私の「認識台湾」

個人的な旅行(写真)の記録を主眼としつつも、実態は単なる「電子落書き帳」・・・・

総選挙、宴の後の近隣諸国の反応~気になる内閣改造後の外相ポスト

2005年09月12日 | 極東情勢(日本とその周辺)
様々な話題を振りまいた911総選挙も自民党の地滑り的圧勝で終わり(無党派層の動向等も鑑みると260議席程度かなぁと思っておりましたが・・・・)明けて今日12日は香港ディズニーランドがグランドオープンのようです。
香港ディズニーランドに関しては、日経が「中国ビジネス」のコーナーで特集を組んでいるのですが、

◆【香港ディズニーランド・キタ━━(゜∀゜)━━ッ!】(1)開業直前リポート(日経)

・・・・何かタイトルが2ちゃんねる化している壊れっぷりなんですが、一体どうしちゃったのでしょうね??
さて、「自民圧勝」という結果を受けて真っ先に見たい欲望に駆られるのが朝日の社説ですが、

◆小泉自民党圧勝 「改革」選挙の弾みと怖さ(朝日)
◆春暁ガス田に中国軍艦 海自、初めて確認(産経)
◆右翼勢力強大化の証し 批判目立つ中国ネット(共同)
◆中国青年報:自民党圧勝で「5度目の靖国参拝近い」(中国情報局)
◆中国紙「有権者が靖国参拝支持したわけではない」(日経)
◆韓国大統領「改革への信念を国民が評価」・首相に祝電(日経)

長々とした朝日の社説ですが、要は、
「靖国神社参拝や中国や韓国との関係をどうするのか。この問題を抜きに、地域としてのアジアにどんな外交の絵を描いていくか、戦略を語ることは難しい。イラクにいる自衛隊をこのまま残すのかどうかの決断も迫られている」
この部分に尽きるのでしょう。それにしても中韓との関係が悪くなったのは一方的に日本に責があると言わんばかりの反日っぷりは相変わらず健在ですね。朝日の記者はつい先日春暁ガス田付近で中国の軍艦が挑発的行動を取ったことなど知らないようですが、これも小泉首相が靖国神社を参拝したのが原因だとでも言うつもりなのでしょうか?
実際この件は選挙期間中の政治空白の間隙を縫うような格好でひやりとしましたが、早急に態勢を整えて対処して欲しい外交案件の一つであります。
それにしても他所の国の選挙の結果を「批判」とは、思いもよらない話ですね。そもそも他所の国を批判する前に、自分の国でこのような選挙が行われていないことに対する疑問の一つでも抱いたらどうなのだろうと思います。それもこれも民主主義の一つの結果であり、一党独裁国家にあ~だこ~だ言われる筋合いは全くありません。悔しかったら同じように選挙でもやって対日強攻政党でも選んでみたら(既にそうですが)どうかと思います。
韓国は韓国で、「小泉首相は今回の圧勝に驕(おご)り、周辺国との外交でごう慢な態度を続けてはいけない」等という「妄言」を吐いていますが、こういうコメント自体が「ごう慢」だという観念がないんでしょうね。「大化の改新」でもやってみたらどうなのでしょう。
やはり馬鹿馬鹿しくて相手にするだけ疲れるという塩梅ですから、静観が賢明ですね。この手の「構ってちゃん」は沈黙に弱いと思いますので・・・・

さて、郵政法案が成立後に内閣改造が行われる予定ですが、今回は様々な経歴を持つ女性の刺客候補の擁立が一つの目玉でもありました。
その意味では、改造後の外相ポストは上智大の猪口教授という線も考えられるかと思います。猪口教授は軍縮というのがテーマですから、ここのところの近隣諸国の脅威への対処や米軍変革辺りには逆行する人事となりますが、何かそういう形で近隣諸国とのクッション敷くという安直な方向に動いていくような危惧感を抱いております。
勿論猪口教授が「軍縮」路線での手腕を遺憾なく発揮して、中国の軍拡阻止や朝鮮半島の核廃絶という偉業を成し遂げてくれるのであれば大歓迎であるのですが・・・・まぁそれやり遂げたらノーベル平和賞は確実でしょうね。
勿論北朝鮮の核や拉致問題の解決が最優先ではありますが、「2+2」で「台湾海峡の平和的解決」を掲げているように、日本が仲裁役に立って「四カ国協議」を開催するのも一つの方法ですし、その役割としては米国よりも日本が適任でしょう。
イラクの問題に加えて、テロ対策特措法の期限切れも迫っており、外交は難問山積の状況です。二国間の同盟が半世紀以上も続く例は稀だと思いますが、惰性で続いてきた歴史に、「頼れる日本」としての転換点がもたらされるべき時期にさしかかっていると言えるのではないでしょうか。

※写真・・・・「春暁」ガス田付近を航行する中国軍艦=9日(海上自衛隊提供)

「一方、民主党は人事刷新にとどまらず、体質から見直していく必要がある」という朝日の社説の件、ここ笑いのツボだろうと思います。

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