自家消費とは、個人事業者が本来は販売するための商品や製品などを、家事(事業以外)のために消費することをいいます。ケーキ屋が自分の作ったケーキを食べるなどがその典型です。この場合の仕訳は下記のとおりです。
≪借方≫事業主貸
≪貸方≫売上高(あるいは自家消費、家事消費などの収益勘定)
通常の売上高ですと借方は売掛金や現金預金となりますが、自家消費の場合には事業主が代金を「家から店に」支払うことはありませんので事業主貸としておきます。(事業主から受け取った代金を直ちに事業主に渡した?と考えてもよいかもしれません。)
■金額はいくらにすればいいのか?
仕入値で計上しておけばよいです。1個70円で購入した商品を自家消費した場合には、売上70円に対して仕入も70円、つまり儲けなしということです。
ただし、仕入値が通常の売値(客に売る値段)の7割を下回っている場合には、通常の売値の7割でなければなりません。今の例で、1個の売値が100円でしたら問題はありませんが、110円の場合には自家消費の金額は77円となり7円の儲けということになります。
■仕入値がわからない?
売値の7割としておくしかありません。
■売値がわからない(売値の変動が激しい)?
■売れ残って捨てるしかない商品を自家消費した?
難しいケースもあります・・・
≪借方≫事業主貸
≪貸方≫売上高(あるいは自家消費、家事消費などの収益勘定)
通常の売上高ですと借方は売掛金や現金預金となりますが、自家消費の場合には事業主が代金を「家から店に」支払うことはありませんので事業主貸としておきます。(事業主から受け取った代金を直ちに事業主に渡した?と考えてもよいかもしれません。)
■金額はいくらにすればいいのか?
仕入値で計上しておけばよいです。1個70円で購入した商品を自家消費した場合には、売上70円に対して仕入も70円、つまり儲けなしということです。
ただし、仕入値が通常の売値(客に売る値段)の7割を下回っている場合には、通常の売値の7割でなければなりません。今の例で、1個の売値が100円でしたら問題はありませんが、110円の場合には自家消費の金額は77円となり7円の儲けということになります。
■仕入値がわからない?
売値の7割としておくしかありません。
■売値がわからない(売値の変動が激しい)?
■売れ残って捨てるしかない商品を自家消費した?
難しいケースもあります・・・
自家消費した分も、仕入つまり必要経費に含まれて所得が圧縮されています。これが問題なのです。
これを解消するために、売上計上をしなければならないのです。
飲食、食料品や衣料品の小売業などは、必ずといってよいほど自家消費があるはずです。
忘れずに処理してください。
税務署は黙ってはいませんよ!