ゆ~たん音楽堂

ドキドキ&ハートフルな音楽と仲間を探して
東奔西走!
音楽ディレクター ゆ~たんの日常。

【あなたを幸せにしたいんだ@山本太郎さん】

2019年07月12日 23時57分06秒 | Daily Life
*写真は去年の冬、上野に鈴木邦男さんの演説を聞きに行った際、一緒に撮ってもらったもの。けっして知り合いではない。残念ながら(笑)。

山本太郎さんの存在を知ったのは2002年に公開された梁石日さん原作の映画『夜を賭けて』 (金守珍監督)。太郎さんはこの映画で主人公 金義夫役を演じたのだが、その圧倒的な存在感はしばらく僕の身体のどこかに突き刺さったままだった。それからの俳優活動を追っかけることもなくいたが、太郎さんは3.11の後、反原発を訴え運動を開始し、2013年には国会議員となった。それからの言動はできる限り追っかけてきたが、市民の一人ひとりに寄り添うその本気度は年を追うごとに強固になってきたように思う。そして今年の参議院選挙、ついに太郎さんの政治理念を実現するために「れいわ新選組」が立ち上げられた。候補者には元東電社員、コンビニオーナー、創価学会会員、難病ALS患者、また大学教授までいる。見事に人選だ。残念ながら山本太郎さんをはじめとする「れいわ新選組」の候補者の主張は主要メディアでは取り上げられることはないらしい。でも、ネットにはたくさんの動画がアップされていて、彼らの主張を見聞きすることができる。今、僕には太郎さんの言葉一つひとつが突き刺さってくる。選挙まではどこかで直接、彼らの言葉を直接浴びに出かけたいと考えている。


【「日本を変えた『うた』」第5回は7月27日(土)の午後です】

2019年07月08日 10時30分37秒 | Daily Life
皆さま、大変お待たせ致しました。

今年の1月19日に予定され、
延期となっておりました「日本を変えた『うた』」を
7月27日(土)の午後に神保町の学び舎 遊人で開催致します。

第5回となる今回のテーマ曲は
『あゝモンテンルパの夜は更けて』です。

お話下さるのは大衆文化研究家で
中央大学経済研究所客員研究員の押田信子さん。

押田さんは2016年に『兵士のアイドル』(旬報社)を上梓され、
「慰問」という観点から戦争の真実に切り込まれました。

また、この7月には扶桑社新書から
『抹殺された日本軍恤兵部の正体』を上梓され、
大きな注目を集めていらっしゃいます。
(恤兵とは戦地への慰問、或は慰問で送られるものいいますが、
恤兵部その恤兵の管理・運営などを行っていました)


以下、押田さんからのメッセージです。
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終戦後、フィリピンの刑務所で死刑執行を待つ、
戦犯服役者たちが作った望郷の歌
『あゝモンテンルパの夜は更けて』は、
1952年、流行歌手渡辺はま子が歌って大ヒットを記録した。
はま子は彼らの元へ慰問に出かけ、減刑と釈放を求める
運動を開始した。やがて、その熱意が実るときが来た…。
戦時には、多くの芸能人が慰問という形で戦地に出向き、
国家へ奉仕を余儀なくされた。豊富なエピソードを
交えながら戦争と歌、戦争と芸能人を語る。
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当日は押田さんがこれまで取材された
内海桂子さん、中村メイコさんへのインタビュー映像を
拝見するとともに、これまでその実態がわからなかった
「恤兵部(じゅっぺいぶ)」という組織について
新しい知見を発表していただく予定です。

極めて貴重なお話を伺う一日となりそうです。

皆さま、ぜひともお運び下さい。

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うたでたどる明治150年
日本を変えた「うた」 日本に影響を与えた「うた」

第5回 テーマ曲 『あゝモンテンルパの夜は更けて』
(作詞:代田銀太郎、作曲:伊藤正康、昭和27年)

◎講師 押田信子(大衆文化研究家、中央大学経済研究所客員研究員)

◎ホスト 戸ノ下達也(近代日本音楽史研究家)
     坂元勇仁(レコーディングディレクター)

とき:2019年7月27日(土) 午後2時(開場 午後1時30分)

