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中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

’20 玄達瀬釣行 ~5回目

2020-08-08 12:30:00 | 船釣り・釣行記
 今年の玄達釣行もこれで5回目。いつもの晴海丸さんに乗船しての現地入り。朝一としては今季ボクが体験した中で最速の潮流がそこに差していた。

●100mあたり2分●

 ただ速いだけならまだしも、上層がブッ飛び、中層はそれよりもやや遅く、底潮が動きの悪い3枚潮になっていた。但し救われたのはほぼ同一方向に流れていたので、「何とかなるだろう。」と、当初は思っていた。
 しかし、良~大型ヒラマサの動きは底潮に左右されるので、結果から言うと、惨敗。またもや中マサ止まりだった。

●いつものクラス●

 底潮に馴染ませるため、4Bガン玉の2段打ちや3号丸玉オモリまで使ってみたが、仕掛を手前の深みに入れてみても、それに反応する魚はエサ取り以外に無かった。
 狙ってはいなかったが、それでもポツリポツリとアタリを拾い、気付けば中マサは11本になっていた。 帰宅後、当日の釣果欄を確認してみたが、二桁に届かなかった船や中には小マサが数本という船もあった中、これだけの釣果が出たのは、船長の、ポイントセレクトのお陰だと痛感した。

●二人分の釣果(全てが中マサ)●


 で、釣行レポートはここまで。

 当日の、他船の釣果欄を見ていると気になる事が記されていた。それは口々(?)に「アタリが判らない」「それにより根ズレが多発していた。」とボヤいていた事だ。
 この日の様に底潮の動きが悪く、上潮が速い日は、仕掛がひらがなの「つの字状」になって流れ、ヒラマサが喰って走っても、糸フケの部分で相殺されてしまう。そのため、リールの回転を見ていても明確な急速逆転が起こらないので、「巻いたら付いていた」になり、テンションが増した瞬間にヒラマサが驚き、「走られて根ズレを起こした」に至ってしまうのだ。
 それを解決するには、流しっ放しにせず、糸フケを解消させる事が重要だ。そのために必要なのが「道糸を張る事」なのだが、未経験の人にとっては、「どの距離で張ればイイのか?」が判断し辛いと思う。
 闇雲に張ればいいワケではないので、張りを行うための基準点が必要になるのだが、その一つとして、「船長が想定する最短のポイント=海底のカケ上りや沈み根までの距離を基準点にする事」をオススメする。
 そしてそれを確認したら、「その10~20m手前で道糸の送りを止めて糸フケを取ってしまう。」というパターンをまずは組んでみるとイイ。そんな船長はいないとは思うが、仮に教えてくれなかった場合は足下の水深を基準とし、その1.5~2倍の距離を基準点とすればイイ。
 止める際は、数秒といった中途半端な時間ではなく、潮の遅速に合わせて速ければ短く、遅ければ長く、20秒から1分と、経験した事の無い者にとって「大丈夫か?」と、思うほど大胆に止めてみる事が重要だ。そして、もしその流しでエサが盗られたのなら、その次は「止める時間を更に長くする」、「止める距離を更に手前にする」「発砲ウキを装着し、浮力を上げる」等のうより浮かせる方法で対処し、逆にエサが残った場合は「止める時間を更に短くする」、「止める距離を更に奥(遠く)にする」「発砲ウキの浮力を下げる、または外す」、「ガン玉オモリ等を打つ」等のより沈める方向で対処する。
 また、一旦止めた後も完全フリーでは流さず、「リールのメカニカルブレーキを絞る」、「20~50mおきに回転を10秒程度止める」といった方法で、再び大きな糸フケが出ないよう気遣う事も重要だ。これらに加えて「20~50mおきに5~10m程度、手巻きで巻き戻す」も有効な方法で、「おかしいな?。」と思ったら、これをやってみる事をオススメする。巻取りの抵抗感や竿先の曲がり具合で「どれほど糸フケが出ているか」が理解出来るからだ。
 こう言うと、「仕掛けが浮き上がってしまわないか?」と思うかも知れない。実際に見たワケではないので、あくまでも船上での実感になるが、一旦底潮に入った仕掛は相当引っ張てもズレないように感じている。逆に言えば、簡単にズレてしまうのなら、そ二枚潮や、それ以上の多枚潮になると一番速い潮から出られなくなくなるハズで、「底層で喰ってアタリが判らない」事にはならないと思うのだが…。

 当日、ボクは上記パターンを組み合わせて釣り続けていた。勿論、その流しの直前でのエサの盗られ具合や、アタリの出た距離で常に調整しながら一日を過ごしたが、他船よりも多枚潮の影響を受ける深場のポイントを攻めていても「アタリが判らず、巻いたら付いていた」なんて事は無かった。
 止めや張りについてはいずれもう少し詳しく書く事にするが、とりあえずこの日の釣りパターンの一つをyoutubeにアップしてみた。それを見れば、「急潮流の中にあっても、30秒の止めが有害にならない事」、その結果、「アタリをキチンと捉えられる事」を理解してもらえると思うので、参考にして欲しい。
youtubeアドレスは下記↓

https://www.youtube.com/watch?v=-9tkIA6Wu6c
コメント
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