Heart Beat

草なぎ剛くんのこと、読書記録など・・・気ままに更新♪(コメント&TBは承認制となっています)

ドラマいろいろ

2008-08-03 15:36:23 | 海外ドラマ

7月はようやく仕事が一段落したおかげで、たくさん読書できたし、たくさん録りだめしていたドラマも見ることができました。



まずは今さらだけど春ドラマの話題から・・・春は4作品だけ見ていました。

1  位[E:shine]Around40~注文の多いオンナたち~
2  位  ラスト・フレンズ、CHANGE
最下位  猟奇的な彼女

アラフォーは毎回楽しく見ていました。CHANGEはあり得ない設定と思いつつ、おもしろく最後まで見ることができました。ラスト・フレンズのみちるにかなりイライラさせられたし、宗佑は怖ろしかったけど、みんなの友情も大切なテーマだったので最後まで見ました。なかなか良かったです。特別編にはがっかりさせられたけど。
でも、なんといっても一番がっかりさせられたドラマは『猟奇的な彼女』でした。平たく言えばサイテーなドラマでした。ストーリーそのものがつまらなかったし、中でも人の気持ちを無視するような駆け引きがたくさんあった。もう視聴者が1頁ずつ脚本をリレー形式で書いたほうがよっぽどおもしろかったんじゃないかと思うくらい。もうあの脚本家のドラマは二度と見たくないと思いました。

夏ドラマは、『シバトラ』『コード・ブルー』『魔王』『Tomorrow』を見ています。
『シバトラ』はちょっとつまんないとこもあるけど、小池徹平くんの可愛さに癒されています。
『コード・ブルー』と『Tomorrow』は医療ドラマですね。『Tomorrow』の菅野ちゃんの役柄がちょっとうざいです。そんだけ病院の体制に不満があるなら、あんたがどうにか患者さんを預かったり、お金を貸してあげれば?というふうに思っちゃいます。ま、ドラマの展開としては、彼女の存在があるからこそ、みんなが変わっていくことになるんでしょうけど。
『魔王』は展開が早いうえに、伏線もたくさんあって、ながら見しにくい作品ですね。このさきどのような展開が待っているのか、すごく気になります。

海外ドラマでは、『プリズン・ブレイク』と『LOST』のそれぞれセカンドシーズンを見ました。
『プリズン・ブレイク』はマイケルかっこよすぎ~[E:lovely]
せっかく安息の日々がやってくるかと思ったのに、またまた大ピンチ!続きが気になりまくりです。
『LOST』は登場人物が更に増えて、人間関係もややこしくなってきています。みんなかなり精神状態が不安定になってきてますね。これも続きが気になります。
今放送中の海外ドラマでは、『O.C.』『4400』『HEROES』『ビヨンド・ザ・ブレイク』を見ています。
『HEROES』は結構流血シーンが多くてビックリしました。でも、噂どおりおもしろいです。
『ビヨンド・ザ・ブレイク』はどんな作品かわからないまま、とりあえず予約録画していたのですが、サーフィンで頂点を極めることが目標の女の子達が登場する作品でした。ハワイが舞台なので、海がきれいで、サーフィンのシーンは迫力があって見応えがあります。その他は、今後恋愛ネタが多くなりそうな予感。それは別にかまわないけど、気になるのが女の子達の吹き替え! 主役のレイシー役の本仮屋ユイカちゃんを始めとして、主要な女の子キャラの声を若手(ユイカちゃん以外は若手人気モデル)が担当しているんだけど、まだはまりきれていなくて、かなり違和感が。そのうち上手くなってくるかもしれないけど、プロの声優か字幕で放送して欲しいな。
話題作の吹き替えを若手俳優や若手芸人などにやらせる風潮はどうにかしてほしいです。

久々に時間ができたので、だらだら書いちゃいました。
8月もたくさん読書とドラマを楽しめるといいな。




『ハリーポッターと死の秘宝』

2008-08-03 14:44:04 | 読書

2008  No.18  7/26~7/27



作者:J.K.ローリング(静山社)

