中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

’21 経ヶ岬のクエ釣り 秋の陣 ~3回目

2021-10-30 12:30:00 | 船釣り・釣行記
 アッという間に釣れて、アッという間にジアイが過ぎたので、内容的に大したことは書けない。よって簡単に。

 昨年は夜釣りが好調だった経ヶ岬沖のクエ釣りだったが、今年は昼釣りが好調のようだ。
 この釣りのパイオニアである、第八十八大海丸さんに乗って現地へと向かった。

 タックルは、愛用しているインテンスブルー Ver.2 168Hというゼニス社のロッドとリールはAvet HX 5/2 MC Raptorの組み合わせ。ラインはオッズポート12号、リーダーはオーシャンレコード250LBで、ハリスはナノダックス230LBという仕掛けをセッティングした。

●当日のタックル●


 到着後、まずは冷凍イカを刺して投入を開始したが、エサ盗りの猛攻で5分と持たず、ハリが丸裸になって帰ってきた。そこで冷凍魚に変更。
 「これならば少しは持ちそう。」と、一息ついていたが、前回の小アラちゃんをゲットした時もそうだが、「違う種類のエサに交換すると、アタリが出る事もあるな~。」と、極うっすらとした予感めいたモノが有ったような、無かったような…。だが、実釣がスタートしたばかり。まさかこの投入でドラマが始まるとは思わなかったのだが…。

 投入後、5~6分経った頃だろうか、竿先がモゾモゾと反応したので、竿受けからロッドを外して手に持つと、ゴツンとフシのついたアタリが連続した。
 意外にあっさりと本命らしき魚からのアタリに半信半疑となったが、竿先を送り込んでゆくと待望の本アタリとなって竿を絞り込んでいった。
 竿の胴に乗った瞬間に、すかさずアワセを入れると「ドスンッ!」と衝撃があったが、近ごろ周りで見かける、「竿が立てられない」や「リールが巻けない」ほどのサイズではなさそうだった。
 それでも8kg設定のストライクポジションではドラグが滑って巻けず、フル側に入れてのやり取りとなった。
 アタリの出方と途中の横走りの具合から「本命だろう。」と思いつつ、以後のポンピングもスムーズに決まって無事にゲット。釣った本人にとっては記録更新だが、大物釣り師にとっては中型のクエの登場にホッとした瞬間だった。

●中型のクエ●


 早々のゲットに「もう一本行っとこか。」と期待を膨らましたが、以後、ロッドはウンともスンとも言わず、時間だけが過ぎて行った。
 最終局面で、船長がアリゲーターバトルのハンドルが曲がるほどの超弩級を掛けたが、傍目で見ているとスタンディングでは太刀打ちできるサイズではないように見えた。それでも根性で何度か竿を立てる事は出来たようだが、結局根ズレでジ・エンド。そしてほどなく日没を迎え、この日の釣りが終わった。

 帰港後に計測すると、103cm、14.05kg。クエとしては長さの割に重量が軽く、釣った本人と違って、ややスリムな個体だった。

●14.05kg●


 この翌日以降、30kgや28kgがゲットされ、好釣果は続いているようだ。ボクにとっての、クエの生涯目標は30kgクラス。ここに到達するのはいつになるのだろうか?。これから先は季節風との相談になるが、気合を入れて釣行を続けてゆく。
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ネタ無し

2021-10-23 12:30:00 | その他
 先週は釣行しておらず、ネタ無しの為休刊します。
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’21 経ヶ岬のクエ釣り 秋の陣 ~2回目

2021-10-16 12:30:00 | 船釣り・釣行記
 タイトル通り、今期2回目の釣行だったが、ボクの竿にクエのアタリは全く出ず、本来はクエのエサであるところのアオリイカ釣りになってしまった。数は結構釣ったが、記事にするほどの内容ではなく、よって今回はここまで。
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「カン付バリを改良する」の巻

2021-10-09 12:30:00 | 船釣りタックル&仕掛、戦略他
 もしかすると、既に気付いてやっている人がいるかもしれないが、カン付バリを眺めていて思い付いた事を…。

 ハリのチモト切れ(ミミ切れ)を防ぐために、ボクはいつもカン付バリを愛用している。それを中村式カン付き南方延縄結びを用いて結び目が物理的に回らないようにしている事は何度もこのブログで記してきた。
 但し、カン付バリにも色々あって、フカセ釣りでは専らオーナー社のメジ・カツオを愛用しているのだが、これの良さの第一は、カンを形成した部分=アイ部の先端部がロウ付けされていて、そこに巻き付けたハリスが喰い込まない点だ。

