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「平和の俳句」 まとめてご紹介です

2016-04-01 16:12:01 | 平和について
「平和の俳句」を毎日書くことができませんでしたので
まとめて掲載させていただきます 
   
    

「平和の俳句一覧」 中日新聞からです
↑の各々の俳句をクリックすると、選者の評と共に出てきます
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     3月20日

置炬燵(おきごたつ)戦死の父の額の下


  高橋弘光(77) 川崎市

 <黛まどか>戦死した父の記憶は朧(おぼろ)げだが、 
       家族が集う居間でいつも遺影が見守ってくれている。
       炬燵を囲む家族が増える幸せを感謝する作者。
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     3月21日

戦よあるな空地(あきち)に土手につくしんぼ


  高橋政雄(68) 埼玉県川口市

 <金子兜太>平和だからこそ春の大地に土筆(つくし)が生える。
       土筆よ平和よありがとう。
 <黛まどか>いざ戦になれば、空地も土手も焦土と化す。
       「つくしんぼ」は平和の象徴。
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     3月22日

蚤(のみ)を取る猿はゆっくり平和なり


奥山和子(61) 三重県大紀町

 <金子兜太>  「ゆっくり」なものなり「平和」は。国会審議を焦るときは危ない。
 <いとうせいこう>それはコミュニケーションである。親子の兄弟の夫婦の。その時間。
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     3月23日
壕(ごう)を出てこの世のあくび草いきれ


  広瀬昭和(のりかず)(76) 愛知県みよし市

 <いとうせいこう>蛙(かえる)も蛇もあるいは私たちも、こうして平和を謳歌(おうか)したいのだ。
 <黛まどか>無事壕を出た作者を抱き留めたのは草いきれ。命の実感。
 <金子兜太>戦争のときの防空壕の暑苦しさ辛(つら)さ。二度とあんな思いはしたくない。
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     3月24日

ひとひらの平和の俳句花吹雪


 新倉(にいくら)泰雄(64) 神奈川県横須賀市

 <黛まどか>平和を讃(たた)える一句一句はやがて美しい花吹雪に。本企画への挨拶(あいさつ)句。
 <金子兜太>「ひとひら」から「花吹雪」へと詠んだ例はあるが、
       この句は時代状況に反応し、成功している。
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     3月25日

愛した人の幻を見たデモの列


  田中絢子(あやこ)(75) 愛知県春日井市

 <いとうせいこう>かつての誰かか、今の子供だろうか。目指す未来の中におぼろに。
 <金子兜太>平和を願うデモにいて、六〇年安保闘争で一緒の愛人を思う。平和よ。
   
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3月25日までの分を掲載しました
色々な視点からの平和への思い
立場や年齢や環境など、様々な違いが出ていて興味深く思われます
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