富山冤罪再審、取調官の再申請を再度却下(朝日新聞) - goo ニュース
※引用
富山冤罪再審、取調官の再申請を再度却下
02年に強姦(ごうかん)と強姦未遂の疑いで逮捕され、約2年1カ月の服役後に無実とわかった富山県内の男性(40)の第2回再審公判が18日、富山地裁高岡支部(藤田敏裁判長)であった。弁護側は、初公判で却下された県警の取調官の証人尋問を再申請したが、藤田裁判長は「再審は被告人の有罪無罪の判断を下す場所。心情は理解するが、必要性のないものと考えざるを得ない」と認めなかった。
被告人質問で、男性は当時の捜査当局の取り調べの状況を「取調官が握った拳がブルブル震えていて、否認したらなぐるという感じだったので、怖くて容疑を認めてしまった」などと振り返った。警察官、検察官、裁判官への心情を聞かれると「恨みを持っています」と語気を強めた。
さらに日刊スポーツの記事から引用します。
※引用
富山県警に女性暴行と同未遂事件の容疑者として2002年に逮捕され、約2年1カ月の服役後に無実と判明した男性(40)の再審第2回公判が18日、富山地裁高岡支部(藤田敏裁判長)で開かれた。男性は被告人質問で「5年間を返してほしい」と訴え、当時の取調官や検察官、弁護士、裁判官に対し「恨みを持っている」と述べた。
男性は「訳も分からないまま、単なる無罪で(再審が)終わってほしくない」と強調。検察側は反対尋問をしなかった。
弁護側は初公判に続き、当時の取調官の証人尋問を申請したが、藤田裁判長は「必要性はない」として再び却下した。8月22日の次回公判で検察側が無罪を論告し結審する予定。
閉廷後、記者会見した男性は「(却下は)非常に残念だ」とし、国家賠償法に基づく損害賠償請求訴訟を起こし「証人尋問をしたい」と話した。
弁護側は取り調べの状況などを詳細に質問。
男性は虚偽の自供をした理由について「取調官から『母親の写真にやっていないと言えるのか』と何度も言われ、もうだめだと思った」と述べた。その後の調べで、取調官が握りこぶしを震わせていたため「否認すると殴られると思い、怖かった」と語り、取調官に言われるままに調書が作られていったという。
弁護士は初公判までに1度だけ接見し「顔を合わせた瞬間、『被害者への弁償金を払えば執行猶予がつく』と言われ、やってないと言えなかった」と述べた。
また任意捜査の段階で、アリバイなどを伝えて否認したのに犯人扱いされたため、帰宅後に除草剤を飲んで自殺を図ったことを明かした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
当番弁護士の対応も適正妥当とは言いがたく、この被害者については、あらゆる方向から傷を深められ恨みを募らせているような気がしてなりません。現行制度上の限界なのかもしれませんが、司法関係者の対応としてこれで良いのか疑問を感じます。
※引用
富山冤罪再審、取調官の再申請を再度却下
02年に強姦(ごうかん)と強姦未遂の疑いで逮捕され、約2年1カ月の服役後に無実とわかった富山県内の男性(40)の第2回再審公判が18日、富山地裁高岡支部(藤田敏裁判長)であった。弁護側は、初公判で却下された県警の取調官の証人尋問を再申請したが、藤田裁判長は「再審は被告人の有罪無罪の判断を下す場所。心情は理解するが、必要性のないものと考えざるを得ない」と認めなかった。
被告人質問で、男性は当時の捜査当局の取り調べの状況を「取調官が握った拳がブルブル震えていて、否認したらなぐるという感じだったので、怖くて容疑を認めてしまった」などと振り返った。警察官、検察官、裁判官への心情を聞かれると「恨みを持っています」と語気を強めた。
さらに日刊スポーツの記事から引用します。
※引用
富山県警に女性暴行と同未遂事件の容疑者として2002年に逮捕され、約2年1カ月の服役後に無実と判明した男性(40)の再審第2回公判が18日、富山地裁高岡支部(藤田敏裁判長)で開かれた。男性は被告人質問で「5年間を返してほしい」と訴え、当時の取調官や検察官、弁護士、裁判官に対し「恨みを持っている」と述べた。
男性は「訳も分からないまま、単なる無罪で(再審が)終わってほしくない」と強調。検察側は反対尋問をしなかった。
弁護側は初公判に続き、当時の取調官の証人尋問を申請したが、藤田裁判長は「必要性はない」として再び却下した。8月22日の次回公判で検察側が無罪を論告し結審する予定。
閉廷後、記者会見した男性は「(却下は)非常に残念だ」とし、国家賠償法に基づく損害賠償請求訴訟を起こし「証人尋問をしたい」と話した。
弁護側は取り調べの状況などを詳細に質問。
男性は虚偽の自供をした理由について「取調官から『母親の写真にやっていないと言えるのか』と何度も言われ、もうだめだと思った」と述べた。その後の調べで、取調官が握りこぶしを震わせていたため「否認すると殴られると思い、怖かった」と語り、取調官に言われるままに調書が作られていったという。
弁護士は初公判までに1度だけ接見し「顔を合わせた瞬間、『被害者への弁償金を払えば執行猶予がつく』と言われ、やってないと言えなかった」と述べた。
また任意捜査の段階で、アリバイなどを伝えて否認したのに犯人扱いされたため、帰宅後に除草剤を飲んで自殺を図ったことを明かした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
当番弁護士の対応も適正妥当とは言いがたく、この被害者については、あらゆる方向から傷を深められ恨みを募らせているような気がしてなりません。現行制度上の限界なのかもしれませんが、司法関係者の対応としてこれで良いのか疑問を感じます。