THE READING JOURNAL

読書日誌と雑文

「ムーミン谷の彗星」

2006-02-24 | Weblog
「ムーミンを読む」 冨原 眞弓 著

『ムーミン谷の彗星』-----地球の終わりとスニフの冒険
1.スニフの小さな秘密 2.旅のはじまり 3.彗星の正体 4.彗星接近 5.スニフの勇気

今日の所は、第二作目『ムーミン谷の彗星』について。

著者によると、第二次世界大戦の翌年に出版されたこの本は、戦争の影を引きずっている。

ムーミン谷をおびやかす彗星は、「悪意にみちた目のように赤く」、ほかの星たちのようにきまった軌道を通らず、どこにでも現れる。思いがけない国や地域を、ほかの国のようにとりきめを守らず、つぎつぎと占領していったナチス・ドイツのようだ。

また、この本では、最初の物語では、「小さな生き物」として登場したスニフが影の主役といえる活躍をしている。
(洞窟の発見、彗星の到達日時を天文学者から聞きだすなど)
また、天文台までの旅の途中でスナフキンと会う。

この章は、 『ムーミン谷の彗星』の筋を追って書いてある。



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