このブログではちょっと役立つお金の情報を発信しています。
さて、ここ数日、投資信託についてお伝えしています。
投資信託とは、投資をプロに任せてそのリターンだけをこちらが受け取ることでした。
ファンドともいいます。
投資信託の種類として、インデックスファンドとアクティブファンドがあります。
投資信託を選ぶ上でこの2つの違いをわかっておくことは大切です。
以下、この2つの違いをできるだけ簡単に解説してみたいと思います。
まずざっくりこの2つの違いをお話すると、
アクティブファンドとは、プロがプロ自身の視点で会社を調べて投資先を選んで運用するものです。
それに対して、インデックスファンドとは、ある株価指数を構成する銘柄の株を機械的に買い、運用するものです。
ちょっと伝わりにくいでしょうか。
アクティブファンドはプロが自分の視点で投資先を選ぶわけですから、個人の力量が問われるわけですね。
それに対して、インデックスファンドは株価指数を構成する銘柄を買うだけです。予め買うものが決まっているわけですね。
そのためほとんど個人差が出ません。
たとえば私たちが日経平均株価に連動するインデックスファンドを買うとします。
日経平均株価を構成する銘柄は誰が買っても同じです。
そのためインデックスファンドの場合、どの証券会社、どのプロに任せてもリターンにそこまで大きな差が出ません。
そのためインデックスファンドでは、手数料の違いが結果にもっとも影響を与えるわけです。
では結局、アクティブファンドとインデックスファンド、どちらの方が優秀なのでしょうか?
実はインデックスファンドといわれています。
アクティブファンドは個人の力量が問われるため、その個人が失敗すると利益は出ません。
それに対して、先述の通り、インデックスファンドは、インデックス(株価指数)を構成する銘柄の株を運用するだけです。
そのため個人の力量はそれほど問われません。
その代わり、インデックスファンドでは連動する株価指数の優秀さが問われます。
先ほど例に上げた日経平均株価やトピックスといった日本の株価指数は日本経済の動きに連動しています。
そのため日本経済が成長しないと、株価指数も上がりません。
日本はこの30年あまりほとんど経済成長していませんから、株価指数も上がりませんでした。
よってこの30年間、日本の株価指数に連動したインデックスファンドを買っても利益が出なかったわけです。
しかし、アメリカの株価指数はこの200年という単位で見ても成長し続けています。
アメリカの有名な株価指数として、S&P500やナスダックがあります。
これらの指数に連動するインデックスファンドに投資すれば、日本のインデックスファンドや多くのアクティブファンドよりも利益が出るわけです。
昨日お伝えした投資信託ランキングでもほとんどがインデックスファンドです。
それも日本ではなく、アメリカないし世界の株価指数に連動したインデックスファンドが選ばれています。
日本人だから日本に投資するという考えではいい成果が出ないことがわかります。