DVDにて鑑賞。
評価・・・★★★★☆ 4.5
ロバート・デ・ニーロとダコタ・ファニングの“名優対決”というような作品でした。
ダコタちゃん演じるエミリーの友だち・チャーリーとは誰なのか? 本当に存在するのか?
ラストで明かされるその正体(父親)には驚きました。
でも、ロバート・デ・ニーロにはこれくらいの設定がなくちゃダメだよね、と則納得したので衝撃は薄かったですね。
父親役がネームバリューの低い俳優だったら、もっと衝撃は大きかったと思います。
演技面では、ロバート・デ・ニーロには申し訳ないけど、ダコタちゃんの演技の方が印象に残っています。子役が素晴らしい演技をしていると、どうしても大人の俳優は分が悪いですね。
母親を失ってショック状態の表情、怖いくらいクールな表情、怖がって泣きじゃくるところとか、演技だということを忘れて見入ってしまいました。
ラストのエミリーの描いた絵は、なんとも意味深でゾクゾクしました。
DVDにはもう一つのエンディング(エミリーの宿命編)が入っていたのですが、こちらは怖くなかったです。状況がわかりにくい。このエンディングだけでは父親の起こした怖ろしい行動にショックを受けて、精神を病んで入院しているとも考えられるから。
劇場公開用のエンディングの方が余韻を残して、まさに“エミリーの宿命”を感じさせて良かったと思います。