先週は釣行しておらず、よってネタなし。今週は休刊です。
今回も時間なし。
7人分の鍋具材調達のため、メダイを求めて東奔西走の2回目。前回はホームグラウンドの舞鶴から西にある柴山だったが、今回は東の若狭大島から出港している庄栄丸さんに乗り込んだ。

晩秋から初春の期間に、この船は主にメダイ狙いで出港している。専門に狙うだけあって、安定した釣果が出ているようであり、その分期待を持っての乗船だった。
釣法は天秤ズボ釣り、8人乗船という事も相まって、あまり好きではないスタイルだが、「近隣でメダイが数釣れているのはこの船だけ」だから贅沢は言えない。

3m近いウネリが出る中、時間をかけて第一ポイントに入ったが、2投目でボクがイサギをゲットしてからは、ポツリポツリと周囲でもアタリが出始めた。
ボクの釣り座の左右でも50cm級の小メダイがゲットされだしたが、ボクは、ハリ外れが一回のみで、焦りが出る中、少し仕掛けを手直しする事にした。
ここまで全長4.5m、中間に編み込みでエダスを出した仕掛けを使用していたが、天秤に三又サルカンをダイレクトにつなぎ、そこに4mと1.5mのハリスを結んでみる事にした。そして、長い方にはサンマの切り身&オキアミ、短い方にはイカの短冊&オキアミを抱き合わせで装餌してみることにした。
ここまで指示ダナではエサが盗られる一方だったので、それよりも5mタナを上げたが、状況は変わらなかった。
次の設定では、63mで巻きエサを振り出して、3m巻き上げてもう一回振り出す。そして竿受けにセット。しかし、アタリは出ない。エサ盗りが多いので、インターバルを詰めて1分30秒後に、もう一回振り出し、3分での回収を考えていたが、竿を振り上げた後にサシエサの落ち方に変化を加えようと、ゆっくりと竿先を下げながら手持ちで送り込んでゆくと、途中で「グンッ!」と引き込むアタリを捉える事に成功した。
しかし、そこからの走りがなく、竿にもたれかかるような動き動きしかないので、その動きに合わせてゆっくりと竿先を送ってやると、重みが増していったので、アワセを入れてみる事にした。ここでようやく魚が走り、手応えが竿全体に伝わった。

これまで周りで釣れていたサイズとは違う引きなうえ、ハリ外れをやらかした後なので、緊張感は高まったが、相手は中型であったために、大きな苦労はなく、無事に玉網に納まった。だが、船上にあがった時点で既にハリか外れていて間一髪の状況だった。

7人分の鍋具材が調達出来た事もあって、安堵感は得られたが、釣りでの満足感を得るには次を狙わねばならない。
自分なりに分析してみると、掛かったメダイは、短い方のハリスに掛かっていたので、長い方のハリスを3.5mに詰めてみる事にした。また、勝手な予測かも知れないが、メダイ振り出したマキエサを伝って潮下から群れとなって食い上がるというよりも、カゴが振られ、そこマから出たキエサに近い個体のみが反応していると思ったので、それをイメージしてサシエサの落ち込みを誘いを演出してみる事にした。
これが効果的で、その後は周囲が沈黙しがちな中、小メダイながら、アタリを拾えるようになったが、それらは、全て3.5mのハリスに掛かってきた。

但し、船長がポイント変更を行い、アンカーを降ろした直後の、数投内の交通事故的チャンスを捉えてのモノが殆どだった。それも誘った間にアタリがコツンと一回あるだけで、半信半疑でアワせると掛かるといった展開だった。しかも、喰い渋りの為に掛かりが浅く、当日得たアタリの半分はハリ外れでロストしていた。だが、結局、充分過ぎる量の鍋具材は得られたので大満足の1日だった。
天秤ズボ釣りは本的に真下方向しか探れない釣りであるから、個人的には好みではない事は確かたが、制約のある中でも工夫次第で展開が変わるという事を久し振りに体験し、その面白さの一部が再確認出来たような感はある。
そして、この日の展開から、「到着後の数投勝負」と判断して、僅か数投のみで移動を繰り返してくれた船長の姿勢には感銘した次第だ。
7人分の鍋具材調達のため、メダイを求めて東奔西走の2回目。前回はホームグラウンドの舞鶴から西にある柴山だったが、今回は東の若狭大島から出港している庄栄丸さんに乗り込んだ。

