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「MEANWHILEに ELSEWHEREで」

特撮や映画感想メインの雑ブログ

映画トランスフォーマー! コンボイ参上!

2007年08月14日 22時43分40秒 | 映画
息子7歳の為に吹き替え版を見たかったのですが、お盆のせいか映画館激混みで席が1、2列目しかない。トランスフォーマーでそりゃアカンと思って「週末見に行こう。そうすれば吹き替えで見れるから。」と7歳を説得しようとしたら、

「字幕でいいよ。絵が見れればいいから。」

そ、そうですか…(汗

そんな訳で息子の言葉に甘えて字幕版を見てきました。
確かに7歳はトランスフォーマーの基本フォーマットを知り尽くしているし、大人の?会話シーンは7歳にはややこしい感じだったのでどうでも良かったかも。

ともあれ実写版トランスフォーマー、予想通りスピルバーグでした。
映像は素晴らしい。ドラマは陳腐。
黄色いカマロのバンブルビー、お前はETかよと。
一体誰の視点で物語が進行してるんだとか。散漫すぎるとか。

なんてどうでもいいの。実写で(ってもCGだけど)トランスフォームが見れたから。
トランスフォームッ!(って叫ばなかったけど)

恥ずかしながらコンボイ、じゃない、オプチマス・プライムが満を持して?トランスフォームしたときには感動で涙が…_| ̄|○

スタースクリームファンのくせに自分。
いやいや、スタースクリームは期待を裏切らないカッコよさでしたとも。
というか、
どいつもこいつもカッコよかった。
節操が無くてすみません。
一台一機トランスフォームするたびにコーフン&涙していた私を笑ってください。
鼻すすってたら「ママ、泣いてるの?」と7歳に突っ込まれてしまいました。
うるさいよ!

でもホント、戦闘シーンはいちいち圧巻で楽しかったです。
米国防総省と米軍の全面協力の威力ってトコでしょうか。
これっぱかりはハリウッドでしかできない仕事かなと思いました。
子供向けのせいか流血も最小限で。
しかも随所にコメディーテイスト炸裂。
サイバトロン達がサムの家でかくれんぼしているトコなんて電王タロス衆並みの「吉本系」だったかも。
主人公サムのチワワ(モジョー)をTaco Bell Dogと呼んだ奴がいたのには笑いました。まだあのCMやってるの?

そんなこんなでもうお腹一杯です。ご馳走様でした。

ダイハード4.0 笑えます

2007年07月13日 16時19分58秒 | 映画
ダイハード4.0を観ました。

世界一運が悪くて世界一頑丈なマクレーンが帰ってきた。
50歳ブルースのセクシーなボールド頭から後光が♪
このおっさんには元々ヅラなんていらんのじゃ。
ボヤキながらひたすら生き延びてゴールに辿り着け!
そんなオヤジドリームカムトゥルーな映画でした。

以下ネタバレ注意。

東海岸を震撼させたイケメンサイバーテロリストの正体は
冷遇されていた元公務員。目的はお金。
なんてベタなんでしょう。_| ̄|○ でもいいの。

出だしのアパート銃撃シーンからベタベタのデジャヴオンパレードだったし。
冒頭でマクレーンの娘が出てくれば後半誘拐されるのはお約束。
ナーディーなハッカー青年の動きがやけに俊敏だったり、ここ一番で銃が使えたりするのだって不思議でもなんでもない。

マクレーンおじさんが遭遇するドタバタに比べれば。(笑

いやなんかもうあまりにありえないアクション立て続けで、またそれがよく出来ているもんだからジーっと見るしかないんですこれが。

銃撃ヘリから逃げ回ったり、そのヘリを車で撃ち落したり、送電所のガス爆発に巻き込まれたり、果てはF-35のミサイル攻撃に追っかけられて…って辺りで緊張の糸?がプッツリ切れて劇場で爆笑しちゃいました。だってマクレーン殆ど無傷だし。毛が(怪我)なくて良かったねって思わずオヤジギャグ出ちゃう。

クライマックスシーンでは「マクレーン!撃て!自分を撃つんだ!」って握りこぶし作ってたらホントに撃っちゃった。(笑)ウルヴァリンじゃないんだから。

サイバーテロに合って殆ど能無し状態のFBIとか、能無し以下のNSCとか、もうかなりどうでもいいです。マクレーンとハッカー兄ちゃんによる「あんたがヒーロー」合戦もオッケーです。オッケー。

「じゃ、病院で。」
救急車がこんなにほのぼのしているのもこの映画ならではかも。
もうお腹一杯。楽しかったです。

ダイハードは本当これで終わってしまうのでしょうか。
個人的に、「不運なオッサン」が本格的に美味しくなるのはこれからのような気がするんですが。勿体無い。

そうそう、映画が始まる前の予告ではトランスフォーマーとファンタスティック4に釘付けでした。ああ、はやく観たいなあ。

スパイダーマン3を観ました

2007年05月09日 23時55分25秒 | 映画
やっぱりハリウッド特撮は見て楽しい♪
映像の豪華さもさることながら、X3と比べて段違いにドラマチックでしたよ。
特にあの…   

