江利チエミファンのひとりごと

江利チエミという素晴らしい歌手がいた...ということ。
ただただそれを伝えたい...という趣旨のページです。

9)再びチエミ大いに歌う!

2005年05月12日 | 江利チエミ(初期記事・本編)

結婚...仕事はセーブに入りました。玉川・瀬田町の高台での新婚生活が始まりました。

当時の旦那様、高倉健さんもみかねて「もう一度歌っていいよ!」とチエミさんにいってくれたと...
(後に「思えばこれで人生が狂っちゃったのネ」と述懐していました。)

家にこもっていたチエミさんを見るに見かねてママこと清川虹子さんが仕事に引っ張り出します。
(完璧主義のチエミさんはなんでも完璧にこなそうとしてしまって...と。後にテレビで離婚の一番の原因はこの完璧主義とあまりにも神経質な自分の性格にあった...とも述懐していました。)
まず手始めに清川ママの出演していたテレビドラマ「隣りは隣り」にラーメン屋さんの益田喜頓さんの娘役に引っ張り出します。
そして、当時としては画期的なテレビでの1時間ミュージカルドラマ「スター誕生」です。
これはジュディ・ガーランドの映画を設定を替え、江利チエミ用に清川ママが脚本を書き換えさせた作品です。(共演/有島一郎、藤山寛美...)

梅田コマ劇場、新宿コマ劇場...歌手の1ケ月座長公演のパイオニアも江利チエミさんです。
その時の演目もこのスター誕生です。(36年6月梅田コマ/37年11月新宿コマの江利チエミ特別公演)
ここでは東宝のドン/菊田一夫が作・脚本で壮大な和製ミュージカルに仕上がりました。
芸術祭優秀賞を受賞します。
(共演/高島忠夫・清川虹子・森川信...)ここから本格ミュージカルスター・江利チエミが誕生します。

写真はしばらくの充電期間を経て昭和35年...日劇の舞台にたったときのものです。
   主婦になってひとまわり大きくなって...と記事も大絶賛をしています。(大宅壮一文庫所蔵)

チエミさんは、普通の主婦・おかあちゃんになる...という道から、生き馬の目を抜く芸能界へと再び本格的な復帰を果たします。
もちろんチエミさんはスタッフを親族で固めていた...このしがらみも断ち切ることができなかったという裏事情もきっとあったのだろうと思われます。

聴いてくださる、観てくださるお客さまのために...
まさに波乱万丈!チエミさんの新たなる挑戦がはじまります。
昭和35年...まさに日本は高度成長の道をまっしぐらに進んでいった頃...でした。

江利チエミ「スワニー」
 https://www.youtube.com/watch?v=v7hDkG-6pa0


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