評価・・・★★★★★ 5.0



ついにシリーズ最終章です。


ハリーって、いわゆるスーパーヒーローではないですよね。
彼が普通の魔法使いと違うのは、ヴォルデモートとの皮肉な絆と、そして持って生まれた才能の片鱗がかいま見られるところ。でも、その才能の片鱗も、ある程度時間をかければすばらしい力になるかもしれないけど、17歳のハリーがヴォルデモートと闘うにはあまりにも心もとないもの。技の多彩な面ではハーマイオニーにとても敵わないし。ハリーの精神的な未熟さで、自ら危機を招いているところが今回も見られました。ハリー一人ではまだまだヴォルデモートには敵わない。
実際に、ハリーは今回も周りの多くの人の助けがあって戦い続けることができます。ロンとハーマイオニーの友情や、ハリーを守り抜くと誓った多くの仲間たちの支えのおかげで・・・
作者の予告どおり、ハリーにとって大切な人たちがたくさん命を落とします。児童書でここまで!?という感じでした。
結果的には、ハリーを守ろうとする人々がたくさんいること、愛にハリーが守られていることがハリーの最大の武器でした。



でも、そんなハリーよりも、第33章「プリンスの物語」を読むと、ある人物の存在がすごく大きくなってしまいました。
作者にやられちゃいましたね~
また最初から読み直してみたい! だけどこれだけの分量はさすがに苦しいなぁ[E:coldsweats01]



『春にして君を離れ』

2008-08-03 13:46:56 | 読書

2008  No.17  7/20



作者:アガサ・クリスティー(早川書房クリスティー文庫)

評価・・・★★★★★ 5.0



クリスティーが別名義「メアリ・ウェストマコット」で身分を隠して発表した普通小説6作品のうちの1作です。


平凡な主婦・ジョーンは自分の家族や人生に満足しきっていた。
ある日、病気になった末娘を看病しに訪れたバグダッドからロンドンへ戻る途中の駅で足止めをくらってしまう。話し相手もいない、することもない状況の中で、これまでの人生を振り返ったとき、思いがけない別の面が見えてきて・・・というのが本作のあらすじ。
自分が信じていた幸せな人生が、実はそうでなかったことがわかり、愕然とする・・・
これほど怖ろしいことってないだろうなぁ。
ジョーンは事実を自分の信じたいようにしか見ないということをずっと続けてきていて、そのせいで気づかないうちに家族との間に大きな溝ができてしまっていた。砂漠の真ん中で足止めにあい、やることがなくなってしまって、自分のことを考えることしかやることがなくなってしまって、初めてその事実に気づいた訳だけど、自分の信じたいように現実を歪めて受け入れるってことは誰もがしかねない過ちなだけに、怖さが身に染みる感じ。
最初に読んだときもそうだったけど、二度目に読んだ今回もやはり衝撃的でした。
自分も同じように現実をごまかして生きないように、ときどき読み返したい作品です。



『ねじれた家』

2008-08-03 11:06:18 | 読書

2008  No.16  7/17~7/20



作者:アガサ・クリスティー(早川書房クリスティー文庫)

評価・・・★★★★★ 5.0



この作品もクリスティー自身が選んだお気に入り10作品中の1作です。
タイトルはマザーグースから引用されています。


ギリシャ移民の富豪の老人が毒殺された。状況から、犯人は家族しかありえない。老人の孫娘との結婚を望む青年は、彼女との結婚の障害を除くため、犯人探しに取り組むが、容疑者の決定的決め手がないまま、新たな事件も起きて・・・というのが作品のあらすじです。
これも『無実はさいなむ』と同様、家族の中で起きた殺人事件をテーマにしていて、ミステリというだけでなく、家族の物語としても読むことができます。
犯人は意外な人物で、初めて読んだときは結末にすごく衝撃を受けました。
今回は読むのが二度目だったので、違った視点から読めておもしろかったです。