ビタ一文

2010年11月14日 | ドラム&音楽
昨日のLive、六本木にご来場いただいた皆様、ありがとう
ございました。
また共演者の皆様、お疲れ様でした。

来月、12/11(土)にHEDELAで出演します。
ご興味のある方は是非ご来場ください。

さて、先日テレビでエラーマネーというものを特集していた。
エラーマネーとは欠損のある貨幣で、一部のマニアの間で高額で取引
されている。
要は「ビタ銭」だ。よく言うビタ一文・・・である。
5円玉や50円玉の穴がずれていたり、お札の一部が破れてめくれ、その
上に印刷された1000円札は、なんと300万円の値がつくそうだ。

でも、その1000円札で買い物をしても、300万円の買い物は出来ない。
1000円札はあくまでも1000円の価値しかない。
一部の人たちでしか通用しない価値で、そのお札を300万円出しても
手に入れたいという人がいて初めて成立する。
もしそう思う人が居なくなったら、やはり1000円と言うことになる。

品質以上の価値が過大に付くのはチョッと危険だ。バブルと一緒。
お金とは、それと交換できるものに価値があって、貨幣自体にはどれ
だけの価値があるかは疑問。貯蓄はその交換できる対価を表した指標に
過ぎない。

土地もそう。土地自体に価値があるわけではなく、そこで生産される
ものに意味がある。転売目的で所有してもいずれ破綻する・・・かも。

音楽も多種多様になっている。
ただ核になるメロディーやリズムの質を置き去りにしてしまっては、
1000円の価値すらなくなってしまう。
聞く人の心に、ある印象・感動などを届ける姿勢を忘れてはその音楽も
バブルになってしまう。

そういったところのピントがぼけないように、明日もリハ!