以下猛ネタバレにつき読まれる方はご注意ください。






















特にあの…
オズボーン家執事の告白が!
んな大事な事をなぜ今まで言わない!
ハリー…気の毒すぎる…_| ̄|○
あのバカ執事にはアルフレッド(@バットマン)の爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいです。じゃなくて、どうして殺されたハリーパパの遺体を執事ごときが「清め」たりできるのか。創傷の特徴を判別できるのか。葬儀屋ですか検死官ですか。

そしてMJ…まあ、原作でもありがちなんですが、
誘拐されすぎ。
記憶の戻ったハリーに拉致されるのはともかく、
エディ(@ベノム)が人質にするならグエンの方じゃないの?って思います。

それにしても今回は詰め込みましたね。どうりで上映時間が長いわけです。
サンドマンにベノムにニューゴブリン…お腹いっぱい。
更に、とってつけたような「ベンおじさん殺害の真犯人は…」という話。
マルコに同情しない訳でもないけど、運が悪かったで片付けられても…でもあんな奴でも娘にとっては父親なんだよねえ。泣ける…てか、サンドマンは砂ネタというだけで、某イマジンを思い出してちょっと笑ってしまいました。尤も巨大化してもNYの地下鉄が駆けつけて攻撃したりはしませんでしたけど。CGなかなか良かったです。

MJの降板&凋落も思い切り唐突でした。
あれ程何度も誘拐されてるんだから話題だけでも引っ張りだこになりそうなのに、ジャズクラブで地味にバイト。話は逸れますが、あのクラブに何気なくカメオでハリーのパパがいませんでした?気になって仕方なかったんですが。

ピーターのダメダメさ加減も見もの。はっきり言って、
ハリーの差し金でMJにフラれ、グエンとのデートで当てこするダークピーターよりも、MJが見ているのを承知でグエンにチューさせたり、MJのブルーさ加減に全く気付かない無神経なピーターの方がタチが悪い。まあMJもMJなので似合いのカップルなのかもしれませんが。

初登場のエディー。電子マネーじゃなくてピーターのライバルカメラマン。こいつがまたどうしようもなくダメなんですよね。ベノムが憑くだけのことは…という以前にあの教会の祭壇付近から遥か頭上の鐘を見上げてブラックスパイディーはピーターだと認識できる視力が既に人間じゃないです。

そんな中で唯一マトモなのがメイおばさん。この映画の良心といってもよいかも。
「一番難しいこと。それは自分を許すこと。」
流石は亀の甲より年の功です。じーんときました。

なんだかんだ言ってますが、スパイダーマン3、大した中だるみもなく楽しく見れました。特にクライマックスでスパイディーが登場するシーンは圧巻です。
空を見上げる群集。スイングして現れるスパイダーマン。バックに翻る星条旗。
そして、
ハリー@ニューゴブリンとの共闘!
ここは物凄く萌えシーンでした。
ここだけもう一回くらい見てもいいかなーと思ったくらい。

そしてラストはお葬式。X3も最後は教授の葬式でした。
勿論アメコミファンなら誰一人、
本当に死んだなんて思ってませんよね?

いやほんと、楽しめました。
サムライミ(MSIMEが「侍身」と変換しました)監督、GJです。


スパイダーマン2 地上波初登場

2007年04月28日 00時35分02秒 | 映画
日テレ、やりますね。スパイダーマン3公開間近てことで前作をテレビ放送。
そして、絶対カットされるだろうと思っていたエレベーターのシーンもちゃんと放送してくれました。ありがとう。

