THE READING JOURNAL

読書日誌と雑文

「山岳風景に心躍らせ名産のワインを干す」

2007-07-12 | Weblog
「スイス温泉紀行」 堀 純一、小野寺 淳子 著

III ローヌ川流域の温泉 2.山岳風景に心躍らせ名産のワインを干す ---オヴロナOvronaz(ワリス=ヴァレー州)

ワリス州はスイスきってのワインの産地である。そして、このエリアは温泉も少なくない。

オヴロナは一三五〇mにある山岳リゾートである。この付近は日照時間が長く、そらはワイン農家にありがたいだけでなく、登山家にとってもありがたいことなのである。
温泉地としては歴史が浅いものの、この温泉地の中核施設テルマルプ・レ・バン・オヴロナは室内外温泉プールにサウナ、フィットネス、療養センターをそなえるクアハウスで、人気の温泉リゾートになっている。


「山あいにひそむローヌ岸の湯」

2007-07-11 | Weblog
「スイス温泉紀行」 堀 純一、小野寺 淳子 著

III ローヌ川流域の温泉 1.山あいにひそむローヌ岸の湯 ---ラヴェイ・レ・バンLavey-les-Baines(ヴォー州)

ヴォー州にある有名は温泉ラヴェイ・レ・バンについて。
ここにある三ツ星ホテルのル・グラントテル・デ・バンには、リゾート客と療法客が垣根なく、豪華な施設で温泉を楽しんでいる。皆3週間以上の長期の客である。スイスでは医師の処方箋があれば保険治療として温泉治療が受けられる。この温泉ではローザンヌ大学と提携した温泉治療を実施している。
この温泉は、スイスでは珍しく泉温が62度から70度と活火山帯なみである。



「小さな町の中の小さな丘の麓」

2007-07-10 | Weblog
「スイス温泉紀行」 堀 純一、小野寺 淳子 著

II イン川・ティチーノ地方の温泉 3.小さな町の中の小さな丘の麓 ---スタビーオStabioの温泉(ティチーノ州)

スイスの最南端、唯一イタリア語が公用語のティチーノ州のスタビーオ温泉について。ココはあと3キロでイタリアになる。

スタビーオはラテン語の「カエサルの滞在地」に由来する古い温泉地である。現在は温泉ホテルは閉鎖され温泉治療と日帰り入浴だけを続けている。一般人が入浴できる時間は一日三回、朝が二時間半、午後は一時間半、夕方が一時間である。



「童話の世界・不思議な泉の集落」

2007-07-09 | Weblog
「スイス温泉紀行」 堀 純一、小野寺 淳子 著

II イン川・ティチーノ地方の温泉 2.童話の世界・不思議な泉の集落ーーーシュクオルScuol(グラウビュンデン州)

下エンガディン州シュクオルの名物は3つある。
  1. 温泉
  2. 可愛い民家
  3. イン川南側の山々
である。

まずこの地方は、その地質的は条件から色々な温泉が湧き出している。豪華なクアハウスに加え、飲料出来る温泉が村のアチコチの井戸にある。
また、この地方は独特の可愛い家でもしられる。シュクオルもその例に漏れず可愛い民家が立ち並ぶ。
さらに、周囲の山々は壮大でハイキングなどにもってこいである。


竜の住む山(ピラトゥス山)

2007-07-08 | Weblog
朝起きると、天候が変わっていて雨が降っていた。今日はピラトゥス山に行く予定だけど、これはルツェルンで買い物かな?と思っていたら、朝食を食べているうちに段々と晴れてきたので、やっぱりピラトゥス山に行くことにした。
ホテルをチェックアウトし、ピラトゥス登山鉄道の出発点のアルプナッハシュタットまで船で行った。昨日の船は普通の船だったけど今日の船は外輪船、船の横のワッカがクルクルと回って進むヤツであった。船の中からエンジン部とガラス越しに外輪が見えるようになっていた。

お昼頃にアルプナッハスタットに着くが、ここで突然の大雨。船着場から駅までほんのちょっとなのだが、傘が無いのでそのちょっとが大雨で進めない、船着場の屋根のあるところで雨が弱まるまで待った。
雨が弱まると走って駅に行った。ここから乗り込む「ピラトゥス鉄道」は鉄道としては世界一の勾配を誇る。なんと480‰(パーミル)つまり48%である。登山鉄道なのにケーブルカーのようなひし形の車体である。ゴゴゴ・・と動き出すし急坂をグングンと登っていった。
頂上付近は岩山で崖っぷちを通って行く。約30分ほどでピラトゥス山についた。
ピラトゥス山は2000mあまりの山であるが、急な雨のためにかなり寒かった。その昔魔の山と恐れられていたように山頂は断崖絶壁にあるような感じ。山頂付近にはその昔竜が住んでいたという設定のトンネルがあった。ピラトゥスの名前はイエスを処刑したとされるポンティウス・ピラトゥスにちなんでいるという話である。それと関係するかどうかわからないけど山の中腹に十字架と教会があるのが見えた。
トンネルを通ったりお土産屋さんに入ったりした後、寒いこともあって山頂のレストランに入ってお茶と昼食とした。
2時半頃の下り電車に乗ってアルプナシュタットへ帰る。