●出港準備中の庄栄丸●
晩秋から初春の期間に、この船は主にメダイ狙いで出港している。専門に狙うだけあって、安定した釣果が出ているようであり、その分期待を持っての乗船だった。
釣法は天秤ズボ釣り、8人乗船という事も相まって、あまり好きではないスタイルだが、「近隣でメダイが数釣れているのはこの船だけ」だから贅沢は言えない。

●天秤ズボ・タックル●
3m近いウネリが出る中、時間をかけて第一ポイントに入ったが、2投目でボクがイサギをゲットしてからは、ポツリポツリと周囲でもアタリが出始めた。
ボクの釣り座の左右でも50cm級の小メダイがゲットされだしたが、ボクは、ハリ外れが一回のみで、焦りが出る中、少し仕掛けを手直しする事にした。
ここまで全長4.5m、中間に編み込みでエダスを出した仕掛けを使用していたが、天秤に三又サルカンをダイレクトにつなぎ、そこに4mと1.5mのハリスを結んでみる事にした。そして、長い方にはサンマの切り身&オキアミ、短い方にはイカの短冊&オキアミを抱き合わせで装餌してみることにした。
ここまで指示ダナではエサが盗られる一方だったので、それよりも5mタナを上げたが、状況は変わらなかった。
次の設定では、63mで巻きエサを振り出して、3m巻き上げてもう一回振り出す。そして竿受けにセット。しかし、アタリは出ない。エサ盗りが多いので、インターバルを詰めて1分30秒後に、もう一回振り出し、3分での回収を考えていたが、竿を振り上げた後にサシエサの落ち方に変化を加えようと、ゆっくりと竿先を下げながら手持ちで送り込んでゆくと、途中で「グンッ!」と引き込むアタリを捉える事に成功した。
しかし、そこからの走りがなく、竿にもたれかかるような動き動きしかないので、その動きに合わせてゆっくりと竿先を送ってやると、重みが増していったので、アワセを入れてみる事にした。ここでようやく魚が走り、手応えが竿全体に伝わった。

●中型メダイの走り●
これまで周りで釣れていたサイズとは違う引きなうえ、ハリ外れをやらかした後なので、緊張感は高まったが、相手は中型であったために、大きな苦労はなく、無事に玉網に納まった。だが、船上にあがった時点で既にハリか外れていて間一髪の状況だった。

●70cm●
7人分の鍋具材が調達出来た事もあって、安堵感は得られたが、釣りでの満足感を得るには次を狙わねばならない。
自分なりに分析してみると、掛かったメダイは、短い方のハリスに掛かっていたので、長い方のハリスを3.5mに詰めてみる事にした。また、勝手な予測かも知れないが、メダイ振り出したマキエサを伝って潮下から群れとなって食い上がるというよりも、カゴが振られ、そこマから出たキエサに近い個体のみが反応していると思ったので、それをイメージしてサシエサの落ち込みを誘いを演出してみる事にした。
これが効果的で、その後は周囲が沈黙しがちな中、小メダイながら、アタリを拾えるようになったが、それらは、全て3.5mのハリスに掛かってきた。

●50cmクラス●
但し、船長がポイント変更を行い、アンカーを降ろした直後の、数投内の交通事故的チャンスを捉えてのモノが殆どだった。それも誘った間にアタリがコツンと一回あるだけで、半信半疑でアワせると掛かるといった展開だった。しかも、喰い渋りの為に掛かりが浅く、当日得たアタリの半分はハリ外れでロストしていた。だが、結局、充分過ぎる量の鍋具材は得られたので大満足の1日だった。
天秤ズボ釣りは本的に真下方向しか探れない釣りであるから、個人的には好みではない事は確かたが、制約のある中でも工夫次第で展開が変わるという事を久し振りに体験し、その面白さの一部が再確認出来たような感はある。
そして、この日の展開から、「到着後の数投勝負」と判断して、僅か数投のみで移動を繰り返してくれた船長の姿勢には感銘した次第だ。
今回は時間がなく、簡易版。
釣りをしない友人たちと集まっての鍋大会。その具材ゲットを買って出たのは良いけれど、風が吹き、断念している内に期日が迫り、残すところ二週間を切って少々焦っていた。
何が何でも、鍋具材では最高に旨いメダイを釣らなくてはならないため、いつもの完全フカセは断念して、あまり得意ではないというか、「どうしても」という場合を除いてほとんどやらない天秤ズボ釣りにチャレンジしてきた。
訪問したのは兵庫県但馬海岸にある、柴山港から出向する第三豊洋丸さん。いつもは完全フカセ釣りでお世話になっている船だが、1~3月はメダイや根魚狙いを中心に船を出している。過去の釣果欄を確認する限り、白石グリよりも安定しているように思えたので、期待を持っての釣行だった。
暖冬の極みになっている今冬だが、ここ但馬海岸も例外ではなく、雪を被らない山々をバックに無事出港。目指すは100mラインに点在する漁礁の一つだった。
そして第一投。底取りを行い、10mを切ったところまで巻き上げて撒きエサを一振り。すると、早くも竿先をフワフワと持ち上げる特有の前アタリが現れ、その後に竿先が海面に向かって突き刺さっていった。
アワセを入れると、そこに待っていたのは、まさしく心待ちにしていたメダイの走りだった。

