つれづれなるままに映画や音楽の感想などをテキトーに書いていければなぁ、と思っております。
つれづれおきらく
哀しき獣
タマフルで宇多丸さんが大プッシュしていた韓国映画。
ちょっと期待しすぎかなぁ。
見るのを決めたので、シネマハスラーは聞かなかった。
やっぱり映画はまったく予備知識無しで見たいから。
月曜日の9時半の回なのに、かなり入ってたなぁ。タマフル効果か。
ま、東京ではここでしか見られないからなぁ。
さて映画ですが、巻き込まれ型のアクション映画って感じで、主人公がどんどん窮地に追い込まれてやむにやまれず逃げて逃げて殴って逃げて刺して逃げて。
緊張感がずーっと持続していくのはすごい上手い。
アクションシーンもなかなかの迫力で。
でもなぁ、後半だんだんと話がややこしくなっていくんだけど、そこの説明がちゃんとされないから、見ているこっちとしては「誰が何のためになにをしようとしているか」がわからなくなってくる。
こうなってしまうと、動機のわからない追跡とか動機のわからないドンパチっていうのは、見ていてなんだか乗れないわけで、うーん、すごい迫力の殺し合いだけど、誰がなんのためにこの人たちを殺しに来たの?と、なーんかどうでもよくなってくるわけで。
ほんの数シーンを追加するだけのことのような気がするんだよなぁ。
ミョン社長が韓国にやってきてキム社長に会って、てめえどう落とし前つけるつもりなんだ?ってことで、キム社長「ご、ごめんなさーい」となって、ミョン側からの提案で、「じゃ、ビジネスしましょうよ。あんたもあの犯人を探してるんでしょ。俺たちがちゃんと犯人を見つけて殺してあげますから、そしたら3000万払ってくださいよ。」と。「そ、それでOKです。でも前金で半分、成功したら残り半分でいいですか?」 ということなんだよね、きっと。
で、ミョン達はプサンの港でグナムを追いつめる。
ここで手下が全員いなくなってミョン一人が大暴れっていうのがすごく嘘くさいんだけど、そこは目をつむりましょう。
結局グエムは命からがら逃げてしまう。
キム社長は、ミョン達がジャマだから、ミョン達のいるところに手下を送って殺そうとする。けど、またまたミョンの超人的な強さ(手には肉のついた骨!)で、また全員殺されてしまう。
ここも、手を組んだはずの2グループが殺し合いを始めるからわかりづらいんだよなぁ。ほんの1カットでいいから、キム社長が「金なんて誰が払うか。ミョン達を皆殺しにしちまえ」と言わせればすっきり整理されるんだけどなぁ。
あと、やっぱり真相だよなぁ。
もうすこし、わかりやすく説明して、気持ちよく映画館をあとにさせてほしい。
映画を見終わってから考えた結果、要はこういうことだ、きっと。
●キム社長は、キム・スンヒョンに自分の愛人をよりによって自分の家で寝取られたので、運転手に殺させた。運転手としては最初にビルに入っていった2人の手下に殺させるつもりだったけど、上から一人降ってきちゃって手こずっているようだから上にあがっていき、運転手みずからナイフで首の血管を切って殺した。そこを階段をあがってきたグナムに見られてしまった。
キム社長としては「運転手が真犯人」ということがバレると自分につながりかねないので、それを知っていそうなグナムを見つけて殺してしまいたい。
●銀行の課長(最後に出てくる銀行の受付をやってる若い男)は、キム・スンヒョンの奥さんとデキていた。キム・スンヒョンを殺したかったので、毎晩のように飲み屋で「殺したい奴がいる」と話していた。それを聞いたウェイターが「俺の知り合いに、そういう仕事をやる奴がいる」と言い、中国のミョンに依頼。ミョンがグナムをキム・スンヒョン殺しに韓国へ向かわせる。
この2つがたまたま同時になってしまった、というのが事件の真相だろう、きっと。だよね?
