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混乱必至でも菅ニンマリのワケ…あざとい政務官人事?

2011年06月28日 12時45分57秒 | 日記・政治
浜田和幸
 
2011.06.27 zakzak
 
菅直人首相が、復興担当相新設に伴う政務3役人事で、自民党の浜田和幸参院議員(58)=鳥取選挙区=に、復興担当の政務官への起用を打診したことが分かった。国民新党の亀井静香代表らが「衆参ねじれ解消」のために画策していた自民党切り崩し工作の1つとみられる。浜田氏は受諾に傾いている。

 「現在の時点では全くの白紙だ。菅政権の幹部からさまざまな申し出を頂いており、今日中に結論を出したい」

 浜田氏は27日午前の記者会見でこう語った。昨26日夕、枝野幸男官房長官から「復興担当の政務官として加わっていただきたい」と打診を受けたことを明らかにした。

 会見で、浜田氏は「国難の中で、菅政権の足を引っ張っている時間はない」「政治家としての岐路に立っている」「国のために力になるのなら考えたい」とも語り、政務官受諾の可能性を強く示唆した。

 浜田氏は1953年、鳥取県米子市生まれ。東京外国語大学を卒業後、新日本製鉄に入社。その後、ジョージ・ワシントン大学大学院で政治学博士号を取得し、保守系の国際政治学者としてメディアで活躍。昨年夏の参院選で自民党公認で出馬し、初当選した。

 この件には伏線がある。

 「被災地復興」を起用理由にしているが、亀井氏や民主党の石井一副代表が以前から、衆参ねじれを解消するため、10人ほどの自民党参院議員と接触し、「野党のままでいいのか!」と迫っていたのは事実。接触を受けた中には、浜田氏のほか、「行列ができる弁護士」こと丸山和也参院議員もいたという。丸山氏は、亀井氏側の申し出を断ったとされる。

 つまり、自民党参院が切り崩せれば、誰でも良かったのだ。

 加えて、浜田氏が政務官になれば、自民党は民主党に対し、さらに厳しい対応を取らざるを得なくなり、被災地復興が遅れる可能性がある。

 自民党の山本一太政審会長は27日のブログで、「もし浜田政務官が誕生すると、自民党は激しい怒りに包まれる。恐らく、復興担当の浜田新政務官は全ての委員会で、野党の厳しい追及にさらされる。そんな状況下で、政務官としてのまともな仕事ができるわけがない」(抜粋)と、翻意を促している。

 ただ、与野党激突は菅首相にとっては大歓迎との見方もある。

 「菅首相は8月の原爆の日に『脱原発』を世界にアピールして、その勢いで解散総選挙になだれ込む戦略を立てている。そのためには、野党と対立している方が都合がいい。浜田氏は被災地復興のためより、『脱原発』解散を煽る駒に使われた」(永田町事情通)

人格サイテー菅!魅せた“狡猾裏切り”仙谷&亀井激怒も涼しい顔?

2011年06月28日 12時45分30秒 | 日記・政治
2011.06.27 zakzak
 
★鈴木哲夫の永田町核心リポート

 菅直人首相が大物議員2人を激怒させた。27日、松本龍環境相を復興担当相に正式任命、後任環境相らの最終調整を行ったが、今回の閣僚人事で、仙谷由人官房副長官と、国民新党の亀井静香代表を裏切ったのだ。人間性を疑わせる手法で、菅首相と2人の間には修復不能な大きく深い溝ができた。被災地を無視し、政権延命を優先した閣僚人事の実態について、政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が迫った。