アルプナシュタットから電車に乗ってルツェルンに帰る。帰りのジュネーブ行きの電車までお土産を見たり船着場で遊んだりしてすごした。
夕方5時ごろの電車に乗り8時頃にジュネーブに着いた。


牧場のハイキング(リギ山)

2007-07-07 | Weblog
今日は久しぶりに一泊旅行に出かけた。今回の目的は、この前ルツェルンに行った時にお兄ちゃんがお熱を出したために行けなかったリギ山とそれからピラトゥス山に登ること。
最初は、土曜日にピラトゥス山に登り日曜日にリギ山に行ってハイキングと思っていたけど、天気予報によると日曜日に雨が降りそうなので、今日リギ山でハイキングをして明日ピラトゥス山に行くことにした。

朝5時に起きて、6時には家を出た。7時10分初のルツェルン行きの電車に乗る。10時にルツェルン着、お昼ご飯を買って、コインロッカーに荷物を預けて、リギ山に登る登山列車の登り口のあるフィッツナウまで行くために船に飛び乗った。ここから約一時間の船旅。この所、雨続きだったけど今日は天気も上々で周辺の山々もよく見ることができた。
いよいよフィッツナウに到着。リギ鉄道に乗る。この登山列車はスイスではじめての登山列車、人気も凄いらしく満員。登山列車に揺られながらリギ・クルムまで登った。

リギ・クルムにつくと、夏季のみ特別運転の機関車が停まっていた。
パンを食べて駅の裏からハイキングに出発。コースはココからリギ・クレステルリまで降りるコース。
リギ山はあまり高い山でないので、ハイキングコースは牧場の中を歩くといった感じ。道も牧場の人が車で通れるようになっていた。延々牧場を歩く。牧場の中だから牛が道にいたりするなかをハイキングした。(当然、ウンチも落ちていた。)歩くこと2時間あまりやっとリギ・クリステリに着いた。ここからさらにリギ・カルトバードまで登ることもできるけど、お兄ちゃんが下り道で足に来たらしく、もう歩きたくないというので、ここでリギ鉄道に乗りリギ山の裏側アルト・ゴウダウに下り、そこから、ルツェルンに帰った。

ルツェルンで夕食を買ってからホテルに行く。ホテルはルツェルン駅近くの四つ星ホテル。値段が高い、本当はもっと安いところに泊まりたかったんだけど、ホテルを予約するのが遅かったのでココしかなかった。部屋は広く設備は良かったけど、部屋か布団かホコリっぽくって、家族全員でゴホンゴホンとセキがでて困った。


「山奥の廃湯と大ホテル」

2007-07-06 | Weblog
「スイス温泉紀行」 堀 純一、小野寺 淳子 著

II イン川・ティチーノ地方の温泉 1.山奥の廃湯と大ホテル ヴァル・ジネストラ(グラウビュンデン州)

山道をバスに揺られてヴァル・ジネストラまで行った著者達であったが、すでにそこにあった温泉は枯れてしまっていて廃湯になってしまっていた。
しかし、なぜかそこに大ホテルがあった。スイスの山に行くために多くのオーストリア人がそのホテルに足を運ぶ 。


「天国と地獄の往来」

2007-07-05 | Weblog
「スイス温泉紀行」 堀 純一、小野寺 淳子 著

I ライン川本流域の温泉 4.天国と地獄の往来ーーーバート・ラガーツBad RagazとファーレンスValens(ザンクト・ガレン州)

バート・ラガーツとファーレンスの温泉について。
(地図を見るとバート・ラガーツ駅はハイジの村マイエンフェルトの隣駅。知ってればマイエンフェルトに行った時に寄ったんだがなぁ~)

バート・ラガーツ、ファーレンスの源泉は深い谷底タミーナ渓谷にある。ここは、今でもこの温泉保養地の原風景を残す場所として保全され有料で公開されている。
今でも遊歩道はあるものの垂直の岩壁に囲まれた細い道を通るほかはない。古い時代に療養に来た患者は、この谷底に吊り籠でおり温泉療養をしていた。