エレベーターのシーンって何?って思っているかもしれない人の為に、
大昔自分のウルヴァリンサイトに書いた記事を貼っておきます。

以下、引用:
Spiderman 2にハル・スパークスがマイキー役でゲスト出演! 09/16/2004
ハルは元々アメリカでは有名なテレビタレント&役者である。ただその彼がSpidey映画にワンカット出たくらいで普通人はウケたりしない。しかし、事情を知っている者には、「飛べなくなったSpideyが仕方なく使ったエレベーターに途中から男が乗り込んでくるシーン」のカットは果てしなく可笑しい。なぜなら、あの時のハルはマイキーという役名で出演している他所のドラマからクロスオーバーにやってきていたからなのだ。
そのドラマ名は「Queer As Folk」という。もともとは英国でミニシリーズだった人気ドラマをアメリカのShowtimeという有料ケーブルチャンネルが買い取ってリメイクしたもので、内容は平たく言ってしまえば、ゲイ社会が舞台の連ドラなのだが、ハルはその中でメイン3キャラクターの一人、マイキーを熱演している。
で、ここからが本題。マイキーは実は熱烈なコミックファンなのである。彼はキャプテンアストロという架空のヒーローをこよなく愛し、親友が誕生日プレゼントにそのプレミアissueをくれたりすると、目をキラキラさせて喜んだりする。それを観た当時、アメコミに全く興味のなかった私は30過ぎの男がこんなものにハマッって…などと眉をしかめていた。しかし現在の私は彼の気持ちが*凄く*良く解るようになってしまった。(笑)
マイキーはその後ゲイである事実がバレて勤めていたドラッグストアを辞め、運良く自分のコミックショップを手に入れる。更には親友の恋人(絵が上手い)を巻き込んでオリジナルのヒーローコミックを書いてしまったりする。もう根っからのコミック好きなのだ。ちなみにそのヒーロはレイジといい、ゲイを差別迫害する悪者から弱きを護る勇者である。(笑)
という訳で、このマイキーがコミックヒーローのSpideyとエレベーターという個室でツーショットになったシーンはかなり画期的なのだ。彼らの会話もそれらしく思わせぶりで笑わずにはいられない。以下にその会話をご紹介したい。
[Spideyが乗っているエレベーターにマイキーが乗り込んでくる]
マイキー : Cool Spidey outfit.
Spidey : Thanks.
マイキー : Where did you get it?
Spidey : I made it.
[沈黙]
マイキー : Looks uncomfortable...
Spidey : Yeah, it's kind of itchy...
[沈黙]
Spidey : ...and it rides up in the crotch a little bit, too.
如何でしたでしょうか。長くなりましたが、Spidey2にはこんな裏技が潜んでいたのです。一体こんな企画がどこから出たのか知りませんが、Northstarを生んだ?Marvelならではのイタズラなのかもしれません。公開時お気づきにならなかった方は、DVDでご覧になる時是非チェックしてみてください。


当時劇場でスパイダーマン2を見た時にこの場面で思わず「おおおおっ!!」と声を上げてしまい、シーンとしている周囲に対して気まずい思いをしてしまいました。でも!同じ瞬間、遥か端っこで約一名爆笑いる人がいて、ああっ、仲間がいる!って嬉しかったなあ。あんまり感動したので鑑賞直後、相棒ナージャに思わずネタバレメールを送ってしまいました。あのときはすみませんでした、ナージャどの。

今回初めて吹き替えで観ましたが、可笑しさは健在。「股に食い込む」とピーターが言ったところでマイキーの見せるゴクリな雰囲気が相変わらず最高です。マイキーの声がちょっと低くて違和感があるのもご愛嬌。

スパイダーマン3でも何かこの手のシークレットなお楽しみが挿入されていないかなと今からちょっと楽しみです♪





ナイトミュージアム やっぱりエジプトかい

2007年03月27日 18時39分42秒 | 映画
春休みで息子7歳にドラえもん映画をせがまれました。
でも実はドラえもんがとても苦手な自分。
落としどころがナイトミュージアム(+どらえもんポップコーン)でした。

以下、微妙にネタバレ…というほどでもないか。

ナイトミュージアム公式

あらすじ:
バツイチで失業中の父ちゃん(ベン・スティラー)が息子にいいとこ見せようと歴史自然博物館で夜警の仕事を始める。夜になると館内では標本から何から展示物たちに命が宿って凄い事に…どうする?てな話。

ロビン・ウィリアムスが出演しているせいか、どうしても「ジュマンジ」風味なんですが、シンプルに笑えてちょっぴりほのぼの。それなりに楽しめました。どこまでもベタで、はっきり言ってトレイラー以上でもなければ以下でもない見え見えの展開がまたいい。安心して観れます。

とはいえ、息子7歳は博物館の展示が動くと時折「怖い、怖いよー」と呟いておりました。最近想像力がついたのでしょうか。色んなものが怖いようです。尤もティラノとモアイに関しては爆笑してましたが。

ちなみに展示物が生きちゃう原因はエジプトファラオの石板の魔力だそうなんですが、またか…と。エジプト好きだなあアメリカ人。確かに神秘的で派手でネタにはもってこいなんですけど。

そんなこんなで問答無用にドタバタなナイトミュージアム、オチもノリノリで楽しめました。7歳も「あ~、面白かった。」とニコニコ。てかニコニコだったのは直前にゲキレン食玩ゲキトーシャを買ったからだったのかもしれませんが。(汗

M:i:Ⅲ ミッション インポ…ッシブル

2007年02月09日 15時36分37秒 | 映画
今度こそブラザーズ・グリムを借りようとTSUTAYAに行ったのに、たまたまコレが旧作に降りていて思わず手に取っちゃいました。(うう)

