夏頃でしたでしょうか、とある会合でお会いした民主党の議員秘書の方は「民主党は多士済々の集まりです!」と胸を張っていらっしゃいましたが、どうやら〝烏合の衆〟といったところが正確なところのようで・・・・
◆前原代表 胡主席と会談断念 日中問題「永遠に解決せず」(産経)
◆前原代表に強い風当たり 鳩山、菅両氏が相次ぎ苦言 - 日中関係特集
◆前原代表に厳しい批判続出 民主党大会始まる(産経)
前原代表って、何か打たれ強そうな顔つきだなぁとかねてから思ってはおりましたが、果たせるかな(気の毒にも・・・・)党大会でサンドバッグ状態になっているようですね。
訪米や訪中の報道は目にしていたものの、「彼の見解≠党の総意」といった点が最大の問題点であるが故に特段どうこうは思わなかったのですが、東アジアサミットと時を合わせて訪中し、<対中脅威論>をぶちまけたのは結果的に小泉首相への援護射撃となった感はあります。(小泉首相も「我が意を得たり」とばかりに〝大連立〟への秋波を送っているようですが・・・・)
「自分たちに都合の悪いことを言う国会議員には会わないという姿勢なら、仮に靖国の問題が解決したとしても、日中間の問題は永遠に解決されない。口だけ友好と言い、本質的問題を先送りしてきた今までの親中派と違い、言うべきことを言い、互いの共有の利益を模索する」(前原代表)
「先制攻撃はしないというのが中国の方針だ。その意図も考えれば、党の方針ではそのような(現実的脅威という)考えは取っていない」(鳩山幹事長)
正直この鳩山発言に私はぶっ飛んでしまった次第なのですが、「先制攻撃はしないというのが中国の方針」などと出し抜けに言われても寝耳に水と申しますか、そんな方針は寡聞にして存じませんでした。よしんば中国側が実際にこのような見解を述べたにせよ、孔泉報道官の〝下請け〟でもやっているのかと鳩山氏の真意を疑います。
そもそも中国の〝前科〟は衆知のとおりであり、これこそ「何の根拠もなく、無責任だ」(孔泉報道官のお決まりの迷ゼリフですが・・・・)の一言に尽きますね。同じことをラムズフェルド長官にでも言ってみたとしたら、鼻で笑われるのがオチでしょう。前原代表の〝正論〟と鳩山幹事長の〝妄言〟を並べてみると〝烏合の衆〟の面目躍如たるところだなとつくづく思いますね。
◆中国、「脅威論」封じ込めへ 対日非難強める 政治交流に新たな足かせ(西日本)
◆中国「信頼せず」72%…読売・ギャラップ世論調査(読売)
さらにこの読売の世論調査(米・ギャラップ社に依託)と比較してみると、世論という風向きが読めない民主党の致命的な欠点はより際立ちます。
中国を「信頼していない」日本人が72%、中国の軍事力増強を「脅威に感じる」割合が76%・・・・鳩山代議士その他は小学生と一緒に日能研にでも通って「■い頭を●くしろ」と申しますか、頭を丸めて兼好法師のような世捨て人にでもなった方がいいのではないでしょうか。
ちなみに『米側で「日本を信頼」が76%に達したのに対し、日本側では「米国を信頼していない」が昨年調査と同じ53%で、3年連続で多数を占めた』といった件も、感覚的にはそんなもんだろうなぁという気がします。
08年に横須賀に配備が決まった原子力空母「G.ワシントン」の選定に関し、「H.トルーマン」が日本の国民感情への配慮から真っ先に除外されたという報道を先日目にして、『かつて「ミッドウェー」という挑発的な名前のフネを配備したメリケンも随分しおらしくなったものだ・・・・』と思った次第ですが、クリントン時代の侮日的態度はまだ日本人の記憶に新しいもので、合衆国にもその辺は真摯に受け止めていただきたいものではありますが・・・・
閑話休題、小泉首相の前原代表へのエールにもしたたかな思惑が見え隠れしますね。参議院のことを考えると今日明日に公明との連立を解消という訳にはいかないのでしょうが、対公明・民主(反前原層)を牽制したいのは明らかでしょう。
党を掌握するのか、シャッフルするのか・・・・その辺は前原代表にとっても思案のしどころであり、越年課題でもあるのでしょうが、「時代と空気が読めない人々」と一緒に沈没するには惜しい人材だという気がいたしますね。
※写真・・・・民主党2006年度定期大会本会議の後で会見する前原誠司・民主党代表=東京都港区で17日午前11時51分、野田武写す(毎日新聞)
前原代表と石破前防衛庁長官を対談させたら面白いような・・・・
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>対談させたら面白いような・・・・
どっかでしてましたよ、確か。
石破センセーは、鳥取県人権条例にも噛んでいる
「人権擁護法案賛成派」なので、外国人参政権
マンセーといっている前原と、気が合うかもしれませんね。
これですね、石破氏と前原氏との対談。
内容は確認してないのですが、他のブログなどでは大層話が合ったという話です。かなり納得してしまいます。
前原氏のこの発言、非常にGJなのですがいかんせん党内の何と言いますか、ホントに日本の政治家なのかなぁと思わせる勢力をどう纏めることができるか心配ですね。前途は多難そうです。
まあ、こういう勢力はみずぽ大先生に勧誘されるようなレベルなんですよということをきちんと認識して頂きたいものです(笑)
民主党若手議員と、ひも付きでない現在の自民党となら、手を組むことも十二分にありうるでしょう。そしてそれは憲法改正のための準備といったところでしょうか。
いずれにしても、何のための党なのでしょうかという処が、極めて的確に御説明いただいているので、当ブログで別途エントリーする必要がないと思いましたので、投稿させていただきました。
ご紹介有難うございました。軍ヲタ同士盛り上がってそうですねぇ。石破長官はMDの予算を別枠にしろと強攻に主張したので降ろされたみたいですが、これは正論だろうと思ったのですがねぇ。
>相対的価値Blog(日本人的視点)様
いえいえ、そんな何もお褒め頂くようなことはなく適当なのですが、現状認識に著しく欠如したえ野党というのはシナの潜水艦と同じで永久に浮上して来ないような気がしますよねぇ。
与党がいいというより野党を見て「駄目だこりゃ」と思った有権者の判断も多かったということがまるで判っていないのではと思います。