好み

2011年11月02日 | カーライフ

庭の手入れもひと段落し、天気も良いのでちょっと箱根まで
S2000の足慣らしに行ってきた。
車はたまにはしっかり乗らないと、あちこち硬くなりどうも動きが
渋くなる。しっかりエンジンを上まで廻して、適度にサスペンション
にもストレスを与えると、意外なほど乗り心地が良くなり、本来の
機敏な性能を取り戻す。

小田原厚木道路は相変わらず白バイと覆面の網が張られていて
今日もポルシェのお姉さんが捕獲されていた。
交機の皆さんはどうやらポルシェとミニバンが好みのようだ。

小田原を抜けたあたりから雲が多くなり、日差しも弱くなってきた。
うろこ雲にすっかり太陽が隠れている。

芦ノ湖スカイラインからの富士はいつもこんなもの。
午後は駿河湾からの湿った風で、空はいつもこんな感じ。

そして途中のドライブインにはこんな看板が出現していた。
この看板脇で記念撮影をしているカップルがなんとも痛々しい・・・
殴り書きの看板が景色を台無しにしている。書けばいいというもの
ではない。
「うまい!」と汚い字で書いてあるのと同じだ・・・、それはマズさを
隠そうとしている意図が見え見えなのだ。

しかも絶景はこの左手らしい。

そして左手の先にまた殴り書きの看板。
絶景は更に上らしい。当然誰もいない。

天から与えられた景観という産物を売り物にしている観光業の
レベルの低さを見せ付けられた。
店内の店員は全く商売の意識はなく、愛想のない女が一人と
カウンター内に腰を下ろしたオヤジがタバコをふかしていた。

と言っても、S2000のストレッチに来たオレは別に観光に来た
わけではないのでどうでも良い。

3年前に初期型から乗り換えたS2000最終型TypeS

排気量が2.2Lになり、ギア比もローギア化されたので、箱根の
1号線を上がるには4速ホールドでも問題なく加速する。
初期型のS2000では、2速-3速とコーナーのたびに忙しくギアを
入れ替えながら登っていったので、最終型のトルクアップには驚く。

3年前まで乗っていた初期型。

坂道を4速で上がるなんてとてもムリな車。加速は2速でエンジンを
回るとこまで回せと言わんばかりの車だった。
足は硬くて、ステアはとても敏感、クラッチもシビアで油断し低回転で
繋ぐとエンストしてしまう。
最終型はそれらが全て改善されていて、とても運転しやすくなって
いる訳だが、操縦感というか、一体感という点では初期型のほうが
はるかに上だ。同じクルマだが全くの別物だ。

いろんな面で優れている方が良いかというと、好みという観点からは
必ずしもそうとはいえない。
しょーもない男にはまる女の気持ちも分からなくもないな・・・
好みとはそういうものだ。


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2 コメント

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Unknown (やまちゃん)
2011-11-06 12:32:57
シュールすぎて爆笑しましたわ!


致命的ですな
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Unknown (らんぽう)
2011-11-06 22:51:07
結局のところ看板自体が景観を損なうことになっている。
地元の者の頭の程度が知れるのう。

くだらねえJ-POPやカラオケにはまる奴らの気持ちもまあわからんでもない、ラストを見てこうも思いました。
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