雪がつもる日のデニムなんてないころ
女の子はだいたい赤のズボンでそろってて
赤のランドセルが雪で白くなりそうで
女の子はだいたい赤い傘をもっていて
雪がすごいから赤い傘はさす意味なくて
白いくつ下に長靴しっかりはいていて
登校するまでには手袋びっちょりぬらしてた
吐く白い息どれだけでるか競ったり
まだ誰もふんでいない雪をさがすの競ったり
おしくらまんじゅうをひたすら続けたり
みんな、みんな、なんら、なんらかで
寒さから無理やりでも逃げる方法さがしてた
雪がつもる日の小学一年生の私のはなし
※鉛筆・色鉛筆
明後日、本当に雪が降るのか不思議と思っていた時に思いだしました。
手袋は同級生のおさがり(3組あっても足りず)。
長靴は隣のお姉さんのおさがり。