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【実録】会計事務所(公認会計士・税理士)の経理・税金・経営相談

大阪市北区の築山公認会計士事務所(築山哲税理士事務所)です。
身近な疑問の解説と役立つ情報の提供をさせていただきます。

会計ソフトのデータファイル(弥生会計の場合)

2009-09-23 11:40:01 | 勘定科目と仕訳
会計ソフトを使っていながら、会計ソフトのデータファイルについて、ファイルの名称、拡張子、ファイルが格納されているフォルダについて知らない人が案外多いです。これを知らない場合には、バックアップとその復元もすることができませんし、誤って削除してしまう恐れもあります。

弥生会計09の場合は次のとおりです。

「事業所設定」の「事業所データ情報」に、格納されている「フォルダ名」と「ファイル名」(拡張子はKD7)が表示されています。弥生会計09の場合には一つのファイルに全てのデータが納められているということです。サイズは科目設定や仕訳数によりますが10から20メガ程度です。

フォルダは、初期設定ではマイドキュメントの「Yayoi弥生会計09データフォルダ」となっています。ファイル名は、「事業所名(2年前の事業年度から当期)」となっています。

データファイルの格納フォルダやファイル名を知らなくても弥生会計は起動できます。また、バックアップも「バックアップ」というメニューできます(復元は「バックアップファイルの復元」でします)。

しかし、弥生会計の一番安全で確実な起動方法は、格納フォルダを固定し、ファイル名も憶え、データファイルをクリックするという方法です。弥生会計はエクセルやワード同様、データファイルをクリックすれば起動するのです。

よくあるのは、弥生会計のデータファイルを「バックアップ」と「バックアップファイルの復元」でパソコン間で移動させ、どれが最終的なデータであるかが判らなくなるということです。弥生会計の「メニュー」でバックアップしたデータを「どのフォルダに復元したか」が判らないということです。また、弥生会計を再インストールした際にデータファイルを見失うことも多いです。

ですから、弥生会計のデータも、エクセルやワードのデータと同じように固定化された格納フォルダのファイルとして扱うのが望ましいです。

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★弥生会計09のバックアップファイル

初期設定の場合、データファイルが格納されているのと同一のフォルダに、「Backup」というフォルダが作成されており、弥生会計を終了する都度自動的にこのフォルダにバックアップファイルが作成されます。メニューの「バックアップファイルの復元」を実行すればデータを格納しているフォルダに復元されます。

自動的なバックアップだけでなく、手動のバックアップ(ファイル→バックアップ)もすることができ保存先の指定もできます。

バックアップファイルはデータファイルそのものではありません。圧縮された形式で、ファイルの種類として「弥生会計09バックアップファイル」と表示されます。このファイルを直接クリックすると「バックアップファイルの復元」が始まります。