ベルリンの壁が崩壊したその年、有名な「フロイデ」(歓喜)というシラーの原詩を「フライハイト」(自由)に変えて合唱団に歌わせたのは指揮者の故レナード・バーンスタインだった。末期のガンを患い、歴史的瞬間を目の当たりにした彼にとって、ベートーヴェンの正統解釈などどうでもよかったのだ。
日本のクオリティ・ペーパーたる朝日新聞社が「日中共同声明」の内容を知らぬわけはあるまい。だが、国と呼ぼうが地域と呼ぼうが、多くの人々の血と涙の後に民主主義が根付いた「台湾」が存在するのは何人たりとも否定できない歴然とした事実なのである。
朝日新聞は社説で、台湾を「国」と称した麻生外相について「日本外交の基本政策をもてあそぶかのような外相の姿勢は著しく思慮に欠けたものだ」と批判した。
日中共同声明が交わされた当時であれば朝日新聞の批判は世論の支持を得る余地もあったであろう。当時の米中関係を巡る情勢のなかで、日本なりの国益を考えての重大な選択だったからである。
そのときの日中共同声明で、日本と中国は次のような約束をしている。
日本国政府及び中華人民共和国政府は、主権及び領土保全の相互尊重、相互不可侵、内政に対する相互不干渉、平等及び互恵並びに平和共存の諸原則の基礎の上に両国間の恒久的な平和友好関係を確立することに合意する。中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であることを承認する。台湾が中華人民共和国の不可分の領土であるとする同国政府の立場を理解し、尊重する。
この日中共同声明に基づいて、以来、日本政府は中国とともに歩んできたにも関わらず、中国は東シナ海のガス田をめぐる動きに不誠実に対応するどころか、日本固有の領土である尖閣諸島の領有権も主張してはばからない。さらに台湾海峡の平和的解決に歩みよることもなく「反国家分裂法」を制定し、武力鎮圧の法的根拠を制定するに至った。これに懸念を抱かないのは朝日新聞くらいのものだ。
中国の「台湾武力侵略」発言は先月台湾の国家統一綱領の運用停止を巡る動きの中でも飛び出した。米国は今回、「台湾海峡の現状を一方的に変更するものではない」として事を沈静化する方向で動いている。
朝日新聞、ならびに中国政府の民主主義の根幹をもてあそぶかのような挑発的な姿勢は著しく思慮に欠けたものだ。
台湾の位置づけは、中国にとって重要であるだけではない。中国の一部にある覇権志向や、場合によっては台湾侵略も辞さずという中国の強硬姿勢は、この地域の潜在的な紛争要因になっている。米中間でも外交、軍事の中心テーマであり、日本も含めて真剣な外交戦が繰り広げられている。
そんな大事な問題で、こともあろうに日本の新聞社が中国の肩を持つような言論を繰り返すのは、国民の反発を招くばかりか、日本の国益を損なう行為以外の何物でもない。民主主義と人民自決の精神の価値を軽く扱う新聞社の言論には違和感を覚えざるを得ない。
折しも、米国のヒル国務次官補が台湾海峡の平和的解決と中台双方の指導者の対話をうながした。日本の麻生大臣は台湾の民主主義と法治主義の深化を讃え、日中共同声明の内容を尊重しつつも共通の価値観を持つ者同士の関係のあり方に対する問題提起を行っている。一方朝日新聞社は日本の国益を損なう中国の姿勢に目をつぶるとともに、台湾に根付いた民主主義をもないがしろにする姿勢をとっている。
朝日新聞の社説を見た日本国民は、毎度ながらこれは一体どの国の新聞かと目を疑った。
なんと不毛な紙面だろうか。こんな子供の落書き以下のようなことが続くのでは、新聞と呼ぶにはほど遠い。朝日新聞の社員一同は速やかに頭を豆腐の角にぶつけて、次の職場を見つけてもらいたい。
・・・・何だ、社説って<雛形>(HP)があれば5分位で楽勝じゃん!