でも、これがさぁ、ちゃんと真剣に見ていてもすっきりわからないんだよなぁ。
映画館出てから歩きながら「で、どういうことだったんだ?」と一生懸命考えての結論なのだ。
もうちょっとわかりやすくしてくれてもいいんじゃないの?という気分になる。
あと、考えても結局よくわからないのは、バラバラにされて殺された30代前半の女性は誰で、誰がなんのために殺して、なぜあの水産会社の男はあたかもそれがグナムの妻のようにテレビのカメラの前で語っているのか、ということ。この件と、ミョンが「そうか、そういうことか!」と起き上がるシーンは関係があるのかどうか。そこがよくわからない。
なんとなく、あれがグナムの妻ではないんだろうなぁっていうのは感じながら見ていたんだけど、それにしても、どうしてこんなことを誰がなんのためにしたのか、そこの説明が無いよね。わかんね。
というわけで、おそらく作り手が考えたストーリーがちゃんと観客に伝わっていれば、もっとずっとおもしろい映画だと思う。
とても惜しい。
特に、最後のシーンと、エンドロールが一旦中断して入るシーンなんて、全部がちゃんと観客に伝わっていればもっと、その、運命のいたずら感っていうか、もっと心にグッと来るものがあったはずだと思う。
あと、やっぱり銀行でキム・スンヒョンの奥さんを見るシーンについても、もう少しちゃんとすっきりわかっていれば「なるほど、そういうことか!」と膝を叩けたはずなのに。
これは、あの女優さんの顔と、グナムの奥さんの顔が、僕にはちゃんと区別ができていなかったというのもあって…。
あの2人は、もっと完璧に違うキャラの2人にすべきだったと思うんだけどなぁ。
韓国の観客には、きっと2人は全然ちがうそれぞれ有名な女優さんで、混同するわけがない2人なのかもしれないけども。
と、いろいろ文句を言いましたが、これは、あと少しで傑作になったのに惜しい!!という気持ちからの文句です。
本当に惜しい。
きっと、いろいろ事情があって、編集にちゃんと時間をかけられなかったんだろうなぁ。
惜しいなぁ。
さて、タマフルのシネマハスラーを聴いてみよう。
僕が理解できなかったことが、ちゃんと「あそこで説明されている」ということがあるのかもしれない。
どうかなぁ。
かなり真剣に見たんだけどなぁ。
理解できなかったのは僕のせい?
いずれにしても、答え合わせをしたいのだ。
正解を教えて!
ちょっと期待しすぎかなぁ。
見るのを決めたので、シネマハスラーは聞かなかった。
やっぱり映画はまったく予備知識無しで見たいから。
月曜日の9時半の回なのに、かなり入ってたなぁ。タマフル効果か。
ま、東京ではここでしか見られないからなぁ。
さて映画ですが、巻き込まれ型のアクション映画って感じで、主人公がどんどん窮地に追い込まれてやむにやまれず逃げて逃げて殴って逃げて刺して逃げて。
緊張感がずーっと持続していくのはすごい上手い。
アクションシーンもなかなかの迫力で。
でもなぁ、後半だんだんと話がややこしくなっていくんだけど、そこの説明がちゃんとされないから、見ているこっちとしては「誰が何のためになにをしようとしているか」がわからなくなってくる。
こうなってしまうと、動機のわからない追跡とか動機のわからないドンパチっていうのは、見ていてなんだか乗れないわけで、うーん、すごい迫力の殺し合いだけど、誰がなんのためにこの人たちを殺しに来たの?と、なーんかどうでもよくなってくるわけで。
ほんの数シーンを追加するだけのことのような気がするんだよなぁ。
ミョン社長が韓国にやってきてキム社長に会って、てめえどう落とし前つけるつもりなんだ?ってことで、キム社長「ご、ごめんなさーい」となって、ミョン側からの提案で、「じゃ、ビジネスしましょうよ。あんたもあの犯人を探してるんでしょ。俺たちがちゃんと犯人を見つけて殺してあげますから、そしたら3000万払ってくださいよ。」と。「そ、それでOKです。でも前金で半分、成功したら残り半分でいいですか?」 ということなんだよね、きっと。
で、ミョン達はプサンの港でグナムを追いつめる。
ここで手下が全員いなくなってミョン一人が大暴れっていうのがすごく嘘くさいんだけど、そこは目をつむりましょう。
結局グエムは命からがら逃げてしまう。
キム社長は、ミョン達がジャマだから、ミョン達のいるところに手下を送って殺そうとする。けど、またまたミョンの超人的な強さ(手には肉のついた骨!)で、また全員殺されてしまう。
ここも、手を組んだはずの2グループが殺し合いを始めるからわかりづらいんだよなぁ。ほんの1カットでいいから、キム社長が「金なんて誰が払うか。ミョン達を皆殺しにしちまえ」と言わせればすっきり整理されるんだけどなぁ。
あと、やっぱり真相だよなぁ。
もうすこし、わかりやすく説明して、気持ちよく映画館をあとにさせてほしい。
映画を見終わってから考えた結果、要はこういうことだ、きっと。
●キム社長は、キム・スンヒョンに自分の愛人をよりによって自分の家で寝取られたので、運転手に殺させた。運転手としては最初にビルに入っていった2人の手下に殺させるつもりだったけど、上から一人降ってきちゃって手こずっているようだから上にあがっていき、運転手みずからナイフで首の血管を切って殺した。そこを階段をあがってきたグナムに見られてしまった。
キム社長としては「運転手が真犯人」ということがバレると自分につながりかねないので、それを知っていそうなグナムを見つけて殺してしまいたい。
●銀行の課長(最後に出てくる銀行の受付をやってる若い男)は、キム・スンヒョンの奥さんとデキていた。キム・スンヒョンを殺したかったので、毎晩のように飲み屋で「殺したい奴がいる」と話していた。それを聞いたウェイターが「俺の知り合いに、そういう仕事をやる奴がいる」と言い、中国のミョンに依頼。ミョンがグナムをキム・スンヒョン殺しに韓国へ向かわせる。
この2つがたまたま同時になってしまった、というのが事件の真相だろう、きっと。だよね?