●オーナー社・メジ・カツオ●


 近年取り組んでいるクエ釣りでも同様にロウ付けされたハリがあって、そのタイプの代表格であるところの、インターフック社のMOシリーズを使っていたのだが、やや割高な事と、私が通う釣具店では品切れすると入荷迄に時間がかかる点がネックとなっていた。

●インターフック社・MO(35号)●


●ロウ付けされたMOのアイ部●


その為、近ごろではオーナー社のスーパークエに改良を加えて使用している。

●スーパークエ40号●


 但し、ノーマルのスーパークエは、アイ部に何の工夫や謳い文句も無く、「ブツ切り」になっている点が気になる。

●スーパークエ(ノーマル)のアイ部●


 実用上は大丈夫なのかもしれないが、ここにハリスが喰い込むと「いかにも切れそう」な感じがするので、ボクはこれまで、そこを埋める改良を試してきた。
 その一はハンダ付けで、これは表面のコーティングに弾かれて全くダメだった。次いで5分間硬化タイプのエポキシ樹脂を使ってみたが、結果は上々で、初期はそれを使用していたが、固まる前に垂れてしまったりで、やや使い辛い面があった。
 「ならば瞬間接着剤では?」と思い、それもやったが、サラサラ過ぎの為、盛る事が難しくてダメだった。
 で、ある日思い付いたのが、UVレジンという、紫外線で固まる樹脂で埋める方法だった。

 UVレジンは歯科の治療でも使われているし、ロッド制作の一部でも使われているので、強度や実績は充分。紫外線ランプを照射する迄は使い易い粘度でありながら、一旦照射するとカチカチに固まるという、誠にもって便利な存在だ。

 用意する物は全て百均で手に入る。まずはメインのUVレジンだが、ダイソーやセリアで簡単に入手出来る。(当然¥110)

●左=セリア、右=ダイソーで販売中●


 注意点は「LEDライト対応」が謳われている「ハードタイプ」そして「カラーはクリア」を選択する事だ。

●「LEDライト対応」「ハードタイプ」の表示●


 選ぶ理由は、固めるための特殊で高価なライトが必要でなく、仕上がりが硬い方が、喰い込み対策という目的に合っている事、そして色付きは光を通しにくい分だけ照射に時間がかかり、硬度も落ちる恐れがあるからだ。
 
 次いで必要なのは照射するためのUV-LEDライト。これまた百均で手に入る。(これまた当然¥110)

●セリアのUV-LEDライト●


 固めるには太陽光を使う方法もあるが、それよりもこれを使った方が室内で「固めたいタイミングで、速く、確実に固める事が出来る」ので、何かと便利だ。
 購入したのはUSB電源から電力供給するタイプだ。勿論、パソコンやACアダプターで電源をとる方法もあるが、モバイルバッテリーを持っているのなら、それで使用した方が、設置の自由度が広がる。

●モバイルバッテリーとの接続●



 実際の手順は、ボクの場合、以下の通りに行っている。

 まずは、ハリに付着している不純物をシリコンオフで拭いて取り除くが、これはパーツクリーナーでも代用出来る。

●シリコンオフ(自動車塗装用)●
👇

●アイ部に一滴程度垂らし●
👇

●つまようじの先端で形を整える●
(補足・蛍光灯の光でもゆっくりと粘度が上がるので、非常に使い易い。)
👇

●UV-LEDライトを照射●
(補足・数十秒で表面的には固まるが、実用硬度を出すために5分程度照射する。)
👇

●完成!●


 UVレジンのおかげで、クエ釣りやヒラマサ釣りでのカン付バリの選択肢が増えそうだ。同時にコストダウンも可能になるので、これからもドンドン応用してゆくつもりだ。


 :追記:
 と、「イイ事を思いついた!」と思っていたら、オーナー社がクエバリのバリエーションの一つである、「ストロングクエ」で「ZERO EYE」と称する、UVレジンでアイの先端を埋める方式を採用している事を知った。
 冒頭で記したが、釣り界では「自分のオリジナルだ!」と思っていても、既に他人がやっている事が多い。皆がアノ手コノ手で工夫を凝らしているから、自分の思い付きを易々と「〇〇釣法」なんて自慢げに言うと、後で恥をかくのがこの世界なのだ。
 「アブナイ・アブナイ…。」
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’21 経ヶ岬のクエ釣り 秋の陣 ~1回目

2021-10-02 12:30:00 | 船釣り・釣行記
 今回も時間なし。よって簡単に。

 秋季に入り、釣果も上向いて20kg~30kgクラスも出始めた経ヶ岬沖のクエ釣り。産卵や放精から解放された後、体力も回復して喰いは良くなっているようだったのだが…。

