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中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

始動の前に ~その2

2025-03-22 12:30:00 | 船釣りタックル&仕掛、戦略他
■折れたクエ用ロッド■

 クエ用ロッドの穂先をこれまでにボクは2度も折っている。「タフなロッドがなぜ?」と思うかも知れないが、1本目は手巻きリールの使用時に起こった。これはトップガイドにリーダーの結び目が何度もぶつかる内に、衝撃が金属疲労的に蓄積してあっさりと折れてしまった。
 2本目は電動リールで仕掛けを回収した際に起こった。いつもならリーダーがトップガイドに入る前の位置で0設定をするのを、怠っていたためだ。

 ラインとリーダーをボクは「なるべくコンパクトに」と心がけて、そうなるようにPRノットで接続している。だがそれが、しばらくの間、スムースにトップガイドを通過していたハズなのに、突然引っかかる事がある。それは恐らくロッドの、トップガイドの口径が8mmだった事が原因だと思われる。
 だからメーカーさんには「クエ釣りユースを想定しているのなら、口径が10mm以上のトップガイドを採用して欲しい。」と伝えたい。
 だが、僕の場合は後述するように、過去にロッド制作を何度も経験しているので、原価の安いグラスのブランクスで作られたロッドが高価な事には納得出来ず、クエ用ロッドに関しては「中古を含めて5万円以下しか投資しない」と決めているから、トップガイドの仕様までは選べないのが現実だ。だから、「現場で気をつける。」しか対策はないのだが…。

 折れたロッドはワンピース構造なので、再生は難しい。それでも1本目は折れた位置がトップガイドと1番ガイドの中間だったので、調子は硬くなってしまうが、いちばん簡単な、「1番ガイドの位置にトップガイドを装着して」という方法で再生した。

●補修した穂先●

 だが、2本目は派手に折れたので再生は不可となって放置していた。

●折れたゼニス製ロッド●


■ロッド・リビルド■

 「ZEALOT NEW スタンディングファイター パワー15-190 」という、「わずか¥10000台前半の投資で済むクエ(スタンディング)用ロッド!」というのがあって、ボクもクエ釣りチャレンジの初期に予備竿として購入していた。

●NEW スタンディングファイター15●

 パーツ類も殆どが信頼性の高いFuji製品であるし、勿論謳い文句通りに、そのままでも使用できるのだが、各スペックはそれ相応になる。
 例えばガイドリングはSiCではないタイプがシングルラッピングで装着されいるし、リールシートもエンジニアプラスチック製のDPSタイプが装着されている。
 また、ブランクスは総巻仕上げされておらず、直接塗装タイプになる。だが、調べたところ、「総巻は強度アップには関係せず、反発スピードの低減に関わる」そうだから、折れに対する心配が不要なのは有り難いが…。
 これらは廉価版のため、仕方のない選択だと思うが、一番の気がかりは190cmという長さだ。その長さだと大型クエを相手に手持ちでは厳しそうなので、ほとんど使用する事なく今日に至っていた。

 しかし、いつまでも折れたり使用頻度が低かったりのロッドを放置するワケにもいかなかった。そこで今冬のシーズンオフに、このスタンディングファイターに折れた2本目に装着されていたSiCガイド他の上級パーツを移植し、ついでに後端から10cm縮めてやる事を思いつき、久しぶりのロッド・ビルド、ではなくリビルドを開始した。

 ロッド制作自体は約30年前にバスロッドの制作に凝っていた頃に何度も経験があって、その時に使用していたフィニッシング・モーター
https://www.fujitackle.com/plus/tools/rod_craft_tools/
や、スレッド等も揃っていた。

●スレッド類●

 作業自体は単純なので、順調に進んでいったが、一番困難だったのはアルミリールシートやサポートパイプ(ロッド・キーパー用のクランプを装着する部分)をバット・ブランクから抜くところだった。何しろロッドパーツ外しの王道である「ライターやヒートガンで熱して」は全く通用せず、結局はアウトドア用のバーナーで炙る事でようやく取り外しに成功した次第だった。

●取り外しに苦労したアルミパーツ類●

 制作手順についての詳しい動画はジャストエースさんの動画
や、イシグロさんのサイト
https://shop.ishiguro-gr.com/Page/movie_parts.aspx
が詳しいので、そちらに譲るが、多少の素人細工感は漂うものの、そこそこ満足の行く結果となったので、今秋の投入が楽しみだ。

●制作したスタンディングファイター改●

●ガイドはダブルラッピングで装着●

 ここまでやっての投資額は¥3000ほど。もちろん元々のロッドの経費は含まれていないが、1軍ロッドがもう1本増えた事は「いざ」という時に助かるのは確かだ。

 そんなこんなで2週にわたって、シーズンオフの出来事を綴ったが、3月も半ばを過ぎ、そろそろ実釣が始動する。差し当たっては完全フカセでヒラマサやメダイを狙って舞鶴方面に出撃するが、今シーズンはどんな展開が待ち構えているのか?。ワクワク・ソワソワな今日このごろなのだ。


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