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在宅起訴

2007-08-22 | Weblog
告訴無断取り下げ事件 検事を起訴、懲戒免職処分 東京地検(産経新聞) - goo ニュース

※引用
告訴無断取り下げ事件 検事を起訴、懲戒免職処分 東京地検

 検事による告訴の無断取り下げ事件で、東京地検は21日、告訴取り下げ書を偽造したなどとして、有印私文書偽造・同行使と虚偽公文書作成・同行使の罪で、同地検刑事部に所属していた斎藤諭検事(40)を在宅起訴した。
 起訴に先立ち、法務省などは同日付で斎藤被告を懲戒免職処分にした。監督責任を問い、当時東京地検検事正だった栃木庄太郎福岡高検検事長を訓告にするなど、当時の上司4人を処分した。
 起訴状によると、斎藤被告は今年3月23日、警視庁から同地検に書類送検された強制わいせつ事件について、告訴した女性の申し出もないのに、署名・捺印(なついん)を捏造(ねつぞう)するなどして告訴取り下げ書を偽造。27日には不起訴裁定書も偽造し、上司らに提出。事件を不起訴処分にした。
 斎藤被告は調べに対し、「人事異動を控えていたので、未処理の事件を後任に引き継ぐのを避けようと思った」などと供述し、起訴事実を認めている。犯行の翌4月には札幌地検へ異動が内定していたが、16件(3月末時点)の未処理事件を抱えていたという。
 斎藤被告は平成6年に任官。岡山、宇都宮地検などを経て、17年4月から東京地検に勤務し、4月に札幌地検に異動している。
 不起訴とされた強制わいせつ事件については、東京地検は偽造文書に基づく処分であり無効と判断。捜査し直した上で21日、改めて嫌疑不十分による不起訴処分とした。
 法務省の大野恒太郎刑事局長は「誠に遺憾。職員に対する指導・監督を一層徹底していく」とするコメントを発表した。


これまで、興味をもって見ていた事件ですが、彼は司法試験受験時代に自習室で見かけ、合格後ゼミで答案も見てもらった人と分かり、驚きました。真面目な人でした。昨日の警部補にしてもそうですが、個人の資質の問題を問いかけず、システムとしての防止策を検討する必要があると思います。

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