封印解除

ペダルの足かせを解いた・・・



まずはビーターの角度を起こす。
手前は二本ともこの角度で奥が標準、ここまで寝かせると踏み込んだ
ときバネがこの角度差分だけ余分に伸びるので重くなる。
ビーターも二本ともこの黒いものでかなり重い。

靴は安全のため履くことにした。因みにオレは履物にこだわりは無い。
裸足・スリッパ・・・なんでもOKだが、ハイパワーや高速な奏法を多用
する場合は怪我をすることがある。



15ｇの差
たった15ｇだけど感覚はかなり違う。テンポ120で16分音符だと1打は
0.25秒で動く。加速度と遠心力でこの15ｇが何倍にも感じる。
二本ともこの白いほうに変更。

因みにスティックも2ｇ違うと明らかにわかる。



そしてイスも10センチほど高くする。
今までは膝がほぼ直角に曲がる高さで、かなり低かった。
イスは低いほどパワーとコントロール性が出るが、速度が出ない。
で、やや高くしてバランス重視にした。

結果はものすごく楽になった。
けど出来ることは変わらない、技術はそんなに甘いもんじゃない。
ただ楽に出来るというのは大きなメリットで、いままで足かせを掛けて
いたからこそ習得できた技術を生かしやすくなる。

何で今更こんな変更をしたかと言うと、ここに参加することになった。



このバンド、CD発売まで行ったがメンバーやその他の事情に恵まれず
一度もライブを行っていない。CD製作はものすごい時間やエネルギー
を消費する、犠牲にした生活や時間も並大抵のものではない。
それなのにそこで終わりとなってしまっては本人たちのケジメもつかない
だろうし、その無念さがオレには痛いほどわかる。
打診があったときは断るつもりだったけどね・・・、ただ口には出さないけど
本人たちの心情がなんとなくわかる。オレで役に立つなら、って思って
参加することにしました。

しかし50才目前のドラマーにコレをやらせるって・・・