一つ目のエピソードが終わりましたね。『推理小説』をしかけた犯人は瀬崎でした。前回まで、いろんな人が怪しいと思わせる描き方だったので、別に瀬崎が犯人でもあまり驚きはしませんでしたよね。
ただ、わたし的には後味の悪い結末だったように思います。
?犯行に及ぶ動機が弱い。犯行の大胆さに比べると「動機ってなんだっけ!?」というくらいインパクトに欠ける動機。ありきたりというか。
?犯人にインパクトがない。瀬崎って、自分の部下でほとんど無害の存在と思われる理恵子（雪平と幼なじみで平井の元カノという条件では犠牲者にぴったりだけど）を簡単に殺せるほど悪いヤツに見えないんだけど。って、これだけたくさんの人を殺してしまったんだから悪いヤツに決まってるんだけど、でもそうは見えない瀬崎（というか役者の西島さん？彼のせい？）。正体が見破られた後にでも瀬崎の異常性がもっと強く描かれてたら、また違った感想になってたかな。
それとも、深読み派の方々が推理されてるように、真の犯人が別にいるのか・・・???
?被害者の人選がヘン。殺されても仕方ないだろー、と思っていた久留米とバカ上司は殺されなくて済んでるというのに・・・最初の事件で犠牲になった２人はホントに気の毒。
うぅ～ん・・・なんかイマイチ釈然としないなぁ。
「小説に沿って事件が展開し、その続きを犯人が入札するよう要求してきたら？」という着想は最初すごく面白く感じたけど、そのネタに懲りすぎて、犯行に及んだ動機とか他の部分が中途半端になってしまったような感じかな。前回までは結構おもしろかったのに、ラストがイマイチだったので、今までのよかったところまでどっか飛んでいっちゃったよ。
理恵子が信頼してた（と思われる）瀬崎の手で殺されたことに対して、雪平が瀬崎に怒りをぶつけるシーンがあったら、もう少し感想が違ってたと思うけど。
次週からは雪平の娘と家政婦の牧村さんの誘拐事件のエピソードに移ります。このエピソードと、その次の３つ目のエピソードはオリジナル作品になるそうですね。大丈夫かな？ 最初の期待を裏切らない展開にしてほしいものです。