令和6年分所得税確定申告、例年よりも「税額ゼロ」と「還付申告」が多かったように感じます。「定額減税」の影響でしょう。
定額減税の最低額は3万円です。たった3万円と思えるかもしれませんが、これを所得ベースにすると税率5%であれば60万円、10%であれば30万円です。これだけの所得が課税されないのですから大きいといえば大きいです。
定額減税の合計額が12万円(本人を含めて4人家族)の人であれば相当な額の所得が課税されません。事業所得400万円、所得控除(基礎控除、配偶者控除、社会保険料控除など)250万円であれば課税される所得は150万円(400万円-150万円)で、その5%である7万5千円の所得税が課税されます。しかし、定額減税の合計額が12万円であれば税額はゼロになります。
事業所得、不動産所得の人にこのようなケースが目立ちました。昨年の4月か5月に定額減税の実施が発表されたときはその効果に疑問を待ちましたが、確定申告をしてみるとその影響額が思いのほか大きいと感じました。
還付申告も多かったです。「公的年金と個人年金」「給与と総合課税の配当」で還付、それも全額還付されるケースが目立ちました。個人年金も配当も所得税が源泉徴収されますが、定額減税の影響でその源泉徴収された税額全てが還付されるというケースがありました。
本当に今回の確定申告は勘が狂いました。「こんな税額でよかったの?」「こんなに還付が?」と何度も見直すケースが多かったです。
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★来年(令和7年分所得税確定申告)も面倒です
基礎控除が引き上げられるからです。申告する本人だけでなく、配偶者控除や扶養控除の対象としている家族の分も検討しなければなりません。大変面倒です。
【PR】記事の内容と直接的な関連はありません。
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定額減税の合計額が12万円(本人を含めて4人家族)の人であれば相当な額の所得が課税されません。事業所得400万円、所得控除(基礎控除、配偶者控除、社会保険料控除など)250万円であれば課税される所得は150万円(400万円-150万円)で、その5%である7万5千円の所得税が課税されます。しかし、定額減税の合計額が12万円であれば税額はゼロになります。
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本当に今回の確定申告は勘が狂いました。「こんな税額でよかったの?」「こんなに還付が?」と何度も見直すケースが多かったです。
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