Heart Beat

草なぎ剛くんのこと、読書記録など・・・気ままに更新♪(コメント&TBは承認制となっています)

今年読んだ本

2011-12-30 18:46:29 | 読書
No.4  2/10~2/17
角田光代『八日目の蝉』
評価・・・★★★★★
ドラマもおもしろかったけど、小説サイコ-!

No.5  2/21~3/9
アガサ・クリスティー&ジョン・カラン
『アガサ・クリスティーの秘密ノート』
評価・・・★★★☆
クリスティー好きの人は読んでください。
クリスティーをあまり知らない人は退屈かも。

No.6  3/14~4/9
海堂 尊『極北クレイマー』
評価・・・★★★★★
おもしろかった。続編も読みたい。

No.7  4/16~5/22
角田光代『さがしもの』
評価・・・★★★
本にまつわる物語集。
『旅する本』が一番印象に残ってます。

No.8  5/28~6/11
リチャード・コーフィールド
『太陽系はここまでわかった』
評価・・・★★★★
宇宙好きな人にオススメ。
NHK-BSプレミアムの『コズミックフロント』の副読本か!と思ってしまったくらい、内容が偶然にもリンクしてた。セットでオススメです。

No.9  6/14~6/18
本多孝好『MOMENT』
評価・・・★★★★
細かいところは思い出せませんが、わりとおもしろかった。

No.10 6/25~6/26
万城目学『プリンセス・トヨトミ』
評価・・・★★★★★
大阪ってそんなロマンあふれるところだったの!?
大阪府民に生まれなかったのがちょっと悲しくなる作品。
フィクションですけどね・・・

No.11 6/27~7/1
誉田哲也『武士道セブンティーン』
評価・・・★★★★★
2人のヒロインがいい味出してておもしろかった。
続編も読みたい!

No.12 7/3~7/16
村 薫『レディ・ジョーカー』
評価・・・★★★★★
スケールでかくておもしろかった。

No.13 7/16~7/21
伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』
評価・・・★★★★
おもしろかったです。
映画も見たかったけど、あらすじ忘れた頃に見ることにしよう。

No.14 7/23~7/28
夏川草介『神様のカルテ』
評価・・・★★★☆
現役医師による医師が主人公の小説。
まあまあおもしろかった。

No.15 7/28~7/31
宮部みゆき『チヨコ』
評価・・・★★★
全く印象に残ってない(汗)

No.16 8/4~8/30
山崎豊子『運命の人』
評価・・・★★★★★
これもスケールでかい話でおもしろかった。
来年、ドラマ始まりますね。
ドラマおもしろいかな?

No.17 9/2~10/22
荻原規子『RDG はじめてのお使い』
評価・・・★★★☆
和風ファンタジー!
奈良の南部が舞台のはずなのに、主人公は標準語で違和感・・・
舞台のモデルになった土地は、ちょうど台風で被害のあった地域に近いのかなぁ?と気になりつつ読みました。シリーズ化してるみたいですね。

No.18 10/23~10/28
沼田まほかる『9月が永遠に続けば』
評価・・・★★★
結末は予想したものと近くておもしろくなかった。
私は自分で謎を解くよりも、謎がとけなかったり、だまされたりする方がおもしろく感じるタイプなので・・・

No.19 10/29~11/5
天童荒太『悼む人』
評価・・・★★★★★
主人公の悼む理由・方法等は不可解でしたが、こんな人一人くらいいてくれてもいいな、と思いました。

No.20 11/6~11/11
竹田恒泰
『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』
評価・・・★★★★
もうちょっと突っ込んだ話が読みたかったな~

No.21 11/11~11/22
瀬戸内寂聴『寂聴と読む源氏物語』
評価・・・★★★☆
源氏物語入門書には最適です。

No.22 11/25~12/5
沼田まほかる『彼女がその名を知らない鳥たち』
評価・・・★★☆
長すぎた。


今年は22冊しか読めませんでした。
せめて平成23年なんだから23冊読んでおきたかったなぁ。

評価は適当につけました。
読んだあとすぐレビューを投稿しておいたらよかったのですが、読後かなり経っているので、★が3~4あたりは適当につけた評価になってます。

ただし、新聞広告で“話題作”と銘打って取り上げられてあったのでついつい買ってしまった沼田まほかるさんの作品は、私にとって期待はずれであまりおもしろくなかったので、わたし的にはちゃんとした評価になってます。


