奈良、時々京都(写真館)

奈良、京都好きの写真ブログです。(たまには大阪も)

神功皇后陵から称徳天皇陵

2006年12月13日 | 秋篠寺から平城宮跡

奈良競輪場の北から秋篠川を渡り、奈良大付属高校(写真左側)の前を歩くと正面にこんもりした杜が見えてきます。 神功皇后陵です。


堀端に上ってみました。 全長は275mもあり、佐紀古墳群のなかで最も大きな古墳です。 宮内庁の管轄とあってきれいに整備されています。


神功皇后陵
神功皇后は仲哀天皇の妃、応神天皇の母。 実在したかどうかはわかりません。 しかし天皇でもないのにこんなおおきな陵墓が指定されているのは、歴史上重要人物であったからでしょう。 このあたりのことは井沢元彦氏の「逆説の日本史 古代黎明編」を読むと非常に興味深いです。


日葉酢媛(ひばすひめ)陵(左)と成務天皇陵(右)
神功皇后陵から近鉄京都線を横切り、平城駅近くの辻を道標にしたがって成務天皇陵へ向かいます。 こちらも松並木の道が整備され、お金をかけているなぁという感じです。


成務天皇陵
仲哀天皇の父。 歴史上とくに興味を引く話はありません。 それにしてもこの松の枝ぶり。 よく手入れがなされています。 この隣には垂仁天皇の皇后日葉酢媛命(ひばすひめのみこと)の陵があります。


称徳天皇陵
成務天皇陵と日葉酢媛陵の南側に称徳(孝謙天皇)天皇陵があります。 歴史的事実からするとこちらの方がはるかに重要なのに陵の大きさは少し小さく形もはっきりしません。 ここでも天武系の天皇は差別されているような気がします。


最新の画像もっと見る