この映画はスパイものというよりトムのアクションシリーズなんですね?
恐らくこれを見た殆どの人が冒頭の展開でラストの予想ができちゃっただろうし、ホントの黒幕もすぐにわかってしまったんだろうと思います。もし「予想外の展開の連続!」なんて思われた方がいらしたら、おめでとうございますと申し上げたいです。

でもまあ、アクションも特撮も派手で楽しかったし何より…
大好きなローレンス・フィッシュバーンを拝めたので満足でした。
役は今一でしたけど。_| ̄|○ 
なんつうか、間抜けすぎる。ラリーってそこに居るだけでカッコイイからトムが妬んじゃったのかな。(笑

他では、悪役ディヴィアンを演じたフィリップ・シーモア・ホフマンが良かった。
ミッション インポッシブルといえば変装マスクですが、あれって自分より顔の大きい人にしか化けられないよなあと常々思います。つまり、ホフマン的には非常にやりがいのある役であったろうと。そしてイーサンの上司ブラッセル(フィッシュバーン)が誰かに化ける事はまずないんだろうなと。(笑

女の子達もみんな可愛かった。IMFでは紅一点のマギー・Qがいい味出てました。でもってトムは…トムでした。ちゅうか、実はトム・クルーズには全然興味がないんです。んじゃあ何でこのDVD借りてんの?って言われても…

単にラリーが見たかったから。
としか答えようがありません。(汗


キスキス・バンバン Have some fun

2007年02月07日 11時28分35秒 | 映画
ブラザーズ・グリムを借りようと思ってTSUTAYAに行ったのに、出てきた時手にしていたのはこのキスキス・バンバンでした。_| ̄|○

キスキス・バンバン(Kiss Kiss Bang Bang)公式

あらすじ:
NYのコソ泥(ロバート・ダウニーJr)がひょんな事から俳優のオーディションに合格。探偵役の役作りのためにLAでホンモノの探偵(ヴァル・キルマー)に弟子入りしてドタバタと事件に巻き込まれる話。


総評:
これは見る人によって好き嫌いが分かれそうな映画ですね。私は大好きですけど。
脚本がシェーン・ブラックということで、つまるところリサール・ウエポンのLA探偵バージョンみたいな感じなんですが、鑑賞のポイントはロバートとヴァルによる果てしなくダラダラした掛け合い漫才と、MI:Ⅲヒロイン役で今やノリノリのミシェル・モナハンの可愛さを楽しむといったところ。そんな訳でこの作品のうたい文句にもある「スタイリッシュな」映画だとか、探偵モノだとか思って見るとハズすかもしれません。シェリル・クロウの歌にもある「All I wanna do is have some fun」のノリで画面から発射される色んな要素(しょうもないギャグやダイアログ)をその瞬間瞬間気楽に流すのが正しい鑑賞法と思われます。

キャスト:
言わずと知れた「困ったちゃん俳優達」がコンビを組んでいるとあって緩い緊張感と萎え笑いの連続でした。(←褒めている)個人的には、自分がかつてハマったヴァルにうっかりまたハマりそうに。なんでヴァルなんだよって自分でも思うんですが…_| ̄|○ あの妙に太って二重顎(笑)でしかもゲイ役のヴァル見たらなんだか無性に可愛くなっちゃって。アレキサンダー大王のパパなんかをスカシてやっているヴァルよりなんぼか美味しかったです。尤も大王パパも大王本人(コリン・ファレル)とセットでかなり笑えたんですが。
主役のロバートがまた超人的にラブリー。イケメンのボケ顔をさせたらハリウッドでも特急クラスだと思うんですが、巻き込まれ型コソ泥のヘータレ具合と相まって旨みが暴走してます。
そして、ヒロインのシェリルがもう可愛い可愛い!この作品にはさりげなくダークな部分がぽちぽちあるんですが、シェリルが上手く生臭さを消していたような気がします。

その他:
DVDには映画まるまるまんま、ロバート&ヴァル&シェーンによるビデオコメンタリーがついていました。これが正直本編より笑える。
コメンタリーの中で「シェリルが出演していた劇中CMのクマの声」がローレンス・フィッシュバーンだというびっくりトリビア(ホントかい?ってか名前聞くだけで嬉しい♪)がシェーンによって紹介されるのですが、それに対するヴァルの反応がくそまじめで可笑しかった。我侭で皮肉屋で笑い上戸の変わり者。ナルシストのナル・キルマー健在。でもってそれに負けてないロバートも…このコンビの探偵映画、シリーズにならないかな~と思っていたら本人達が自ら言っていた。(笑




ディパーテッド …_| ̄|○

2007年02月02日 16時09分49秒 | 映画
タイトルまんま、死人の山。雪崩のような暴力描写に疲れたというか、文字通りお腹こわしました。マリー・アントワネット見ればよかった。

