ねこライフ

うちのねこsがゲストに「シマちゃん」を迎えての徒然。

Quake!

2011-03-12 21:46:58 | その他
猫ライフ391日目。


昨日の午後3時前、全くおさまらない揺れに、わたしがワタワタし始めると同時に押し入れに飛び込む3にゃんs。

古い小さなアパートなので、宅急便のお兄さんが駆け込んで来たりすると普段からグラグラ揺れてるのだけど、昨日のは全くタイプの異なる揺れで。

カーテンレールの上に立てかけてあった熊野三山のお札がバタバタ落ち出すに至って、わたしは、避難すべき?と自問しました。

でも、猫たちをどうすればいいのか分からず、結局固まったまま。



あたしたちについてこれば、大丈夫よ。


いったん揺れは収まったので、やれやれと思い、ケータイメールで家族や友人に連絡を取ろうとしたら、それが繋がらないらしいことに気付きました。

7年前のロンドンで同じ状況に陥ったので、すぐ非常事態らしいと気付いたのですが、断続的に来る揺れにどうすればいいのか分からずうろうろ。猫たちは、一番すごかった最初のが収まると、押し入れから出てきてました。

で、揺られながらパソコンを見ると、友人からの「無事か?」メールが。

なるほど、とりあえずパソコンの前に座ってる人とは連絡取れるのね、と少しほっとしました。



なかなか良い枕ごこち……それは、わたしのハラでございます。


かつてない大地震で今後とも予断を許さない状況、というのを把握すると、次は、避難しなければならない時に備えなくてはと思います。

自分ひとりであれば、適当に非常用持ち出し袋を作って、用心して、夜など酔っ払い過ぎないようにしておけばいいだけですが、猫たちは……?

各々自己責任ということにした方が、お互いのためかもしれないと思いつつも、彼らとはぐれてしまったら自分の心労が10倍になると想像し、とりあえず押し入れのある部屋を封印し、台所に3頭導いたうえで、キャリーバッグに詰めてみました。

たみぃは嫌々ながらもバッグ(小)に入ってくれ、レオは、ごまかされつつバッグ(大)に。

あと、時々ゆらゆらする室内で、逃げ惑うミランちゃんを追い回しましたが、抱き上げてレオの居るバッグに入れようとすると抵抗され、全然うまくいきませんでした。

そこで最後には洗濯ネットを持ちだし捕獲。無理やりレオのバッグに放り込みました。5キロまで推奨なので、たぶん1キロ以上オーバーしてるんですが。

そして、バッグ詰めcatsを持ちあげてみて思ったのは、これ、ひとりで運べないかも。

でもとりあえず彼らを拘束して、5分置きに更新される地震情報をチェックしていたんですが、にゃんずはバッグ詰めされたまま、当然抗議の声はだんだんエスカレートしていきます。

たみぃはバッグのチャックとマジックテープの間にぐいぐい鼻づらを押しこんで、自力で脱出しようとするし。

わたしとしては、ドーンと来て、もう駄目って思ったら、全員で退去、というつもりで構えてたんですが、1時間ぐらいしたら、緊張してるのにも疲れてしまい、また、猫たちが足元で反乱一歩前って感じだったので、げんなりしながら解放しました。



わたくしを閉じ込めようだなんて!


うーん、避難すると決めたら、にゃんずは外に放した方がいいのか、でも、建物から離れて開けた場所へ行くぐらいなら、多少無理してでも彼らを運ぶべきか。しかし、いざって時に3頭まとめて捕獲できる可能性は限りなく低い……

ゆらゆらする中でそんなことを考えてたら、二日酔いみたいな気分になってきました。

いざ事に直面するまで、自分がどう行動するかは分からないまま、玄関に、水とキャットフードを詰めたリュックと、キャリーバッグならびに洗濯ネットをセットしております。

阪神大震災を経て、災害時、コンパニオンアニマルの安全確保には地元獣医師会が協力するという協定を結ぶ自治体もでてきたそうですが、私が住む東京都多摩市ではそういう協定はないので、動物たちの身の安全は、まず飼い主の行動にかかってくるのです。

阪神の時も、迷子のペット、避難所でのペットの扱いと、問題は尽きなかったようですが、中越地震では、避難所への動物の持ち込みを拒否された飼い主が車中泊を続け、エコノミー症候群で死亡したなどの悲惨な事例も報告されています。

日本は、災害時の動物保護などは限りなく後回しにされそうな社会状況で、それは問題ですが、私個人レベルでは、車も自転車も持ってない自分が、自力で移動させられないほどの重量の動物を保有してるってのは、問題かも……と思いました。

たみぃと暮らし始めた時点で、万が一に備え、日本の車の免許をとって、中古車でいいから持っておく方がいいな、などと思ってたのですが、そんな考えを実行に移すまもなく390日以上過ぎていたのです。

わたしたちも明日をも知れぬ身といえますが、今はただ、被害が甚大だった地の人々とあらゆる生き物たちが、生存のために少しでも良い条件に恵まれますようにと祈ります。







陽だまり。

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