Heart Beat

草なぎ剛くんのこと、読書記録など・・・気ままに更新♪(コメント&TBは承認制となっています)

『桜さがし』

2009-10-18 18:25:44 | 読書
2009 No.30 9/24~9/27

作者:柴田よしき(集英社文庫)

評価・・・★★★★★ 5.0

集英社文庫の夏のフェアの景品のナツイチ・ストラップがほしくてなんとなく選んだ作品だったのですが、おもしろかったです!
京都を舞台に、中学時代の部活仲間とその顧問だった元教師のそれぞれの視点で語られる連作ミステリ短編集。

それぞれの事件の謎解きもおもしろいですが、登場人物の人間関係と、その成長していくとことの描き方もよく、青春小説の一面もあって、「ちょっと社会に疲れたな~」、「恋人との関係に先が見えない」というような、ちょっと足踏み状態にある大人が読むのにちょうど良さそうな作品。

登場人物達の京都弁や、京都の観光地が出てきて、読者に「京都へ行きたい!」って気持ちをすごく呼び起こす作品でもあります。
あ~、久しぶりに京都に行きたいなぁ

『夏への扉』

2009-10-18 18:07:30 | 読書
2009 No.29 8/29~9/23

作者:ロバート・A・ハインライン(ハヤカワ文庫SF)

評価・・・★★★★☆ 4.5

10数年ぶりに読み返したくなり読んでみました。でも、1ヶ月近くもかけてダラダラ読んでしまったせいで、おもしろかったことはおもしろかったのですが、1度目に感じたようなおもしろさが味わえませんでした。

この作品が刊行されたのが1957年、作品の最初の舞台は1970年、次に2000年に舞台は移ります。初めてこの作品を読んだのは2000年以前のこと。その当時は2000年は未来のことだったのですが、今回は2009年に読んだということで、すべての年代が過去のことになってしまったのに、未来のこととして読んでいることに、妙なおもしろさを感じました。

読後に知ったのですが、この『夏への扉』、最近新訳版が出たらしいですね。それが文庫化した頃に、また読み返してみようかな。