ディパーテッド(The Departed)公式

あらすじ:
マフィア(ジャック・ニコルソン)に育てられ、警察に潜入したコリン(マット・デーモン)と、やさぐれの息子だからという理由でそのマフィア一味に潜入させられた警察官ビリー(レオナルド・デカプリオ)が互いの土俵をチュウチュウいいながら嗅ぎ回って…先に正体がバレるのはどっち?というお話。


総評:
見た後で知ったのですが、この映画は香港映画「インファナル・アフェア(Infernal Affairs)」三部作のリメイク作品なんだそうですね。どうりで物語の展開がスッキリしなかった訳で。やっぱりなんかこう、ハリウッド的ヒーロー対決に思いっきり水が入っちゃった感じが(意外性という意味では面白かったんですが)滅茶苦茶消化不良でした。尺のせいか心理描写や人間関係の掘り下げが今ひとつで暴力シーンがただの暴力になっていたのも痛い。ラストも含め、脳内補完しないと納得できない部分も多かったし。暴力描写に関してはR-15指定とはいえ個人的には18禁にしたいところです。

キャスト:
ジャック・ニコルソンがまたジャック・ニコルソンなんですよねえ。パターンだと思ってはいてもダントツ光ってたと思います。そしてレオ・デカプリオが意外に頑張ってました。レオは正直苦手なタイプなんですが、年とって随分渋くなっちゃって。不安定通り越してもう殆どマゾいビリーのキャラクターを上手く演じてました。反面、一番期待していたマット・デーモンがしぼんじゃってたのが辛かった。コリンの心理的葛藤なんかがもっとよく出ていたらもう少し味わい深い映画だったろうに。アレック・ボールドウィン…枯れちゃって…(笑

その他:
細かい事でなんですが、鑑賞中字幕に出てくるネズミネズミネズミの文字がやたら気になりました。ジャック・ニコルソンが絵に描いたりratって連発したりと、それがテーマなのは分かるんですが、警察側で明らかにモグラ(mole)と言っていたり、彼(he)とか言っているときも全部ネズミで統一されていて、映画を見終わる頃には劇場全体にネズミ臭が漂うほどでした。訳者さん、狙ってたんでしょうか?(笑

余談追記:
冒頭で少年時代のコリンがニコルソンに貰っていたコミックがXのメンのウルヴァリン(Wolverine)だった。こんなちょっとした登場でもウルヴァリンファンにはなんだか嬉しい。



アサルト13要塞警察 モーフィアス!

2007年01月30日 10時15分17秒 | 映画
TSUTAYAのレンタル半額でうっかり借りましたパート2。
流石はB級映画のリメイク。しっかりB級でした。
でもコレに関しては正直なとこ映画の出来栄えなんてどうでもいいの。だって…

ローレンス・フィッシュバーンが出てるから!

アサルト13要塞警察 公式

あらすじ:
大晦日。吹雪のデトロイト。道路事情で立ち往生した護送車の囚人を13番署で一時預かり。中の一人ビショップ(フィッシュバーン)が悪徳警官の一団に狙われた事から13番署は篭城ドンパチ状態になる。


もう後はただひたすらドンドンパチパチ。裏切り者は誰だ、生き残るのは誰だ、というこの手の映画にありがちな展開。でもいいの。ラリーさえ見られれば♪

今回の役ビショップもカッチョ良かった。てかフィッシュバーンって大人になってからはいつも似たよ~な役ばっかりのお方なのですが、やっぱり好きだあ。あのふてぶてしさと繊細さを併せ持つ眼力がたまらん。ビショップも犯罪者なんだけど信念の人で意外とアクション系で、一人風林火山って感じ。ラストもカッコよかった♪

フィッシュバーンといえば、近年日本では恐らく映画「マトリックス」出演がメジャーだと思うのですが、当初モーフィアスを見たときには血圧上がりっぱなしでした。「ミスティック・リバー」にも出ていましたが、ストーリーが真っ暗だったので…でもラリーはカッコよかったけど。(←バカ)

それにしてもモーフィアスなラリーはマジでラブリーでした。マフィアみたいなコスプレもビルから超躍も黒電話も何もかもがカッコイイ。更には胴着着てるよ、胴着!って爆笑。しかも「おいでおいで」してるし!でもってスミスに捕まっちゃって…拷問キターッ!でもって脱出キターッ!_| ̄|○(ハアハア)
あのシリーズでは後々徐々にヘタレてしまう役だったのが残念でしたが、最後までネオ(そういや主人公はネオ@キアヌだった!)信者だったモーフィアスはラリーっぽさが出ていて良かったなあ。はあ~DVD見てまた燃え直したくなってきました。

