ランドセルなどを寄贈する「伊達直人」が全国に現れていますが、N市役所にもとうとう現れました。「伊達直人」ではなく「惣流アスカ・ラングレーおよび特務機関NERV壱臨時職員」からです。
ご存知の方も多いと思いますが、アスカは『新世紀エヴァンゲリオン』の主要登場人物の一人で、同じく綾波レイと並ぶ(S系のアスカよりMで控えめなレイのほうがややリード?)人気の女子キャラです。珍もけっこう好きです(笑)
ま、それはともかく、紙袋が役所の玄関に本日の午前0時から1時ぐらいの間に(発見は午前1時20分頃)置かれていたそうで、実際に朝一番に見せてもらいましたけども、小学生用のノート、色鉛筆、色ペンなどそれぞれ5セットが入っていました。そこにパソコンで打たれた手紙が入っており、「市役所様江」で始まる文面は高齢者のような雰囲気の書きぶりなのですが、署名が上のとおりでした。北河内7市で役所に届いたのは交野市役所に次いでN市が2番目。
「ランドセルとちゃうんか…」が正直な感想でしたけど(苦笑)篤志は大事にしないとね。ありがたいことです。ただ、なぜアスカなのかがよくわかりません(笑)手紙の文面と封筒の手書きの宛名書きの字体からしてやはり70歳前後の男性と珍は推測しているのですが、「伊達直人」は知らないから孫に聞いて…ようわからんけど、それでええか…なのかもしれません。アスカ単独にしないでネルフの臨時職員というビミョーなキャラ設定からして、その孫は16~17歳のアニメ好きオタク男子高校生と見ています。
さて、全国規模での模倣者続出でブームとムーヴメントの境目にある「伊達直人」ですけども、その名は、珍が大好きなプロレスを超えたプロレスアニメ『タイガーマスク』の日常の顔、本名であることは、みなさんすでにご存知だと思います。ただ珍的には、アニメの設定を忠実にトレースして、プレゼントはこそっと置かずに、フェラーリかランボルギーニで玄関に乗りつけて、持ちきれないプレゼントの山で届けてほしいと思います(笑)
深夜、匿名といった要素からして、売名行為でなくてもそう見られるのを敬遠する日本人の国民性が垣間見れますね。欧米はキリスト教的隣人愛、博愛主義が根底にあるから匿名性はほとんどないように思いますが、日本でも本来はブームに左右されず日常的に定着してほしいですね。いずれにしても、行政の施策という光が及ばないところを市民が自発的に埋めようとする動きは(行政の力不足かもしれませんが)「公」の概念に変化をもたらすかもしれないという期待を抱かせてくれます。
ところで、もし珍が寄贈するならば「伊達直人」を名乗りたいところですが、いまさら感もあるので「友里アンヌ」でいくか「モロボシダン」とするか、シブくいくなら「万城目淳」か「牧史郎」(笑)それなら「石田三成」でもいいし…寄贈するかどうかの前に署名で悩むところです(笑)