日がのぼる
眩しく遠くさす ひかり
たくさんの雲が青い空が
ひかり色に染まり
より広くより大きく
無限にみえてくる
どこまで続く?
眩しく遠くさす ひかり
そんなこと気にもとめず
全てをひかり色に染める
刺繍の入ったシャツが伸びたので、刺繍部分だけを切り抜いた。
購入したネルシャツの背中に刺繍を粗く縫い付ける。
ベルトについていた金具をときネルシャツに縫い付けてみる。
やがてネルシャツも着れなくなり、更に切り抜いた。
そして、デニムシャツへ刺繍を縫い付けた。
金具の縫いつけ断念。
新しいデニムシャツ出来あがり。

タムタム歩くオマメちゃん
足元、気をつけて歩いてよ
A3写真額に反射した表情は真剣
自分の写真を見つめ誇らしく
タムタム歩くオマメちゃん
無邪気に軽やか御満悦
でもでも写真受賞したの母さんよ
モデルは最高よ、けれど腕も必須なの

夜を支配するコウモリ
夕暮れから夜にかえる魔法「夜の壺」をもつという
壺はたくさんあり紐で何連にも繋げ
ちびコウモリが紐をひっぱった
夜の壺は斜めにかたむき
たくさんの星と
たくさんのチョコレートドーナツと
たくさんのコウモリがとびだして
絵の具が流れだし夕暮れのオレンジから青色へ
青色から紺色へ黒色から漆黒の「夜」と変えていった
星空は輝く
ちびコウモリは、たくさんの弧をえがき
大コウモリは自転車に乗って夜をはしる
大きなチョコレートドーナツで曲芸を
コウモリ傘でアイアイ傘つくり星の愛をわたす
「夜の壺」をもつ 支配者たちは
星の色がたくさんあるから
チョコレートドーナツもたくさんあるから夜が好き
コウモリたちは林道、街、森、ビルの遥か空を
いたずらに太陽がのぼるまで夜をあやつる