でも、これがさぁ、ちゃんと真剣に見ていてもすっきりわからないんだよなぁ。
映画館出てから歩きながら「で、どういうことだったんだ?」と一生懸命考えての結論なのだ。
もうちょっとわかりやすくしてくれてもいいんじゃないの?という気分になる。
あと、考えても結局よくわからないのは、バラバラにされて殺された30代前半の女性は誰で、誰がなんのために殺して、なぜあの水産会社の男はあたかもそれがグナムの妻のようにテレビのカメラの前で語っているのか、ということ。この件と、ミョンが「そうか、そういうことか!」と起き上がるシーンは関係があるのかどうか。そこがよくわからない。
なんとなく、あれがグナムの妻ではないんだろうなぁっていうのは感じながら見ていたんだけど、それにしても、どうしてこんなことを誰がなんのためにしたのか、そこの説明が無いよね。わかんね。
というわけで、おそらく作り手が考えたストーリーがちゃんと観客に伝わっていれば、もっとずっとおもしろい映画だと思う。
とても惜しい。
特に、最後のシーンと、エンドロールが一旦中断して入るシーンなんて、全部がちゃんと観客に伝わっていればもっと、その、運命のいたずら感っていうか、もっと心にグッと来るものがあったはずだと思う。
あと、やっぱり銀行でキム・スンヒョンの奥さんを見るシーンについても、もう少しちゃんとすっきりわかっていれば「なるほど、そういうことか!」と膝を叩けたはずなのに。
これは、あの女優さんの顔と、グナムの奥さんの顔が、僕にはちゃんと区別ができていなかったというのもあって…。
あの2人は、もっと完璧に違うキャラの2人にすべきだったと思うんだけどなぁ。
韓国の観客には、きっと2人は全然ちがうそれぞれ有名な女優さんで、混同するわけがない2人なのかもしれないけども。
と、いろいろ文句を言いましたが、これは、あと少しで傑作になったのに惜しい!!という気持ちからの文句です。
本当に惜しい。
きっと、いろいろ事情があって、編集にちゃんと時間をかけられなかったんだろうなぁ。
惜しいなぁ。
さて、タマフルのシネマハスラーを聴いてみよう。
僕が理解できなかったことが、ちゃんと「あそこで説明されている」ということがあるのかもしれない。
どうかなぁ。
かなり真剣に見たんだけどなぁ。
理解できなかったのは僕のせい?
いずれにしても、答え合わせをしたいのだ。
正解を教えて!
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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私も同意見であるのでコメントを残しました。
もともと韓国文化を好ましく思っていないので相性としてはいいとは言えないですがアクションや演技に魅せられました。しかし!!顔と名前を憶えられない!!という理由から最後まで理解できませんでした。背景に関しても知識が乏しいせいでもあると思います。シネマハスラーで予習していたはずなのに‥私の頭が悪いせい?ww
なんかその感覚わかります。
理解できないのは自分の頭が悪いせいなんじゃないか?という感覚。
やっぱり、普通にぼけーっと見ていてちゃんと全体像が把握できるように物語を語ってほしいですよね。