あ、ちなみにこの度の「アサルト13要塞警察」の主演はイーサン・ホークです。念のため。



2月7日、微妙に改訂。

ブロークバック マウンテン いつまでも若いのう

2007年01月26日 10時20分42秒 | 映画
TSUTAYAがレンタル半額中だったのでなんとなく借りました。
何やら沢山の賞を受けた作品だったそうです。
率直な感想は…山がきれいだなと。(笑

ブロークバックマウンテン公式

物語のあらすじ:
ワイオミング山中。羊飼いのバイトで出合った若者二人がなんとなく恋に堕ちてしまうが、時代が60年代ということもあって当座泣く泣くお別れ。お互い家庭を持って生活していたが、ある時から二人がデキた思い出の場所ブロークバックマウンテンに釣りの名目で出かけ逢瀬を重ねる。


同性愛が中心になったダブル不倫物語といえばそれまでなんですが、恋愛ドラマ部分に関してはこの手のストーリーの定番というか王道。個人的に目を惹かれたのはワイオミングの山の美しさでした。(ロケ地はカルガリーだそうです)あの辺りの風景は本当に現実離れした清々しさに満たされていて、むしろ寂寥感さえ漂っています。そんな山の雰囲気がこの映画ではとてもよく出ていました。あんな場所で二人ぽっちだったら性別抜きで寄り添いたくなる気持ちも分かるような気が。この映画の場合、なんつうか「碧い珊瑚礁」のゲイバージョンぽいかも?(笑

そんな美しい山々のビジョンと対を成すように、下界(現実)をまたホコリっぽく生活臭たっぷりに描いているのは上手い演出だと思います。ラブストーリーの展開がちょっと見え見えなのがアレですが、主人公達と彼らを取り巻く人々の切なさはそれなりに出ていました。二人が身勝手といえばそうなんですが、色恋沙汰なんて本来自分勝手なものですし。人々があからさまに大声たてて二人を非難するシーンがなかったのも、陳腐にならないという意味ではよかったです。

ところで、この映画を見て思い出したのが
Peter LefcourtのThe Dreyfus Affair: A Love Story

同じくゲイの不倫モノなんですが、こちらはメジャーリーグの白人スター選手(既婚)がアフリカンアメリカンのチームメイトにうっかり恋してしまうという、同性愛で異人種しかもマスコミも注目の大リーガー達という障害だらけの爆笑ラブコメ。冒頭からラストまで、笑いなしには読めません。ブロークバックマウンテンを見て切ない病になってしまった方におススメです。


007 カジノロワイヤル 暴れん坊スパイのジェームズくん

2007年01月19日 12時04分18秒 | 映画
ようやく見ることができました。仕切り直し007。
感想ですが、結論を先に言っちゃいますと色んな意味でかなり楽しめました。

ダニエル・クレイグ、印象が薄いだの悪役っぽいだのと007としての存在感が危惧されていましたが、なかなかどうしていい体…じゃない、いい線いってたと思います。ボンド顔の最重要パーツ「長く伸びた鼻の下」もご立派で、素質は十分。
エバ・グリーンもヴェスパー@ボンドガールの役にぴったりでしたね。Xファイルのジリアン・アンダーソンをグラマーゴージャスにして若い頃のソフィー・マルソーを足した感じの、知的でちょっと不安定な雰囲気が好感持てました。
そして、何より脚本や演出がしっかりしていて安心して?見られたと思います。
テロ組織の資金調達阻止を目的に動くMI6。ハードボイルドに愛と苦悩とドタバタが織り込まれたなかなかの娯楽作品でした。
007 カジノロワイヤル オフィシャル

以下ネタバレに付き、未見の方はご注意ください。












今回は原点回帰ということで、00になりたてのウブなジェームズが味わい深かったです。まだ角のとれていない荒削りでダサいとこがツボでした。たとえば…
◇大使館でこらえ性なくドンパチやっちまって、しかも監視カメラに撮られている。
◇リゾートホテルにフォードのコンパクト車で乗り入れる。といってもこのフォード新型の「モンデオST220」、450万円もするんですねえ。この映画でデビューだとか。でもボンドカーはやっぱりアストンマーチンなので顔見せのみで退場。
◇手を出す女は手間のかからない人妻ばかりだそうで。小心者?
◇僕の家は近所だよ、ってホテルのロータリー一周するしょうもないギャグ。

ヤラレっぷりもまた凄かったです。
◇財務省から来た美人会計士ヴェスパーに個人情報を読み負かされる。
◇二重スパイに騙されてポーカーで国家予算をスッちまう。
◇美人会計士に愛想つかされ、金欠になるボンドって…(笑
◇CIAに情け?をかけられるボンド…_| ̄|○(笑
◇マティーニに毒盛られて心停止。除細動器(AED)のお世話に。
でもって例の拷問シーン。(笑)ル・シッフルの趣味?みたいですが、アレは今までのボンドではおそらく味わえなかったであろう美味しさでした。これまで007って腐女子とは無縁と思っていましたが今回のあのシーンは…欧米のslasher達がこぞってネタにするんだろうなあ。クレイグ自身、slash向きの?タイプだし。