1631年にココから導管によって渓谷入口にあるプフェーファース温泉に導かれ、さらに200年後にラガーツ温泉街へと湯がひかれた。

今ではファーレンスは、クリニックが併設された療養所となりラガーツは世界屈指のスパリゾートとなっている。


「石畳屋根の古村に超絶するポストモダン温泉ホテル」

2007-07-04 | Weblog
「スイス温泉紀行」 堀 純一、小野寺 淳子 著

I ライン川本流域の温泉 3、石葺屋根の古村に超絶するポストモダン温泉ホテルーーファルスVals(グラウビュンデン州)

石葺屋根の村ファルスにある温泉ホテル。

通された部屋はモノトーンが基調のアーバンスタイル。そこにグレイブルーのデザインソファとクリムゾンレッドのラグが鮮烈なアクセントを添えている。日常を引きずるTVはなく、代わりにCDコンポとクラッシク、ジャズ、環境音楽、それにこの施設オリジナルの音楽ディスクがキャビネットに用意されている。

石葺屋根の村ファルスは、渓谷沿いの小さな村であるが、ココに超モダンな温泉ホテルがある。
設計はスイスを代表する建築家のペーター・ツムトールでテーマは「石」。美しい山村の風景を壊すことなく調和した外観とモダンな内部を持つホテルである。


「どうすればだまされないか?」

2007-07-03 | Weblog
「だます心 だまされる心」安斎 育郎 著(読了07)

7章 どうすればだまされないか?、おわりに

今日のところは、最終章 悪徳商法について。
まず、「天下一家の会(ねずみ講)」、「大阪豊田商事株式会社」「オレオレ詐欺」「ワンクイック詐欺」や「フィッシング詐欺」などの事例を挙げて悪徳商法について解説がある。

では、どうしてだまされるかについては、
  1. 「思い込み」の危険性
  2. 「欲得」の問題
が大きくかかわっている。
まず、詐欺を含めただましとって、意外性が大きな役割をする。詐欺の方法は日に日に改良されているため、「自分はだまされない」はすでに「思い込み」である。

自分にも詐欺師の魔手がおよぶかもしれないと覚悟し、「詐欺情報リテラシー」を高めておくことが望まれます。
・・・・・中略・・・・・
私たち一人一人が必要な知識をもち、詐欺に関する最新のニュースを十分注意し、普段から実践的な思考訓練をしておくことが不可欠です。

「欲得」の問題に関しては、不透明な社会では人の射幸心にかこつけた詐欺が流行りがちだが、

あまりにも「美味しい話」には警戒が必要です。「そんなに儲かる話なら、この勧誘員そのものが大儲けしているはずだし、そんなにうまい話をおいそれと他人に教えるだろうか」---そう考える心のゆとりをもつことが大切でしょう。


「だましの社会現象ーー政策誘導のための「だまし」

2007-07-02 | Weblog
「だます心 だまされる心」安斎 育郎 著

6章 だましの社会現象ーー政策誘導のための「だまし」

ここで、「ナイラ証言」、「ジェスカ・リンチ報道」などの戦争報道のだまし。写真の捏造などについて書かれている。
「ジャパン・スケプティクス(超常現象を批判的・科学的に究明する会)」の会長をしている著者は、その経験から、

  1. 権威にひざまずいて判断の主体性を放棄するような生き方は危険だということ
  2. 「客観的命題」に対しては「好き嫌い」で判断するのではなく、徹底的に合理的思考を貫く努力が大切であること
  3. そのためには「健全な懐疑論者」であることが非常に重要であること
を強く感じている。


BBQ

2007-07-01 | Weblog
今日は、日本人会のスキークラブのBBQに参加した。
午後2時始まりなので、午前中はゆっくりと過ごす。

1時になったので、車に乗って出発。目指すはレマン湖沿いの湖水浴場。
慣れない高速に乗ったりして着いたけど、駐車場が一杯。しかも狭い道の片側に縦列駐車するような駐車場である。
細い道を延々と行った後、やっとちょっと広めの場所が開いていたので、ガンバッテ縦列駐車してみた。
(コッチでは、縦列駐車は当たり前で、みんな「こんなとこどうやって入れるの?」見たいなところに一発で入れる。)

BQQ会場について会費を払って、知っている人に挨拶などをした。
メインのお肉などなどを食べて過ごす。
お兄ちゃんは、下の子を巻き添えにしてBBQに来ていた3兄弟と遊んでいた。そうとう面白かったと見えて昨日あんなに疲れているはずなのに、芝生の上で転がって遊んでいた。

3時過ぎに、ちょっとご挨拶があってお片づけとなる。ちょうど片付け終わったころ、急に雷がなりみんなそそくさと帰った。
車に帰ってみると、前も後もあまり隙間がなく停まっていた。しかたなく雨で帰る車の列が途絶えるまで待って、4,5回切り返し何とか脱出した。