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ただいま冷温停止中! d( ̄ ̄;)

緩み続ける闘争心

2007-10-03 01:50:57 | スポーツ
○横浜5-0阪神● (阪神14勝10敗)

ジャイアンツが劇的なサヨナラ勝ちで「リーグ優勝」を決めた夜、我、阪神タイガースは、ただ粛々とゲームを消化することだけに執心したような空虚な試合をしていた。

それにしても……。

なんとかCS進出も決めたことだし、今さら2位でフィニッシュというのもムリな話だし、だったら今日くらいはシャカリキにならなくてもいい試合なわけか。ここんところ、ずっと気の抜けない試合が続いたことだし。
でも、相手は個人記録以外に何のモチベーションも持ち合わせていないチームじゃないのさあ。しかも投手は、プロ未勝利、防御率5点台のルーキーだというし。そんなルーキー君に軽くひねられての2安打完封負けとは、いささか情けない話でないかい?
わずか10日後にひかえしクラシリ。そんな状態で川上、朝倉、中田という鉄壁先発投手陣に立ち向かっていけるんだろうか?

何より私は技術面の低調さよりも、精神面の低調さが気にかかる。
その象徴的なのが球児。このところの球児は速球を打者に捉えられていることもさることながら、「なんぼ打たれても勝てばいいんです」という、すこし引き気味の発言のほうが気にかかる。
球児よ、そんな並の投手が言いそうなことは言わないでくれ。
君はとんでもないスーパースターなんだから。
嘘でも「全打者三振、全イニング零封!」と強がってくれ。
打者にバットをかすられただけでも、不愉快なしぐさをみせてくれ。
あの熱いスピリットを、150km超えの白球に目一杯詰め込んでくれ。


 前の試合、ファンの間で悪態・醜態ぶりが物議を醸した下柳。少々、見苦しくもあった。でも、あえて言わせてもらえれば、あの試合、あの場面で下柳が見せた感情の昂りには、今日のグラウンドで一片のかけらも目に出来なかった「飽くなき勝ちへの執着心」で溢れていた。「勝ちたい!」ではなく「絶対勝つんだ!」というファイティングスピリットに満ちていた。今日、グラウンドに立った選手の一体、誰が下柳を責められようか?少々口当たりは悪いけれど、彼こそが今のタイガースが最も必要としている、闘争心のカンフル剤ではなかろうか?


あっ、あと一人いた。
その投手が明日の最終戦、先発するはず。




(よし、日シリに備えてクラシリはJFKと金本アニキを温存だ!www)