奈良、時々京都(写真館)

奈良、京都好きの写真ブログです。(たまには大阪も)

帰路(大原寂光院 終)

2006年10月22日 | 大原寂光院

門前にあった記念写真用の大原女(おはらめ)顔くりぬきのパネル。 
大原女のモデルは阿波内侍(あわのないじ=建礼門院に仕えた女官)だそうです。



平家物語の沙羅双樹(さらそうじゅ)



落合の滝あたりから草生川より分岐する西の谷川を遡ってみました。



展望の広場より見た西の谷川の上流。あと一月後には錦繍の谷になっているでしょう。

大原寂光院、これで終わります。

境内2(大原寂光院5)

2006年10月21日 | 大原寂光院

本堂の右側に書院があります。 書院の前に見える南蛮鉄の雪見灯籠は、太閤豊臣秀吉が寄進したもので、伏見桃山城から移設されました。 


書院と本堂の渡り廊下から、四方正面の池が見えます。 写真ではよくわかりませんが、奥のほうに三段の滝があります。


本堂の中は撮影禁止になっていました。 本尊の六万体地蔵菩薩はまるで博多人形のように白い肌でした。 焼損した旧本尊は重要文化財のまま境内の奥深くに安置されているそうです。
本堂横に火災から生き延びたモミジがみえました。


見学を終えて石段を下ります。
石段の途中にある狐雲(茶室)の門。


門の向かい側を見上げると、一部色づき始めたモミジが輝いていました。

境内1(大原寂光院4)

2006年10月20日 | 大原寂光院

受付で拝観料600円を払って、石段を上ります。 



門をくぐると正面に平成17年に再建された新しい本堂が建っています。 平成12年に放火により焼失した事件は、新聞やテレビで報道され、非常に驚いた記憶があります。



先に本堂前西側の庭園を周ってみました。 平家物語当時のままということですが、樹齢千年の姫小松も本堂の火災によって傷みが激しくなり、平成16年に枯死したそうです。 焼け跡が痛々しく残っています。 



池の端にある諸行無常の鐘。 
本堂が焼けてしまったことを思うと、諸行無常の鐘の音が聞こえてくるようです。

門前あたり(大原寂光院3)

2006年10月19日 | 大原寂光院

高野川の支流、草生川(くさおがわ)に架かる橋を渡ると雰囲気が変わり、寂光院に近づいたことがわかります。 
写真は建礼門院が歌に詠んだ落合の滝。 
「ころころと 小石ながるる 谷川の 河鹿(かじか)なくなる 落合の滝」



民宿の前を通り過ぎると、寂光院までもうすぐ。 一本だけ色づいたモミジが日に当たっていました。 



色づいたところだけ写しました。 全体的には紅葉はまだまだ先です。



(上)寂光院の手前には建礼門院大原西陵があります。 間違ってここを上って行く人がいました。

(中)壁沿いに進むと、

(下)いよいよ寂光院の入り口です。




大原の里(大原寂光院2)

2006年10月18日 | 大原寂光院

高野川を渡り、「左京道、右寂光院」と彫った道標に従って進みます。 



やがて特徴のある旧家が見えてきて、角を曲がると家の手前にコスモス畑が広がっていました。 
今回の旅では、3ヶ所もコスモス畑があり、心ゆくまで景色を楽しみました。



先へ進み、石垣の道を歩きます。



右手に「朧(おぼろ)の清水 平家物語(建礼門院)ゆかりの泉」と書いた札が立ってました。 寂光院は建礼門院徳子が平家一門の菩提を弔った寺です。 大原の里には建礼門院の面影がそこはかとなく漂っています。



朧の清水の隣に「草庵 染織展 大原工房」と書いた手書きの看板がありました。 ご自由におはいりくださいとのことで、ちょっとみせてもらいました。 (実際は帰りに寄ったのですが、先に紹介します。) 



シルクのスカーフ
草木でこれだけの色を染めることが出来るとはおどろきます。 他にもいろいろ展示してありました。 中でお茶のもてなしを受けました。 (もう一度お礼申し上げます。)

大原バス停(大原寂光院1)

2006年10月17日 | 大原寂光院
京都大原の寂光院(じゃっこういん)に行ってきました。 紅葉はまだまだでしたが、さわやかな秋晴れの半日を歩いてきました。


(上)京都バス・大原バス停
(下)寂光院へ向かう観光客
日中はJR京都駅から1時間に3本出ています。 京都市街を抜けるのに30分ほど要したので、途中の出町柳駅前から乗車する手もあります。 しかしシーズン前の平日でもバスは結構混んでいました。 座って行くなら京都駅前から乗ったほうが良いと思われますが、老人パスで乗って来られる方も多いので、席をゆずることもあるかと思います。 紅葉真っ盛りの頃なら大変な混みようだろうと想像してしまいます。


バス停から階段を下りて、みやげ物屋の先を曲がると、高野川沿いにコスモスが咲いていました。


コスモスがきれいだったのでたくさん写しましたが、どれもきれいなので取捨選択に迷ってしまいます。