日本のクオリティ・ペーパーたる朝日新聞社が「日中共同声明」の内容を知らぬわけはあるまい。だが、国と呼ぼうが地域と呼ぼうが、多くの人々の血と涙の後に民主主義が根付いた「台湾」が存在するのは何人たりとも否定できない歴然とした事実なのである。
朝日新聞は社説で、台湾を「国」と称した麻生外相について「日本外交の基本政策をもてあそぶかのような外相の姿勢は著しく思慮に欠けたものだ」と批判した。
日中共同声明が交わされた当時であれば朝日新聞の批判は世論の支持を得る余地もあったであろう。当時の米中関係を巡る情勢のなかで、日本なりの国益を考えての重大な選択だったからである。
そのときの日中共同声明で、日本と中国は次のような約束をしている。
日本国政府及び中華人民共和国政府は、主権及び領土保全の相互尊重、相互不可侵、内政に対する相互不干渉、平等及び互恵並びに平和共存の諸原則の基礎の上に両国間の恒久的な平和友好関係を確立することに合意する。中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であることを承認する。台湾が中華人民共和国の不可分の領土であるとする同国政府の立場を理解し、尊重する。
この日中共同声明に基づいて、以来、日本政府は中国とともに歩んできたにも関わらず、中国は東シナ海のガス田をめぐる動きに不誠実に対応するどころか、日本固有の領土である尖閣諸島の領有権も主張してはばからない。さらに台湾海峡の平和的解決に歩みよることもなく「反国家分裂法」を制定し、武力鎮圧の法的根拠を制定するに至った。これに懸念を抱かないのは朝日新聞くらいのものだ。
中国の「台湾武力侵略」発言は先月台湾の国家統一綱領の運用停止を巡る動きの中でも飛び出した。米国は今回、「台湾海峡の現状を一方的に変更するものではない」として事を沈静化する方向で動いている。
朝日新聞、ならびに中国政府の民主主義の根幹をもてあそぶかのような挑発的な姿勢は著しく思慮に欠けたものだ。
台湾の位置づけは、中国にとって重要であるだけではない。中国の一部にある覇権志向や、場合によっては台湾侵略も辞さずという中国の強硬姿勢は、この地域の潜在的な紛争要因になっている。米中間でも外交、軍事の中心テーマであり、日本も含めて真剣な外交戦が繰り広げられている。
そんな大事な問題で、こともあろうに日本の新聞社が中国の肩を持つような言論を繰り返すのは、国民の反発を招くばかりか、日本の国益を損なう行為以外の何物でもない。民主主義と人民自決の精神の価値を軽く扱う新聞社の言論には違和感を覚えざるを得ない。
折しも、米国のヒル国務次官補が台湾海峡の平和的解決と中台双方の指導者の対話をうながした。日本の麻生大臣は台湾の民主主義と法治主義の深化を讃え、日中共同声明の内容を尊重しつつも共通の価値観を持つ者同士の関係のあり方に対する問題提起を行っている。一方朝日新聞社は日本の国益を損なう中国の姿勢に目をつぶるとともに、台湾に根付いた民主主義をもないがしろにする姿勢をとっている。
朝日新聞の社説を見た日本国民は、毎度ながらこれは一体どの国の新聞かと目を疑った。
なんと不毛な紙面だろうか。こんな子供の落書き以下のようなことが続くのでは、新聞と呼ぶにはほど遠い。朝日新聞の社員一同は速やかに頭を豆腐の角にぶつけて、次の職場を見つけてもらいたい。
・・・・何だ、社説って<雛形>(HP)があれば5分位で楽勝じゃん!
アサピーの論調の低さ、風見鶏には飽き飽き。最近は腹も立たないくらいになりました。
こんな新聞を購読する日本人は落ちたものです。^_^;
朝日の社説よりも上手いですね。
実は私も共同通信社の『記者ハンドブック』っていうのを持っているんですよ(笑)友人に貰ったんですけどね。
面白いので、真似して書いて遊んでみようかな(笑)
・・・・何ですよ、私。朝日は文化面が充実していてクラヲタ的には支持していましたね。ちなみに平成の初め頃までは「北朝鮮、着々と進む経済改革」といった特集記事を大真面目に掲載していたかと。(汗)
>面白いので、真似して書いて遊んでみようかな(笑)
酒飲みながらやってみたらオカシクなってきましたね。雛形が数パターンあれば5分程度で一丁上がり。(爆)
平凡会社員様ってブログとかHPは開設されてないんですか? 是非共同通信の虎の巻を駆使して笑わかせていただければ!
まさに抱腹絶倒です。朝日新聞も娯楽として楽しむ分には役に立ちますなあ(笑) 問題は、朝日新聞を「権威」と思う人が少なくないことで…。
ちなみに、これは地方紙すべても使っている。
書く内容などの指針は、「記事の書き方」というハンドブックが別に存在するし、論説委員室は外信部あたりは部内の指針は出しているはず。
朝日に限らず、地方紙のシェアが異常に高い地方って全国紙をステータスとか思ったりする傾向があるような。変な中央集権意識かもしれませんが、高校の頃の私がそうだったような。(汗)
かつて熊日の牙城で朝日だった私ですが、今や西日本の牙城で日経と産経。大して変わってないですが、日経が一番ネタが多いんですよね。
>むじな様
そうなんですかぁ。何かそういった「非売品の虎の巻」みたいなのは何気に興味があります。(笑)
共同と言えば、新橋駅から「サントリーホールまで」とタクシーの運転手さんに言うと、まず溜池の交差点から六本木通りに出て渋滞食らうので、「虎ノ門の共同通信のところを左折してください」と言ってオークラの先の裏口で下車しておりました。
サントリーホールも今年で20年とは早いものですが、共同の前の本社もそんな訳で個人的には懐かしいですね。