 復興基本法が24日に成立・施行され、復興担当相を置かなければならなくなり、閣僚人事が行われることになった。

 その前夜、2人の大物政治家が菅首相に面会した。仙谷氏と亀井氏。実は、菅首相が今回の人事で、完全にハシゴを外した2人なのである。

 復興担当相は、松本氏の横滑りとなった。メディアは「いつ退陣するか分からない菅首相に誰も協力しなかった。追い詰められた中で苦肉の人事」と伝えている。

 しかし、菅首相を侮ってはならない。取材を進めると、松本氏の起用は確信犯で、相変わらずの「排除の論理」と「狡猾な計算」があった。

 23日夜、民主党の前原誠司前外相のグループは、港区内で会合を持っていた。仙谷氏も参加していたが、途中でこう言い席を立った。

 「今から公邸に行ってくる。総理が話があると言うんだ」

 グループのメンバーはこう言った。

 「人事ですかね? もしかすると仙谷さんを復興担当相にして、和解しようということかもしれませんね」

 仙谷氏は「さあ」とだけ答えて、公邸に向かった。

 震災直後、副長官として呼び戻された際、菅首相は「復興を中心的にやってほしい。将来は復興相にと思っている」と仙谷氏に伝えていた。人事を前に「被災地復興に意欲はあったため、仙谷さんは『それもありか』と思っていたはず」(前出議員)という。

 公邸で向かい合い、菅首相はこう言った。

 「これからも協力をお願いしたい」

 ところが、関係修復を望む言葉とは裏腹に、菅首相が次に発した言葉に仙谷氏は耳を疑った。

 「仙谷さんを復興担当相にすることは考えていません」

 そして、誰にするかは告げずに、会談は終わったのだった。

 仙谷氏が、松本氏の起用を知らされたのは翌日。首相本人からではなく内閣スタッフからだった。直後に仙谷氏と会った関係者に、仙谷氏は怒りをぶつけたという。

 「結局は、菅さんの人格の問題。要するに『自分より力のある人に、自分より前に出てほしくない』ということだ。官僚との関係だって、どのラインを使うかで(自分とは)ぶつかる。それが嫌なんだ」

 松本氏は、防災担当相でもあり、起用は妥当だが、それならば阪神大震災時の小里貞利震災担当相のように、震災直後に全権限を与えて現地に張り付かせればよかった。

 現実の被災地復興は大幅に遅れたまま。復興体制を一新するチャンスだったのに…。仙谷氏はこう吐き捨てたという。

 「納得できないに決まってるじゃないか! ハシゴを外された。(菅首相に)喧嘩を売り直されたということだ」

 ■仙谷の「菅降ろし」に火!

 仙谷氏の「菅降ろし」に、いっそう火をつけたのは間違いない。

 亀井氏も顔に泥を塗られた。これまで、亀井氏は何度も菅首相を訪ね、復興担当相の新設や、大胆な内閣改造をアドバイスしていた。

 「小沢一郎グループからの登用も含めた超党派の改造をやって、あなたがやりたい仕事をやり遂げればいい」

 そして、「菅降ろし」に躍起になっている民主党執行部に対し、「そんなことをやっている場合か!」と批判し、菅首相を守る立場を貫いた。

 亀井氏が菅首相を公邸に訪ね、内閣改造を進言したのが13日。ところが、その前後に、菅首相は「松本氏に復興担当相を打診していた」(松本氏周辺)というのだ。

 13日以降も、亀井氏は菅首相に電話や直接会談も含めて3度接触し、改造をアドバイスした。そのたびに菅首相は「亀井さんも力を貸してください」「検討します」などと答えていた。

 とんだ確信犯である。菅首相はハナから亀井氏のアドバイスなど聞くつもりはなかったのだ。こうした菅首相の態度について、官邸スタッフの1人が言う。

 「菅首相は、亀井さんは今は『あなたを守る』と言っているが、ある程度たったら『菅降ろし』に転じて大連立を作ろうとしている、と疑っている。亀井さんを復興担当相で入閣させる気などサラサラないし、アドバイスを聴くフリをしていたようだ」

 官邸スタッフは、菅首相の性格を分析する。

 「大物を自分の下には置きたくない。いつ寝首をかかれるか分からないから。とにかく疑心暗鬼が強い。文句を言わない若い議員しか近くに置かない。仙谷さんや亀井さんも利用するときには近づくが、最後は切るということ」

 今、国民が求めているのは、超党派・全員一致で国難を解決してほしいという一点だ。しかし、自分以外の実力者のハシゴを次々に外し、排除する菅首相に、それは望むべくもない。

 ■鈴木哲夫(すずき・てつお) 1958年、福岡県生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部、東京MXテレビ編集長などを経て、現在、日本BS放送報道局長。著書に「政党が操る選挙報道」(集英社新書)、「汚れ役」(講談社)など多数。