2008 No.24 11/27-11/29
作者:雫井脩介(角川文庫)
評価・・・★★★★★ 5.0
沢尻エリカ嬢と竹内結子ちゃんの映画の原作です。あの映画は沢尻嬢の問題発言の方が話題になってしまったように記憶しているのですが、この作品を読んで、それは本当にもったいないことだったなぁ、と感じました。
マンションの前の住人「伊吹先生」の残したノートによって、平凡な大学生・香恵は奇跡のような偶然を体験することになるのですが、物語のラストで香恵が伊吹先生のメッセージを伝えるシーンは感動して涙してしまいました。
映画をぜひ見てみたいと思いました。
作者は『犯人に告ぐ』を書いた人なのですが、同じ人とは思えない作風でびっくりしました。ほかにはどんな作品を書いているのか気になります。