引き味から中型と判断。口切れが怖いのでテンションをキープしつつ、ゆっくり目に引き上げて無事にゲット。70cmには少し足らないが、鍋料理なら、2~3人前にはなるので一安心できた。

そして続いての投入。船長が撮影したいというので、竿受けにセットした後に、それに応えていると、後ろで「兄ちゃん、アタッてるで~。」の声が。
慌てて竿を掴んでアワセを入れたが、対処が遅れたために漁礁にハリスが擦れて仕掛が飛んでしまった。この日は風と潮が反対で船位が安定しなかったので、どうやら漁礁のすぐ際にズレた所で食ってきたようだ。
「連発するからいいや。」と思ったのも束の間、そこからは沖メバル他の外道はアタるものの、メダイからのアタリは全く途絶えてしまった。どうやら底潮の動きが止まったのが原因のようだった。
そんな中、船長は懸命にポイントを探してアチコチと奔走してくれたが、最初の1匹以外にメダイはゲットできず、この日の釣りが終わってしまった。
68cmが1匹では7人前の鍋具材には到底足るはずもなく、ボクのメダイ探しの旅は、まだまだ続くのであった。
釣りをしない友人たちと集まっての鍋大会。その具材ゲットを買って出たのは良いけれど、風が吹き、断念している内に期日が迫り、残すところ二週間を切って少々焦っていた。
何が何でも、鍋具材では最高に旨いメダイを釣らなくてはならないため、いつもの完全フカセは断念して、あまり得意ではないというか、「どうしても」という場合を除いてほとんどやらない天秤ズボ釣りにチャレンジしてきた。
訪問したのは兵庫県但馬海岸にある、柴山港から出向する第三豊洋丸さん。いつもは完全フカセ釣りでお世話になっている船だが、1~3月はメダイや根魚狙いを中心に船を出している。過去の釣果欄を確認する限り、白石グリよりも安定しているように思えたので、期待を持っての釣行だった。
暖冬の極みになっている今冬だが、ここ但馬海岸も例外ではなく、雪を被らない山々をバックに無事出港。目指すは100mラインに点在する漁礁の一つだった。
そして第一投。底取りを行い、10mを切ったところまで巻き上げて撒きエサを一振り。すると、早くも竿先をフワフワと持ち上げる特有の前アタリが現れ、その後に竿先が海面に向かって突き刺さっていった。
アワセを入れると、そこに待っていたのは、まさしく心待ちにしていたメダイの走りだった。

●中型メダイの引き●
引き味から中型と判断。口切れが怖いのでテンションをキープしつつ、ゆっくり目に引き上げて無事にゲット。70cmには少し足らないが、鍋料理なら、2~3人前にはなるので一安心できた。

●68cm●
そして続いての投入。船長が撮影したいというので、竿受けにセットした後に、それに応えていると、後ろで「兄ちゃん、アタッてるで~。」の声が。
慌てて竿を掴んでアワセを入れたが、対処が遅れたために漁礁にハリスが擦れて仕掛が飛んでしまった。この日は風と潮が反対で船位が安定しなかったので、どうやら漁礁のすぐ際にズレた所で食ってきたようだ。
「連発するからいいや。」と思ったのも束の間、そこからは沖メバル他の外道はアタるものの、メダイからのアタリは全く途絶えてしまった。どうやら底潮の動きが止まったのが原因のようだった。
そんな中、船長は懸命にポイントを探してアチコチと奔走してくれたが、最初の1匹以外にメダイはゲットできず、この日の釣りが終わってしまった。
68cmが1匹では7人前の鍋具材には到底足るはずもなく、ボクのメダイ探しの旅は、まだまだ続くのであった。