話が逸れました…(汗
◇拷問を生き残った後はヴェスパーにマジ惚れしちゃうジェームズくん。
◇彼女の為に転職しようと、Mにemailで辞表提出…したのにあっさり裏切られる。
◇それでも必死に助けようとするとこが泣けちゃう。(笑

こんな一連の四苦八苦が全部ボンドを真の007にするための試練というかジェームズの成長過程になっているのがニクイです。こういう経験を積んで非情で厚かまくてスケベな狸オヤジになるのだね。

なんだかんだ失意でうらぶれていたジェイムズくんですが、Mの助言で一発逆転。ラストがすんごくカッコよかった。続きに期待します。

活劇部分。めくるめく追いかけっこは、正直なところ24のお陰で感覚が麻痺しているせいかさして燃えなかったんですが、さすがにベネチアで建物一個が水没するシーンは圧巻でした。

番外でツボだったのは、ボンドカー(アストンマーチンDBS)になぜか除細動器が常備してあったこと。ダッシュボードから顔見せしたとき「なんだ、この意味深な小物は。」と思っていたら…。かつてのアストンマーチンだったらお笑い武器搭載が常識でしたが、昨今は救急医療器具なんですねえ。ジギタリス(だったか?)ショットなんかもありましたっけ。ヴェスパーが除細動器のコードをサラッと繋いでボンドを助けちゃったのもスゴイ。普通の人ならあそこで即座に状況を把握できないと思うんですが、凄い勘です。(笑

マティス役のジャンカルロジャンニーニも渋かった。胡散臭いおっさんをやらせたら右に出るものいませんね。(笑
そして個人的に大好きなジュディ・デンチ@M。相変わらずいい味でていました。今回は自宅大公開。寝室凄かった。(笑)ホント、あのオバちゃんに勝る上司はいないですね。傷心のジェイムズにさらりとヴェスパーの本心を諭す辺りなんかグッジョブッでした。Mあってのボンドだなあ。

実は映画が始まる前の予告BOBBYで気持ちが一瞬そっちに飛んじゃったんですが、007本編も十分に引きが強くて楽しめました。ごちそうさまでした。

劇場版「どうぶつの森」 濃いぜ

2006年12月28日 23時57分09秒 | 映画
ニン○ンドーも持っていなければ女児もいない。
そんな私が何でこんな乙女チックメルヘンを映画館で見にゃならんのじゃ。
などと思つつ息子7歳にせがまれて同伴見しました「劇場版どうぶつの森」。
(以下ネタバレにつきご注意ください)


見始めて間もなく「絶対寝る。」と思いました。…できませんでした。_| ̄|○
だって「どうぶつの森」なんて駄菓子みたいにちんまりしたタイトルなのに
ハワイも真っ青なリゾート風海岸や
インディージョーンズも仰け反りそうな洞窟&化石や
未知との遭遇か?っちゅーような宇宙船&宇宙人が次々出てくるんですよ?
しかも濃いキャラクター達が目白押し。流石は任○堂。

主人公「あいちゃん」と犀のサリーちゃんの友情物語もスゴイです。
サリーちゃんはあいちゃんの大親友でしたがデザイナーになる為ある秋の日突然引っ越して森を出て行ってしまいます。あいちゃんガックリ…だって皆知っていたのに自分だけその事を知らされていなかったから。でも間もなくサリーちゃんから手紙が届きます。
曰く、

あいちゃんとのお別れが辛くて絶対泣いちゃう。
新しい門出に涙はイヤだったから黙って引っ越した。

「スゲー自己チュー女。」
私は思わず呟いて隣の息子6歳を見ました。すると…
号泣してる。
なんだか果てしないジェネレーションギャップを感じました。
これが今時の小学校低学年女子が夢見る世界なのか?
息子7歳は一応男子ですが、女子と話題を合わせたい一心で見ていたモヨウ。

ちなみに、私のお気に入りキャラは超ストレートで分かりやすいモグラのリセットさんです。自分が単純で良かったようないけないような…複雑な気分でした。


Xファイルのギャグリール

2006年11月29日 23時43分39秒 | 映画
YouTubeでXファイルのギャグリールを懐かしく見ました。
ギャグリールとは、Bloopersとも言われるドラマ撮影時のNGやおフザケ映像集なんですが、シーズン7、8あたりになると画質も良くて見やすいです。な~んて、今ではネットで簡単に見られるようになったんですねえ。(しみじみ)

思えば、今までXFのBloopersなんてどこからどう回ってきたのか分からない、ダビング繰り返したアダルトビデオも真っ青の、輪郭しか分からないような画質でしか見たことなかったっけ。(笑)それでも当時は楽しかった。ファンだったし。(過去形にするな)

