弁護士法人かごしま 上山法律事務所 TOPICS

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ゼロ・ワン地域 解消

2011-06-06 | 弁護士会・弁護士
弁護士ゼロワン地域、解消へ 10年前は60地域以上(朝日新聞) - goo ニュース

※引用

弁護士ゼロワン地域、解消へ 10年前は60地域以上


弁護士ゼロワン地域の10年間の推移
 全国各地にある裁判所支部の管内全203地域のうち、弁護士がいないか、いても1人だけという地域が今年度中になくなる見通しとなった。10年前は60地域以上あったが、「使いやすい司法の実現」を目指した司法制度改革の結果、改善が進んだ。相談したくても、近くにいない――。そんな「弁護士過疎」が解消されつつある。

 弁護士が0~1人の地域は「ゼロワン地域」と呼ばれ、「不便な司法」の象徴だった。利害が対立する当事者同士は、同じ1人の弁護士に相談、依頼できない。交通の便が悪い地方では別の管内の弁護士に頼むと打ち合わせなどにかかる負担が大きく、泣き寝入りを強いられるケースも少なくなかった。

 1999年7月に始まった政府の司法制度改革審議会は2001年6月にまとめた意見書で「司法アクセスの改善」を提言。ゼロワン地域への弁護士の配置を求めた。


鹿児島でも、10人ぐらいのペースで登録者数が増えましたから、解消はされるのでしょう。そのために、全体の人数をこれほど増やす必要があったかは疑問です。


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10 コメント

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数だけ増やしても、 (isaac)
2011-06-06 06:28:45
配置についての計画がたっていなければ、医師と同じく偏在が問題となるんでしょうか。

全体の人数については、行政書士や司法書士もいるので、一般に言われるほど弁護士の数を増やす必要がないということも聞きますが、どうなんでしょうか。
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コメントありがとうございました。 (ueyama)
2011-06-06 09:55:03
isaacさま、コメントありがとうございました。
印象としては、偏在することによって、どのような弊害が生じているのか、論じられていなかった気がしますし、ゼロ、ワン地区が解消して、具体的に改善された部分がどこなのか、よく分かりません。また、全体の人数については、フランス等との比較をする際の「法曹」にどこまで含めて考えるかで、大分比較の評価は異なってくるみたいですね。
弁護士といっても、大方は、自営業者ですので、偏在することはやむを得ないのかもしれません。その意味で、法テラスのスタッフ弁護士の役割は大きいと思うのですが、そういう側面だけでスタッフ弁護士の配置を考えているわけではなさそうです。
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Unknown (山住真一郎)
2011-06-06 23:33:09
>弁護士ゼロワン地域
司法書士が作成する訴状などが、やたらと優秀な地域?
>鹿児島でも、10人ぐらいのペースで登録者数が増えましたから
沖縄の現状をご存知でしたら是非ともご教示願います。
府令弁護士の方々は引退の時期かと思いますが、後継者の育成は進んでいるのかが心配です。
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Unknown (山住真一郎)
2011-06-06 23:41:22
>>isaacさま
>司法書士
簡易裁判所で代理人をなされている方もいれば、登記専門の方もいる訳で……。
>一般に言われるほど弁護士の数を増やす必要がない
私は、「簡易裁判所裁判官」「検察官事務取扱副検事」「検察官事務取扱検察事務官」が現在担当している部分に、法曹資格者を投入すべきという考えです。
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Unknown (isaac)
2011-06-07 01:02:33
上山先生、レス有難う御座います。

必ずしも機能していませんが、僻地医療の医師養成のためにと自治医大がありますが、弁護士を同じように養成するわけにはいかないでしょうね。
医師と違って、弁護士を公務員として多くを擁するわけにもいかないでしょうから、難しそうな気がします。
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Unknown (isaac)
2011-06-07 01:06:28
山住さま、

寄せ場の支援に関わっているので、法律相談に参加している司法書士の方を何人か知っていますが、自分が世話になったのは中古マンション購入時のときだけだった。
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Unknown (田中)
2011-06-11 23:24:19
弁護士数が増えるのは、依頼する側からしたら嬉しいが、質はどうなのでしょうか。
どこかの事務所に雇われで入った弁護士は、ボス弁からいろんな意味で教育を受けてるのでしょうか。弁護士の世界はわかりませんが、「請けた仕事はすべて自分で」ならめちゃくちゃな仕事(依頼者側から見て)をされる可能性もあるので、ボス弁はちゃんと教育してあげるべきでしょう。
痛い経験からの感想です。
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委任状は一つの事件(=事件番号単位)につき一枚で頼みます。 (山住真一郎)
2011-06-13 00:04:08
>>田中さま
>雇われ
「民法上の組合」とか「弁護士法人」とか。
>めちゃくちゃな仕事(依頼者側から見て)
委任状の「取下げ」「和解」「請求の放棄」「請求の認諾」界隈については、抹消しておくのがお勧めです。
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コメントありがとうございました。 (ueyama)
2011-06-14 05:58:32
田中さま、コメントありがとうございました。勤務弁護士の指導の問題は大変難しい問題だと思っています。なかなかの問題としか申し上げられませんが・・・。
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Unknown (Unknown)
2011-12-04 05:04:45
確かに数は増えてますね。何の経験もない弁護士など、とてもお願いしたいと思うような方々ではないですが。本人訴訟や自分でいろいろ手続きしたほうがまだまし?かと思ったりします(やったことないですが、本を見たりして、自分の知る限り彼らができるレベルなら自分もできそうです。)。
いろいろやり方はあるでしょうが、とりあえずちょっと勉強すれば誰でも合格できてしまうような試験になってしまっているようなので、弁護士の資格をとるのに経験3年以上で実務経験テストとかで合格した人だけができる制度とかレベルアップしたものに変えてほしいですね。


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