ところ:学び舎 遊人
東京都千代田区西神田2-4-1 (財)東方学会新館 2F

参加料:1,500円

*予約・お問い合わせ:
ユージンプランニング(平日10時から17時)
Tel 03-3239-1906
Fax 03-3239-1907
E-mail:manabiya@yujinplanning.com
(メールでご予約の際はイベント名と人数を明記して下さい)

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どうぞよろしくお願い致します。

坂元勇仁

【フランスオペラの探求 vol.1~ラモーのオペラ『プラテ』を学ぶ】

2019年07月04日 10時51分07秒 | Daily Life
この数年、井内美香さんと新国立劇場のレパートリーに沿って「みんなでオペラ」という連続レクチャーを学び舎でやってきたけど、なかなかフランスオペラをまとめて学ぶ機会はなかった。実際に見聞きすることも少ないのだけど、でもどんなものなのかずっと関心はあった。そんな中「みんなでオペラ」にも参加下さっている伊藤由紀美さんが今回「フランスオペラの探求」というイベントを企画された。11月27日にラモーのオペラ『プラテ』が開催されることを機に、いろんな角度からフランスオペラに詳しい専門家が集っている。メインのスピーカーとして、NHK-FMの『古楽の楽しみ』のパーソナリティとして有名な関根敏子さんが『プラテ』について話をされ、わが友井内美香さんも出演する。この11月のオペラ公演は豊島区立芸術文化劇場こけら落としにあたるらしい。その日に向けてのいい勉強会となるはずだ。7月15日、この日は月曜日だけど「海の日」の祝日、ぜひお運びいただければと思う。


とき:2019年7月15日(海の日) 午後3時スタート(午後6時まで)
ところ:学び舎 遊人
東京都千代田区西神田2-4-1 (財)東方学会新館 2F

参加料:3,000円

各回20名限定

*予約・お問い合わせ:
ユージンプランニング(平日10時〜17時)
Tel 03-3239-1906
Fax 03-3239-1907
E-mail:manabiya@yujinplanning.com

【やっぱり君はラーフルだった】

2019年06月26日 10時51分44秒 | Daily Life
【やっぱり君はラーフルだった】
あちこちで話したし、どこかで書いたかもしれないけど、僕は東京にやって来てからずっとこの子を「ラーフル」と呼んでいた。僕がラーフルって言うと、ほぼ全員が「は?」というような顔をする。「は?、って、これラーフルでしょ」というと「違うよ、それは『黒板消し』だよ」と言われ続けてかれこれ40年。しかし、しかし考えてみると「チョーク」はみんな「チョーク」と呼ぶわけで「白墨」とは言わない。そりゃバランスが悪いだろ、と言っても誰も耳を貸さない。ふぅ。ところが昨晩、東京音楽大学の小さな教室で話をし終わって、黒板(ホワイトボードじゃなくて)をふと見てみると、なんと「ダストレスラーフル」と書いてあるではないか!! 東京に来て、初めて見た。おぉ、この高揚感。やっぱり君は「ラーフル」だったね、となでなでして帰路についてのであった。
*wikiによるとラーフルはオランダ語、鹿児島、宮崎、愛媛でそう呼ばれているらしい。なるほど確かにローカルかもしれない。

【那覇・大里の中村透アトリエにて】

2019年06月22日 19時26分07秒 | Daily Life
6月12日から三日間、那覇に行ってきた。2月に亡くなった中村透さんにやっといろいろな報告と何よりもこれまでの感謝の気持ちを伝えることができ、安堵している。写真は透さんがこれからの創作の場として建てた「アトリエ」で撮った。主を失ったこの場所に入って、仕事場や書庫を見ると「あー、本当にいなくなっちゃったんだなぁ」という想いが募る。でも、透さんがいる頃からそうだったように、今もアトリエは若いクリエーターたちが足を運んでは、創作に没頭したり、話し合ったりする場となっている。透さんは若い人たちを育てるのが大好きだったからなぁ。僕も滞在中、ここでいろんなことを話し合った。主なテーマは来年開かれる予定の中村透作品展について。集って下さった方たちからいろんなご提案があり、それをなんとか形にして透さんにもう一度「会うため」のコンサートを開きたいと願っている。そのまず第一歩。実りある話し合いができたと思う。僕も頑張ってお手伝いしたい。アトリエにはいろんなものがある。呑んべぇだった透さんにふさわしい古酒や、若き日のポートレートも。また、ここに来れば透さんに会えるような気がする。やっぱり透さんには沖縄が似合っている。