以下、お勧め?Bloopers数点:
シーズン4
GA@スカリーの笑い上戸が快調。DD@モルダーのsmartASSっぷりも見所。
MP@スキナー長官のブラジャー姿は何時見ても笑えます

シーズン5
思えば、これがバンクーバースタッフとのお別れだったんですね。(うう…)
なんだか急にまたDDが憎たらしくなってきた。ダンシングベビーっていましたねえ。
MPとアイリーンとか、なにもかもが懐かしい。

シーズン7パート1
DD@モルダーのミリオネアが…(笑
この頃本編に燃えていなかったせいか、それなり。

シーズン7パート2
スタッフコメントやXF名場面?集。ただただなつかしー。グロがダメな人は見ないこと。

シーズン8
RP@ドゲット特集。微妙に怖くて可笑しい。
その他盛りだくさんです。

なんだかXファイルまた見たくなっちゃったなあ…
って、DVD持ってないじゃん自分!

ファンだったのに!(だから過去形にするなと)

Spiderman 3 予告 解禁!

2006年11月16日 22時36分48秒 | 映画
米国で2007年5月4日公開のスパイダーマン3。
先日予告が解禁(笑)になりました。

Spider-man 3 Trailer Exclusive

サンドマンが…べべべベノムが!!

ああ、早く見たいなあ。(ため息)
毎回思うけど、なんでメリージェーンがダンストなんだろう…
しかもやけに乙女だし。_| ̄|○

解禁といえば、ボジョレーヌーボーが今日解禁でしたね。
まあ…それなりに飲んでます。

デスノート後編 (DEATH NOTE The Last Name)

2006年11月09日 16時26分37秒 | 映画
昨日デスノを観ました。
レディースデーに貰い物の鑑賞券で映画観て微妙に損した気分になる。私は限りなくショ・ミーンです。以下ネタバレ感想。原作を読んでいないので映画だけでの感想です。

のっけから何ですが、実は上映中ずっと吐きそうでした。_| ̄|○
L…可愛くて大好きなんだけど私はウルトラ辛党なのです。抹茶ういろう一本食いのシーンでは思わずポップコーンのバケツを抱きしめてしまいました。

話がそれてすみません。内容ですが、普通に面白かったです。
冒頭でのデスノマニュアル復習にさりげなく加わった新しいルールで思い切りネタが割れてましたが。尺が長かったので途中ちょっぴり退屈しましたけど眠くはなりませんでした。つまり楽しめました。

映画そのものはライトとLの頭脳/心理戦というかトリックの応酬がメインで進んでいきます。そのせいか、全体の印象が人間ドラマに欠けるきらいはありました。でも夜神パパンの鹿賀丈史がそのあたりをフォローしていたような気がします。父親心がしみじみしてて良かった。ラストでそれにちゃっかり乗っかるLも。(笑)

ライト@藤原くんは相変わらず良かったです。なんつうか、己が正義と悪魔の境界をウロウロしている感がよく出ていました。デスノの記憶があろうとなかろうとライトの本質はキラなのかな。死神リュークに見捨てられるくだりでのライトのうろたえっぷりがまたたまりません。(笑)ちょっと可哀相だったけど、あれでライトの思うとおりに事が成ってしまったら問題でしょうから、まあ「出会いがあれば別れもあるさ」という事で。やけに長く持ちこたえる死に際、頑張ってましたね。

L@松山くん。前編のLは単純にエキセントリックというか不気味キャラだったけど、今回はコケたり落ち込んでみたり不審者ぽくなってたりオタク臭を出してみたり死んだりといろんな方面で人間の味がしていて可愛かった。Lの最期も良かったです。夜神パパへの別れの言葉とかワタリの写真とか「眠るように死ぬ」っていうのが。L的美学なのかな。(笑)ってかL、字がヘタだよ。デカイよ。デカイといえば、冒頭の詩織(前編で死亡したライトの彼女)の遺影がデカすぎる。ギャグなんでしょうか。

ギャグといえば、あの監禁シーン。ヤバイです。思わず声出して笑いそうになりました。さくらテレビもかなりイッてます。あの局関係者だけ磁場の影響受けたように昼ドラ体質なんですねえ。あと、「恋する死神」っていうのが…なんともメルヘンで。(汗)でもアレがないとミサミサのところにノートが来ないし、キラの作戦も成り立たないのでしょうがないです。個人的に悪魔や死神って自分が直接手を下さないほうがクールだと思うのですが、デスノでは殺す死神がまかり通っていて、それが意外で面白かったかな。リュークがチェクメイト!ですもんね。(笑)

あ、そういえばLの本名が結局分からなかった。もしかしてまんまL?原作では出てくるのでしょうか?