「雑給」は源泉徴収が不要？

多くの財務会計ソフトにおいて、毎月支払う給料に関する勘定科目が「役員報酬」、「給料手当」、「雑給」に分類されています。

■役員報酬
取締役、監査役、理事、監事などの役員に毎月支払う給料

■給料手当
雇用契約に基づき従業員に毎月支払う給料

■雑給
給料手当のうち、アルバイトやパートの分をこの勘定科目で処理することがあります。

「雑給」で処理しておけばその分は「源泉徴収が不要」との誤解がありますが、源泉徴収の要否は「給与所得の源泉徴収税額表」に照らして決まってきますので注意が必要です。

【外注費】
給料手当や雑給に含めるべき分をこの勘定科目で処理しておけば源泉徴収は不要？
とんでもない誤解です。
外注費は、雇用契約ではない外部の業者に支払う作業、サービスなどの対価です。

【人材派遣の料金】
雇用契約をしていませんので外注費や支払手数料で処理します。

【給与所得】
役員報酬、給料手当、雑給のいずれも給与所得です。