな寝台特急もアリでは?
(1)とにかく乗り放し(降りない、降ろさせない)
(2)ハプニングトレイン(エロい意味ではありません)

(1)と(2)のコンボ列車として、
・わざと立ち往生する(実はいつでも動かせることができる)
・サプライズが起こる(シナリオです)
この2点を含む寝台特急を考察してみます。

大雪立ち往生があるなら逆パターンで、真夏の立ち往生もあるのでは?
エアコン止めるとオジジ・オババ中心に死人が出ますので、一応エアコンは動かしておいて…『トワイライト・エクスプレス』の大阪発列車なら北陸本線で最初に夕日を望むのですが、今度は上越~羽越本線の絶景ポイントで突如故障とのアナウンスで立ち往生。いつ動くともわからないまま2日目の日本海に沈む夕日を新潟から眺める…深夜に運転再開。今度は青函トンネル(在来線が走ることを前提)を出たところで太平洋側に昇る日の出を眺める。これなら文句も出ませんやろ。

さらに、個室利用オッサン一人旅の客室近くに翳のある三十路女子もしくは人懐っこい世間知らずなJDを配置。立ち往生中、これら女子がオッサンに話しかけてきます(あくまで演技です)。
「こんにちは。困りましたわね、いつ動くのかしら…」
その後ラウンジカーなど行く先々で“偶然”一緒になります。なぜなら彼女はGPSか車両内に設置したセンサーで常にオッサンの居場所を追跡しているので、必然的な“偶然”が起きるわけです。
「あら、またご一緒になりましたわね、六二郎さん」
冷静に考えたら不自然な“偶然”の連続なのにヤラセをまったく疑わないどころか、赤い糸を確信する六二郎さま。そして、いつの間にかいつも二人で行動…吊橋効果的擬似恋愛を体験できるというサービスはいかが?

個室に引きこもる場合はアテンダントに扮して登場します。珍はこっちも捨てがたいですが(笑)料金は上がりますのでご注意ください。
熟女好き六二郎さまには、かわいい四十路ぽちゃ女子または生き血系五十路美魔女子を配置させていただきます。え?巨乳系健康六十路女子がおよろしかったですか?

期待もナニも膨らんだところで(ナニが?)六二郎さまは彼女を自室に招きます。もちろん女子はOKしますが、着替えのため一旦彼女の個室へと下がります。そのとき列車は動き出します。ところがいつまでも待っても彼女は来ない…。聞いていた列車個室へ行きノックをすると出てきたのは怪訝そうな表情の熟年夫婦。ここで擬似恋愛サービスは終了です。切ない余韻を残したまま列車旅を続けてください。

なお、本サービスに事前告知はございません。降車時には遅延による特急料金払い戻しどころか追加料金(寝台料金の3倍相当)をいただきますので、サービスが不要の場合はウエルカムドリンクの際にやってくる谷間系超ミニスカアテンダントが床にしゃがむようにしてワインをお注ぎするときに「あなたのサービスは要りません」ときつくお断りしてください(彼女が本サービスで登場するとは限りませんが)。このサプライズサービスは立ち往生時にのみ発生するイベントでして、通常運行となった場合はイベント自体ございません。あわせまして、先のお断りにより谷間系超ミニスカアテンダントによるサービスも終了させていただきます。

という、珍プロデュースの寝台特急『トワイライト・ラブ・エクスプレス』はいかがでしょうか?ぜひお乗りください。

寝台特急は絶対なくしたらあきまへんな(笑)
(おわり)
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