年々、投稿する記事が少なくなってきてる。
そろそろブログも止めどきなのかもしれませんが、読書のレビューだけでもなんとか続けていきたいです。

平成23年は災害の年でしたね。
3月の震災もそうですが、台風の被害も多かった1年でした。
来年は少しでも明るい年でありますように。
今年たくさん涙を流した人々に、笑顔が戻りますように・・・


『松本清張傑作短篇コレクション(上)』

2011-02-12 23:49:46 | 読書
2011 No.3  1/30~2/7

作者:松本清張(文春文庫)

   <宮部みゆき責任編集>

評価:★★★★★ 5.0

松本清張の大ファンであるという宮部みゆきさんがテーマに応じて選び出した短編集です。
芥川賞受賞作の『或る「小倉日記」伝』や、『一年半待て』、『地方紙を買う女』などの有名どころもいくつも収録されていて、読み応えありました。
第4章の「日本の黒い霧は晴れたか」のところは、あまり二二六事件とか興味のない私には、ちょっと読むのが辛かったです・・・

『推理小説の誤訳』

2011-01-30 20:23:47 | 読書
2011 No.2  1/16~1/29

著者:古賀正義(日経ビジネス人文庫)

評価・・・★★★★☆ 4.5

著者は弁護士。英米の法学を中心に、それ以外の経済や文学等の様々な英語による書物を読破してきた経験から、海外ミステリの翻訳にかなり誤訳があることに気づき、本作ではクリスティーものを中心に、そういった誤訳を原文とともに数多く取り上げています。
クリスティー大好きの私には、とてもショッキングでした。
難しい訳ならともかく、簡単な訳までこんなに誤訳があるとは
1983年出版のものなので、今のクリスティー文庫ではなく、早川ミステリ文庫の翻訳についてのものだと思いますが、私も名前をよく覚えている訳者の作品がかなり取り上げられていたのもショック。
一番ショックなのは、イギリスには日本やアメリカのような検察制度がないにも関わらず、検察と翻訳してしまっていること。もちろん、検察ににた役割をするところはあるんですが・・・
でも検察がないなら、あの有名な『検察側の証人』ってどうなっちゃうの~

誤訳に翻弄されないようにするためには、自ら原文を読むしかないのか・・・でも、そんな英語力はとても身につけられそうにないし、これから海外ミステリ、洋画、海外ドラマ等を楽しむときは、誤訳の可能性があることを忘れずに、心してかからないといけないな~

『核心』

2011-01-15 21:54:48 | 読書
2011 No.1  1/5~1/15

作者:パトリシア・コーンウェル(講談社文庫)

評価:★★★☆ 3.5

検屍官シリーズの最新刊です。
今回、ケイが巻き込まれた災難は・・・若い女性の遺体について、ケイが出した検屍結果は事件の捜査結果と矛盾する点が多いことから、ケイの検屍結果は信用してもらえない。また、CNNに出演することになったケイは、番組の司会者カーリーの罠にはめられてしまう。そのうえ謎の小包が届いて、爆弾処理班まで出る大騒ぎに・・・
相変わらず災難続きのケイですが、この作品、もっとページ数を少なく書けたんじゃないでしょうか。いつも思うことですが、細かいところまで描きすぎて、長すぎると感じてしまうのです。検屍や科学捜査のシーンでは、細かい記述はすごくおもしろく感じるものの、ルーシーとジェイミー、マリーノのプライベートのエピソードなど、もっと簡略化してほしい。ケイの料理シーンは結構好きだけど。すごくおいしそうだから
今回はメインの殺人事件が少なく、悲惨度が薄いこともあって、最近の検屍官シリーズのなかでは一番読みやすかったです。

『僕と妻の1778話』

2010-12-31 16:36:19 | 読書
2010 No.28  11/5~12/31

著者:眉村卓(集英社文庫)

評価:★★★★ 4.0

草なぎ剛くん主演の映画『僕と妻の1778の物語』は、作家・眉村卓さんとその奥さんとの実話を元にしたものです。その原作といってもいい作品が『妻に捧げた1778話』なのですが、その肝心の1778話から選ばれた52話が収められたのが表題作の『僕と妻の1778話』です。
収録作品には『妻に捧げた1778話』と重複するものもありましたが、眉村さんのお話が卓さん読めて良かったです。
一つ一つの作品に眉村さんによるコメントと、可愛いイラストもついていて良かった。