江利チエミファンのひとりごと

江利チエミという素晴らしい歌手がいた...ということ。
ただただそれを伝えたい...という趣旨のページです。

続・あの歌...(1)霧のロンドンブリッジ

2005年08月26日 | 続・江利チエミ(初期記事・後編)
三人娘映画は昭和33年公開「大当たり三色娘」が最後となりました...
 なぜならこの年、江利チエミは東映の新進俳優/高倉健と婚約を果たします。
ゆえに「娘」は自ずと解消...となりました。

高倉健さんへの初対面の時の印象を聞かれ、チエミさんは...
 >なんだか あおじろ----い人だな ...って思ったワ...と語っていました。
仁侠映画に出逢うまでの健さんは「その魅力」を当初は開花させられない時期があったと思います...ひばり映画の相手役の健さんは今見ると確かに違和感があり「蒼白い」感じがします。

そんな最後の「三人娘映画/大当たり三色娘」で、チエミさんと宝田明さんと「運河を背景にした素晴らしい音楽シーン」がありました...
そう!その時チエミさんが歌った唄が「霧のロンドンブリッジ」です。

この曲はシド・テッパーとロイ・C・ベネットが共同で作った作品です。
1956年...ロックンロールが盛り上がりを見せてきた頃、「その合間をぬって」登場したこの曲は大ヒットをしました。
ジョー・スタッフォードのある意味「そっけない歌い方」が、熱いロック全盛の時代に逆に魅力となった...とも云えます。

初版のチエミ盤はこのジョー盤の「そっけなさ」を「淡々と語りかけるように」しっとりと歌い上げています。
2回目のロッカ・バラードアレンジも昭和30年代中盤の時代を反映して良い...のですが、私はこの最初の「しっとりしたバージョン」が好きです。

現在60歳以上の人に「江利チエミの歌は?」と尋ねると...
 テネシーワルツ カモナマイハウス さのさ...と一緒に「霧のロンドン」と答えてくださる方が多いと思います。独身時代の締めくくりの江利チエミの代表曲のひとつが、この「霧のロンドンブリッジ」です。


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