 今回も気象庁の潮流予想図で事前確認していたが、白石グリではその通りの南南東からの潮流が差していた。東系の潮流は活性を下げるので、心配していたのだが、開始時ではそんな兆候は感じられなかった。

●当日のタックル●


 まずは冷凍イカをサシエサにして投入を開始したが、エサ盗りの攻撃で5分と持たない状況だった。しばらく様子をみていたものの、状況は変わりそうになかったので、サバやメジカといった冷凍魚を一本掛けしてみるが、頭と中骨だけにされる始末。だが、耐えるしかない状況が続いた。

 そうこうしている内に少し潮流が緩み、一本掛けの魚が無傷で上がってくるようになった。この状況になんとなく予感めいたモノがあったので、冷凍イカに交換。すると、この日初めてのエサ取り以外のアタリが竿先を揺らした。
 低水温期でもない限り、本命魚なら続いて「ガツガツ」とエサを喰う動きを感じる事が多いのだが、何故か時折前アタリ風の、モサッと竿先を揺らす動きが続くのみだった。
 そこで昔にやっていたイシダイの南方宙釣りのノウハウを生かし、違和感が減るよう、竿先が揺れる度に竿先を送ったが、エサを咥えて反転し、走り出す気配は全くない。そうこうするうちにストロークが足りなくなったので、リールからラインを引き出して送り代を稼いでみたが、これもダメだった。
 最初のアタリから5分以上が経過しており、焦りもあったし、「もしかすると、ネコザメやナヌカザメの類か?」との思いもあったので、勝負を掛けてみる事にした。
 イシダイの南方宙釣りでは、「押してもダメなら引いてみな」のパターンがある。これは送り込みでは走らない魚を相手に、逆にゆっくりとサシエサを引っ張ってみるという操作を指す。ウマく成功すると、相手に「逃げられる」という心理が働くのか、喰いアタリとなって走ってくれる事があるのだ。
 「外道かもしれないし、一か八かに賭けるしかない」との思いで、それを実践してみるが、引っ張り上げには反応が無かった。しかし、一旦上げた穂先をゆっくりと下げてゆく動きについて来るような重みが感じられ、それが徐々に増す感覚が伝わってきた。
 「ここしかアワセるタイミングがない。」と判断して大アワセを入れると、瞬間的にグンッと締め込んできたが、引き自体は大した事はなく、ただ重いだけの時間が続いたので、「やはり外道か…。」との思いが脳内を巡る。しかしながら、途中で少し泳ぐような感覚もあったので「もしかすると…」という気もしないわけではなかった。
 そしてリーダーが見える頃、小さいながらもクエと判断でき、不安が喜びに変わった。そして無事にゲット。周囲から「食べるにはちょうど良いサイズ。」だとか、「まな板に乗るサイズ。」と〝お褒めの言葉”を頂いたが、クエはクエ。嬉しい事には違いなかった。

●計っていないけど4kg台後半かな?●


 「クエは同じ竿に複数回アタる」という、ジンクスめいたモノがある。恐らくこれは位置的な条件の他に、仕掛けの具合や潮流や船の揺れと竿の調子とのバランスが関係していると思うが、この日も1時間後に1本目と全く同じパターンのアタリがボクの竿を揺らした。
 しかし、これも全く走ってはくれず、時間がかなりかかった。そして同様に、引き上げ後の引き下げ?についていく感があったので、思い切ってアワセを入れてみた。すると、1本目よりも強い衝撃で竿を絞り込んでいった。
 とんでもない引きではないが、1度目の締め込みをかわして、いわゆる〝底はがし”には成功したのだが、2度目の締め込みの後、フッと竿先が軽くなった。結果はスッポ抜けだった。

 サイズは特大ではないが、1本目よりは大きそうだったので悔いは残るが、「アワセるタイミングはあそこにしかなく、あれでハリ掛かりしないのなら仕方がない。」と納得するしかなかった。

 そしてその後、南東からの潮流が真東からに変化したが、ボクには東からやって来る潮流時にはロクな思い出がない。南の影響もうける南東だった時点では喰いが悪い程度で済んだが、モロに東からの潮に変わると生命感が伝わってこない海になった。そして、サシエサが全く盗られないまま、この日の釣りが終わった。

 またもやの、「子アラちゃんサイズ」の3本目で、サイズアップどころかサイズダウンになったが、初っ端の釣行でゲット出来たので気は少し楽になった。あとは生涯目標である30kgオーバーを目指すのみだが、ヒラマサの130cmと同様に体力の衰えが極まる前にゲットできるのだろうか…?。チャレンジはまだまだ続く。
 
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