奈良、時々京都(写真館)

奈良、京都好きの写真ブログです。(たまには大阪も)

2006秋の室生寺

2006年12月02日 | 室生寺

2006年11月26日に室生寺に行ってきました。 今にも雨が降り出しそうな天気でしたが、なんとか午前中は持ちました。 室生川に架かる太鼓橋を渡ると表門が見えてきます。


表門は出口専用になっているので、右の赤門まえの参道を進みます。


受付を通って右へ曲がると仁王門が見えます。


門をくぐり突き当りまで進みます。 左に鎧坂と呼ばれる石段があり、上の金堂まで続いています。


金堂(平安初期、国宝)
本尊釈迦如来立像ほか国宝・重文の仏像がずらりと並んでいます。


弥勒堂(鎌倉時代、重文)
本尊弥勒菩薩立像(重文)、客仏釈迦如来坐像(国宝)


灌頂堂(本堂・鎌倉時代、国宝)


五重塔の周りには紅葉はありませんでした。 今回は紅葉狩りに来たので、五重塔は撮影しませんでした。
写真は表門の内側に建っている本坊。

奥の院(室生寺6)

2006年07月12日 | 室生寺

五重塔から奥の院へ行く途中に赤い欄干の橋がありました。 何やら立て札があるので読んでみると、このあたりには暖地性シダが群生していて、わが国の北限にあたるため天然記念物に指定されているそうです。


橋を渡って現れたのがこの石段です。 奥の院までえんえんと続いています。


汗だくになって登りきった所に、舞台造りの位牌堂(金剛殿)と弘法大師四十二歳の像を安置した御影堂(鎌倉時代・重文)がありました。

日本最小奈良(室生寺5)

2006年07月11日 | 室生寺

金堂からさらに石段を上ると灌頂堂(鎌倉時代・国宝)にでます。 ここは真言密教の最も大切な法儀である灌頂を行う堂で、真言寺院の中心であるところから本堂とも呼ばれています。 正面に如意輪観音坐像(国重文)が安置されています。


本堂左の石段の上に五重塔が見えます。 この構図は「日本最小奈良」というポスターで一度は見たことがあるのではないでしょうか。 ちなみにこのポスターは日本観光ポスターコンクールで金賞の国土交通大臣賞をとっってます。

この記事を書くにあたって日本最小奈良を検索していたらまほろば(奈良・大和路)さんのブログが2番目に出ていました。 やっぱり石楠花の花が咲いている頃はかなりの人出のようです。
http://yamatozi.blog22.fc2.com/blog-entry-2.html


石段の上まで上がってきました。 五重塔はほんとうに小ぶりです。 周りの柵の高さが手に持っていた傘と同じくらいだったように思います。 この塔は平成十年、台風によって木が倒れてきてかなり損傷しましたが、平成十二年に修復、落慶しました。 塔の北西あたりが明るいのもその時の台風によって倒木した為のようです。

金堂・弥勒堂(室生寺4)

2006年07月10日 | 室生寺

仁王門をくぐり突き当りの左にある石段を登ります。 この石段は鎧坂と呼ばれているそうです。 楓が空を覆うように枝を伸ばしています。秋にはさぞかしあざやかな紅葉が見れることでしょう。 石段の両側には石楠花が上段まで続いています。 花や紅葉の季節に来るのもいいのですが、時期をずらすとこの日のようにひっそりとした雰囲気が楽しめます。


石段を上がった正面に金堂が建っています。平安初期の建築で国宝に指定されています。 左の石段を上がって堂内に入りました。本尊の釈迦如来立像(国宝)を中心に、右側に薬師如来像、地蔵菩薩像(いずれも国宝)、左側に文殊菩薩像(国重文)、十一面観音菩薩像(国宝)が並び、その前にちいさな十二神将(国重文)が一列に並べられています。

室生寺のホームページに金堂の仏像の写真があります。http://www.murouji.or.jp/hotoke/kondou_all.html

境内にはビデオカメラが設置されていました。 最近盗難や損壊事件が報ぜられています。 国民の財産を守るためにはやむをえないでしょう。


金堂の左側に弥勒堂(鎌倉時代・国重文)が建っています。 中央には本尊の小ぶりな弥勒菩薩立像が厨子に安置されています。 右側には釈迦如来坐像(国宝)が安置されています。 撮影は禁止されていましたが、堂を撮った画像の右側に小さく写っていました。 弥勒菩薩の左側には役行者の坐像が安置されていました。


仁王門(室生寺3)

2006年07月09日 | 室生寺
表門から右へ進みます。 境内には杉や檜の大木が生えています。








拝観受付を通って先へ進むと仁王門があります。 この建物は割りと新しいようで、中の仁王さんも赤と青に塗られています。 どこの寺の仁王さんも当初はこんな感じだったのでしょう。

表門(室生寺2)

2006年07月08日 | 室生寺

車で来たのが惜しまれるような気持ちのよい緑の道を10分ほど走って室生寺に到着。 民間の駐車場に車を止め室生川沿いに歩きます。


ひとつ手前の橋から撮った朱塗りの太鼓橋。


土産物屋や食事処の並ぶ通りを歩くと、左に太鼓橋が現れます。


橋を渡ると室生寺の表門になります。 右の石柱には「女人高野室生寺」と彫ってあります。 高野山が女人禁制なのに対し、古くから女性に開放されていました。 この表門は常時閉まっていて右に進みます。

大野寺磨崖仏(室生寺1)

2006年07月07日 | 室生寺
曇り空の下、車で室生寺(むろうじ)に行って来ました。 

ちなみに近鉄電車を利用すると、鶴橋ー室生口大野 急行で54分、片道普通運賃860円+バス代400円で、往復2520円になります。近鉄は競合路線が無いためか運賃が高いような気がします。


大阪から国道165号線を走り、室生口大野のあたりで右折し県道に入ります。 右折してすぐに赤い欄干の橋があります。 室生寺へは橋を渡りますが、その前に左折して大野寺の磨崖仏を見に行きます。


宇陀川をまたぐ国道165号線をくぐります。


川沿いに岩が見えてきました。


大野寺磨崖仏(おおのでらまがいぶつ)です。


岸壁に彫られた弥勒菩薩像で高さは14mもあります。


大野寺(真言宗)
白鳳時代に役行者によって開かれたといわれています。