宙(そら)日記

デモクラティックスクール宙(そら)、神戸サドベリーでスタッフをしていたターボウの個人ブログ

ふだんの想い

2008-09-17 23:10:24 | 学び


宙(そら)はフリースクールとは異なります。


フリースクールと言っても意味はまちまちですが、フリースクールを「居場所」として、つまり学校に疲れた子どもの休む場所としてとらえた場合です。


そういった場所は必要だとわたしは思います。


学校という組織は、子どもに指図して強制的に一定の行動をとらせようとしている点で明らかに不自然であり異常です。


そのような学校に行かされた子どもが疲れるのは自然なことです。


だから、そのような子どもが休む場所も必要です。



ただ同時に、宙(そら)のスタンスは、「入学してくる子どもには積極的に学校にかかわって欲しい」というものです。


これは、宙(そら)がデモクラティックスクールである以上避けられないことです。


デモクラティックスクールである以上、子どもたち自身が学校の運営に積極的にかかわらなければなりません。


こまごまとした雑事はスタッフがしなければなりません。


しかしルールはメンバーが作らなければならないのです。


また、デモクラティックスクールでは誰も何も子どもに強制しません。


それゆえに、メンバーは自分で何をするのかを考えなければならないのです。


自然な人間関係として他の人が話しかけてくることはあります。


でも、誰かが「かまう」ことはありません。


カウンセラーが来ることもありません。


学校全体で行う「行事」もありません。


自分のことは自分でしなければならないのです。


そういう場所である以上、メンバー自身が「この学校に自分から関わっていこう」という想いが必要になってきます。


それゆえに厳しい場所でありますが、同時に学校のやり方に合ってくると、その子どもはとてもパワフルになります。


そのような子どもが多くなるほど、学校はその活気を幾何級数的に増していきます。


それは子供たち自身の間でいい影響を与え合うことになります。



だってそうでしょう?


すべてを自分で判断できる子どもたちが、お互いにその場にいるのです。


活気が生まれないわけがありません。



>>子ども「が」まなぶ 「超」学校。
    都会のサドベリー・スクール
    デモクラティックスクール 宙(そら)

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日本におけるデモクラティックスクールの「これまで」と「いま」を紹介した『自分を生きる学校』(デモクラティック・スクールを考える会編 せせらぎ出版)好評発売中 宙(そら)のメンバー・保護者・スタッフも書いてます。 


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