僕が覚えている一番最初の「なりたかったもの」は、子供向けの本に出てくる主人公だったと思う。魔法使いの見習いの少年が、いろんな冒険をしていくっていうやつ。魔法がつかえるってことよりも、ドラゴンに乗ったり、いろんな仲間に助けられるとか、そういうのが良かったんだろうな。
次に夢見たのは、ケーキやさん。僕は甘いものが大好きだったから(…今も好きだけど)、ケーキやさんになれば毎日おいしいケーキが食べられる!って思ったわけ。でもそのことを言ったら、だれか友達に「でもケーキやさんはつくったら売るんだから、ケーキは食べられないんじゃない」って言われて、その夢はあっけなく壊れてしまった。どっちかっていうと、お菓子の家に住みたいとか、そういうほうが理想に近かったかも。(でもこの前、ケーキ屋でバイトしている女の子が「売れ残りのケーキをもらって帰るから太っちゃって」とか言っていた。そう考えると当時の僕は、ちょっと夢をあきらめるのがはやすぎたかもしれない。)
もう少し大きくなると、今度はマンガ家がいいなあって思うようになった。何しろ夢見がちで、結構気が多い僕としては、それを作品の上で表現してしまえば夢がかなったようなものだから、一番いいような気がしたんだ。小説家でもいいわけだけど、当時はマンガが面白いと思っていたし、その影響で絵を描くのも好きだったしね。でも結局、あきっぽすぎて、ひとつのストーリーを終わりまで考える前にどんどんほかのものに興味がうつちゃうから、これも無理だなあって思った。
ああ、それからもうひとつあった。「はやく大人になりたいなあ」って思ってたんだっけ。これだけは、なんとなく達成されたのかもしれないけれど、当時思っていた「大人」っていうのとはだいぶ違うみたいだ。夢見ていたような大人になるには、まだずいぶんかかってしまいそう。
まぁ、人生まだ半分以上残っていると思うので
これからも夢見て人生を楽しもうと思います
あら、なんだかおばさんのコメントになってしまいました
まだまだ若いつもりなのですが・・・
>これからも夢見て人生を楽しもうと思います
そうですよね。僕もそう思います。
目標に届かない分
がんばりがいがあると思えば…って
ちょっとそれは言い訳くさいかなあ。
でも実はみんな似たようなことを思って
「大人」をやっているのかもしれないですね。
トラックバック練習板でこの記事のタイトルに惹かれて飛んできました。
魔法使いって言葉、ちょっと弱いのです(笑)
ツルヒコさん(って呼んでもいいのかな?)のサイト、とてもステキですね。
イラストが私にはかなりツボで(笑)、これからちょくちょく遊びに来たいな~と思ってます
その時はよろしくお願いしますね
コメントありがとうございます。
僕もいまだに「魔法使い」とかその手の言葉をきくとつい反応してしまいます。
だからといって「マ○レンジャー」までは
見ていませんが…。
ブログを気に入っていただけたようでうれしいです。(なんていうか、独特な絵ですいません。)
ぜひまた遊びに来てくださいね。